ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

目からウロコ

2008-10-10 09:37:54 | 日記・エッセイ・コラム

目には目を、目の上の瘤、目に物見せる、目の敵
目の黒いうち、眼を疑う、目を掛ける、目を盗む
目の付け所、目が肥える、目利き、目くじら、目くばせ
目ざわり、目こぼし、 目ざとい・・・・・・etc

今日、10月10日は目の記念日。
目に関する言葉を思いつくままに挙げてみたら
こんなにもあった。まだまだ沢山あるとおもうが。

〈 オレの目を見ろなんにも言うな 〉
この暗黙の了解が日本人の美徳でもあり
〈 目は口ほどに物を言う 〉
歌舞伎のあの大げさな見得にしても
目によって言外の言をいかに伝えられるかが重要とされる。
いわゆる目ぢからである。
以心伝心・・・・・真正面から向き合うことで
僅かな目の色や動きに心の奥が読み取れた。

やかましく言われなくとも、
母親にギロッと睨みつけられたら子どもらはしゅんとした。
恋人のはにかんだ眼差しに総てを理解した。
巧言をもって上目遣いに近づく者には用心した。

若者は年寄りをエーリアンと呼び
年寄りは若者を新人類と呼んで
コミニュケーションの疎遠が拡がっているが
もっと近くに寄って、正面から目を見つめ合えば
思いは同じであることに気づくことだろうに。

自分の目、相手の目を大切にしよう!

     
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