ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

東京がきれい

2008-10-19 11:00:55 | 日記・エッセイ・コラム

先日、久しぶりに上京したが
首都高速道も東名道もがら空きであった。
秋晴れの、しかも花の金曜日だというのに
往き帰りとも渋滞にあう事がなかった。

株価暴落、オイル高騰のあおりだろうか?
いつもこうなら、上京するのも決して億劫ではないのだが。
確かにこの頃、東京は一段ときれいになっている。
かつてのように、光化学スモッグで目がちかちかすることもなく
ウォーターフロントとして水辺で遊べるほど
川の流れもきれいになった。
これは個々人の意識もさることながら
やはり行政の努力によるものだろうと思う。

哀しいかな、
人間の本質は公共心よりも利己心のほうが勝ってしまう。
その自我を抑えるには残念ながら
規制や法律が必要になってくるわけで
本来、家庭の中で躾られればそれが一番いい。
今はまだまだゴミ大国「日本」である。
学校に入るまでに公徳心をきちんと身につけることができたら
将来、名実ともに「美しい日本」の創生が可能になる。

なにも手を加えない山河の美しさもいいが
人間の手による造形美も亦いいものである。

暑い日だったが,、素直に
東京をきれいだと思った。
それから、1300円の和定食ランチにさえも誠実さが見て取れて
なんとも気分のいい一日であった。

    
 晩秋の首都そこはかと暮れゐたる