ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

真夜中の読書

2012-03-22 20:06:07 | 日記・エッセイ・コラム

今頃になって
草野心平と立原道造をもういちど読んでみたくなり
3冊をネットで注文する。

一人、離れで寝るようになってから読書が増えた。
仰向けのまま2時間ほど読むと
都合良く眠くなってくる。
かつては毎晩睡眠薬の世話になったが
今は一切必要ない。

しかし、ぶ厚く重い本はだめ、
腕が疲れるのでなるべく軽いものがいい。
心に響くフレーズに出会ったりすると
そこからイメージが膨らみ
真夜中に一編の詩が生まれることもある。

ただし風の強い晩は困る。
まわりの窓ガラスが騒々しく
誰か押し込んでくるのでは・・・・と
身構えることも。
(木造の建てつけが悪いのであちこち隙間風)

もはや読書どころではなく頭から蒲団を被り
嵐をやり過ごす。
元来ぼくは暗闇が怖いので
枕元の灯りは点けっぱなしにしておく。

 逃げてきて春の嵐に出遭ふとは


不良

2012-03-19 12:22:24 | 日記・エッセイ・コラム

記憶力の減退、体力の減退、気力の減退。
誰にでもいつかはやってくる変化。

25歳を以降に
毎日10万個の脳細胞が滅びるというから 
古希にむかい記憶の喪失も相当なものであろう。

ものを書いていて
この頃頻繁に言葉に詰まることがある。
それも決して難しい言葉ではなく 
日常あたりまえに使われている言葉がかくれんぼ。
いらいらむらむらしてくるが仕方ない。

でも心配はしていない。
脳細胞は100億個あるので
まだまだ80億個も残っている。

 
体力の減退・・・・
自動車だって20万キロも走ればあちこちガタがきて 
修理に金が掛かるようになる。
人間だって同じこと。仕方ない。

 
厄介なのは気力の減退・・・・・
これは仕方ないではすまない。
放っておいたらどんどん落ち込んで 
終いには「うつ」に陥る。
家族を不幸にさせる。

そうならないように老人は少々不良であるほうがいい。

さて、老人の不良とは・・・・・?

 春一番セシウムなんぞ飛んでゆけ


お彼岸に

2012-03-18 14:22:18 | 日記・エッセイ・コラム

ご先祖たちを乗せて 彼岸からやってくる春の雨。
やわらかく、ささやかに降る。

団子を供えよう。木の子飯を上げよう。
お酒もすこし。

ぼくのときは団子はいらない。お酒もいらない。
ほんの少々豚肉のしょうが焼があればいい。

神戸四興樓の豚まんを
女房はすっかり気に入ってまた注文する(20個)。

そう、彼女のときは豚まんを供えてやろうか。

親類の仏壇にコロッケを供えたら 
帰りがけに舟和の芋ようかんを戴いた。
エビタイ・・・・
これも彼岸のせいだろうか。

暑い寒いも彼岸まで・・・・
これからは暖かくなるはず。
南方系のぼくには暖かくないと困る。


追いぬかれて

2012-03-16 11:44:00 | 日記・エッセイ・コラム

         ポエム 追いぬかれて 

     ザッ ザッ ザッ ザッ

     せわしく追いかけてくる

     ふりむいても何もない

     ザッ ザッ ザッ ザッ

     せなかにさむけがして

     何者かが

     わたしを突きぬける

     ザッ ザッ ザッ ザッ

     遠ざかる黒い影

     ああ、

     あれが時間か・・・・・


大発見

2012-03-14 11:20:24 | 日記・エッセイ・コラム

一千万年前のクジラの化石が発見された。
鬼怒川の河川敷内で全長8メートル
一頭分がそっくり原型のままというから驚き!

発見者は地元29歳の調理師さん。
小学2年生から趣味で化石集めをしていたという。
殊に考古学の分野では
学者や専門家ではなく素人による発見が
世界的大発見となることがままあるが
これはまた大変な大発見である。

約五百万年前にヒトとチンパンジーが分化した頃で
それより更に更に大昔のクジラである。

ぼくらも子どもの頃
荒川のほとりで貝塚を崩しては
小さな化石に興奮したものである。
ずっと続けていたらもしやE・T(宇宙人)の化石など
なにか大発見に繋がっていたかも・・・・・

節電を説きながらもまた余計な電気製品を
買ってしまった。
ネッスルのコーヒーマシーン。
・・・・・今朝はカプチーノ。

          
春眠やここに居るよと声のして