昨日の金蘭,銀蘭に続き,今日の題目は紫蘭(シラン)と海老根蘭(エビネラン)です。
両者とも花壇の花としても見られますが,もともとは野生の日本の蘭なのです。
金蘭の花色は,実際は黄色,銀蘭は白色なのですが,
紫蘭は文字通り鮮やかな紫,赤紫色の花が咲きます。
紫蘭は,蘭にしてはとても栽培しやすく,繁殖力も高く,
5月の今頃になると,庭の片隅,道路の端などによく認められます。
群生して咲いていることが多いですが,花色が原色すぎるからなのか,
あまりにも多く咲いているからでしょうか,あまりきれいに思えません。
しかし,アップにしてみるととてもきれいな花なのです(写真上)。
写真下,黄エビネ,実家の庭に咲いていました。
3,4年前,母が知り合いからもらって植えておいたもののようです。
毎年増えているとのことです。
この蘭も比較的栽培しやすいようです。
黄エビネは普通のエビネに比べ大型で,花も大きめで,
ちょっと目はキンランに似ています。
エビネ類も,自生のものは乱獲等によりきわめて減少しているそうです。