
高らかに鳥の鳴き声が響き渡っていました。
声の主はどこかと見渡してみると,
遠くの木の天辺に小鳥が一羽,
シルエットで見えます。

望遠レンズで覗いてみると,
この姿はモズです。
秋早々のモズの高鳴きだったようです。

これ以上近づくこともできないので,
逆光下,シルエットでモズの姿を遠くに写して,
すぐ横に眼をやると,カマキリが一匹,
木の枝にじっとしていました。
カマキリは獲物を捕るため,擬態をしますが,
このカマキリは木の枝あるいは花,
どちらになりすましているのでしょうか。

オオカマキリと思いますが,
全身緑色のものと,この写真のように茶色のものがいます。
住む環境に同化して色が変わるのが擬態です。
肉食系が共通点であるモズとカマキリですが,
いわゆるモズの「はやにえ」に,
カマキリが餌食にされる関係でもあります。
高らかにモズ鳴く空や青き空