
ホトトギスというとホトトギス属全般をいうこともありますが,
ホトトギスには種類が多くあり,
一般にはホトトギスというと
白地に紫色の斑点がたくさん見られるこの花を指します。

本州の関東より以西の山野の日陰などに自生するユリ科の多年草,
花弁の斑点が鳥のホトトギス腹部の斑点に似ているので
ホトトギスの名がつけられています。
鳥のホトトギスは漢字で杜鵑と書きますが,
草のホトトギスは区別するため杜鵑草と表現されます。
野趣味があり,栽培もされています。
(稲城中央公園の林間地にて,10/21)


白花杜鵑草(シロバナホトトギス),
突然変異により色素が抜けたホトトギスです。
完全自生のものはほとんどないようです。

ホトトギスの名の由来であり,
特徴でもある斑点模様のないホトトギスです。
ほぼ純白に近い白花が整然と並んで咲いています。
(稲城城山公園の林間地にて,10/14)