稲城上谷戸親水公園の小さな流れ,
その岸辺を秋の草の花や赤とんぼを探しながら歩いていると,
不意にカワセミが飛び立ち,
前方の草陰に着地したように見えました。
レンズを構えて,静かに近寄ってみると,
石の上にちょこんとカワセミがとまっていました。
ここはコンクリートなどの人工物も
可能なかぎり川のそばから排除され,
そして川に沿って遊歩道が造られ,
カワセミとは地続き,カワセミと同じ目線となります。
それだけに近寄りすぎると逃げられてしまいます。
より近くで迫力のある姿を撮りたいのですが,
何回も逃げられた経験をもとに,欲張らず,適当な距離を保ち,
草陰からシャッターを押してみました。
嘴が黒一色,雄鳥のようです。
姿勢を低くして,石の上から水中の獲物を狙っている様子です。
500mに足りない水路ですけど,
ここを縄張りにしているカワセミが少なくとも2羽はいるようです。
こちらも不意に姿を現し,
日陰の石の上にとまったカワセミ,
下嘴にオレンジ色が確認できます。
こちらは雌のようです。
翡翠や葉陰に散りし瑠璃の色