行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

トラフシジミ夏型、春型との比較

2020-07-12 20:00:49 | 昆虫
6月23日の散歩道、
山のリョウブが真っ白な花を開きはじめていました。
そして、そのリョウブにトラフシジミが吸蜜に来ていました。
新鮮なリョウブの花とトラフシジミ(夏型)の両方が撮れました。


トラフシジミ夏型。
夏型は6~8月に出現しますが、
数はそう多くなく、筆者は毎年、1年に1~2度程度遭遇するだけです。


市街地や都心でも全くいないということはないようですが、
低山地や渓流沿い、二次林などに多く見られます。
春型に比べ夏型は模様がはっきりしなく、色合いはやや見劣りします。


リョウブ。
リョウブ科の落葉小高木、若葉は山菜とされ、庭木としても使われます。
昔は飢饉のときの救荒植物として植えられたそうで、
現在でも「令法飯」などとして食べる習慣があるようです。


リョウブの花、開花は6~8月、
枝先の円錐形総状花序に多数の花をつけ、よく目立ちます。
花弁は白く5裂。


トラフシジミ、夏型は毎年どこかで見るのですが、
春型にはめったに遭遇しません。
写真上、2年前の4月10日、ヤマコウバシの花に偶然見つけた春型。


春型の翅裏は白~明灰色と暗灰色の明確な縞模様が見られます。
この翅裏の縞模様からトラフと名が付いたようです。
コメント
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