行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ノビル、カワラサイコ、テリハノイバラ

2023-08-04 20:00:43 | 花,植物
5月24日の多摩川の河川敷にて、
ノビルに花がつき、
カワラサイコ、テリハノイバラ、コゴメバオトギリも花をつけていました。


土手下の河川敷細道に、
間もなく開きそうな蕾のノビルを見つけました。


河川敷にはたくさんあるノビル、
咲いているものもあるはずと、
マクロレンズに交換して、細道を進んで見ました。


花数も適当で写真映えしそうなノビルを見つけました。
ノビルはヒガンバナ科ネギ属の多年草、
地下にできる球根と葉は食べられ、春の山菜です。
5~6月、花茎の先に淡紅紫色の花を散形状に多数つけます。
花被片は4〜5mmと小さいですが、けっこう美しい花です。


ふたつ並んで咲いていたのでレンズを向けて見ましたが、
散形状、花が四方八方向いている満開のノビル、なかなかうまく撮れません。
このノビル、花をつけるものは少なく、
多くは花序に珠芽(むかご)だけがつくか、花をつけないようです。


同じ河川敷にカワラサイコ(河原柴胡)の黄色の花が咲いていました。
バラ科キジムシロ属の多年草、
河川敷や海岸部の乾き気味の砂地などに見られます。
生える場所も限られ、個体数は多くなく、絶滅危惧種に評価されているようです。


テリハノイバラ(照葉野茨)。
バラ科バラ属の常緑つる性低木です。
花期は6 ~7月、枝の先端に径2~3cm の白色の5弁花を複数つけます。
ノバラの一つ、代表的ノバラにはノイバラがありますが、
テリハノイバラは葉が小さく、艶があること、
花数が少なくて、花が大きいことで区別がつきます。


オトギリソウ科コゴメバオトギリ。
埋立地や河川敷などに多く見られる、ヨーロッパ原産の帰化植物です。
名のとおり葉が小さく、長さ1〜1.5cmの葉が規則正しく展開します。


花期は5〜7月、直径2cm弱の黄色の花を次々と咲かせます。
花弁の縁には1列に黒点が見られます。
コメント
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