6月中旬の野道に、
ヨウシュヤマゴボウ、ヤブガラシ、ヒヨドリジョウゴそしてタケニグサ。
よく見れば魅力的な蔓草の花、大草の花を写しました。

ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)、
ヤマゴボウ属の多年生草本、大きいものは高さが 2mほどに成長し、
6~7月、枝先に花穂を伸ばし、薄紅色の小花をたくさんつけます。
雌しべは大きな緑色で雄しべが薄紅色、よく見るとけっこう美しい花です。

花後は花穂は果穂となって垂れ下がり、
果実は初秋に黒紫色に熟します。
熟した果実は潰すと赤紫色の果汁が出てきます。
この果汁強い染料になります。
洋種の名がありますが、北アメリカ原産の帰化植物、
市街地の空き地や造成地などに繁殖しています。

望遠マクロでヤブガラシ(薮枯)の花を写しました。
ブドウ科ヤブガラシ属のつる性多年草、どこにでも見られる雑草です。
花期は6~8月、葉腋から伸びた花柄に集散花序をつけ、
淡緑色の小花を徐々に咲かせていきます。
咲きはじめの花は花弁4枚と雄蕊が4本に未発達の雌蕊が1本のいわば雄性期。
しかし、開花後半日ほどで花弁と雄蕊が散り、
雌蕊が発達して中央に直立した雌性期の花になります。
上写真のヤブガラシの花序、撮影は6月14日の13時過ぎ、
雄性期と雌性期の花が同居しているのが撮れました。

雌性期になると、雌蕊は発達し長く伸び、花盤の橙色も濃くなります。
この花盤は蜜が豊富で、蜂や蝶などの昆虫がよく吸蜜に集まります。

今年は5月から気温が高いせいでしょうか、
6月14日、ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)がもう花をつけていました。
ナス科ナス属の多年生草本、一般に花期は8~9月と記されています。

ヒヨドリジョウゴの花、
花冠は白色で深く5裂し、大きく外に反り返り、
花冠裂片の基部に緑色の腺体が見られます。
この緑色の斑がこの花の見どころです。

タケニグサ(竹似草)が花(蕾)をつけていました。
日当たりのよい荒地や道ばたなどによく見られ、
成長すると高さ1~2m、中には3mに育つ株のある大型のケシ科の多年生草本です。

花期は7〜8月頃、
茎の先に大きな円錐花序をつくり、白い花を多数つけます。
花には花弁はなく、開くと多数の雄しべが現れます。
ヨウシュヤマゴボウ、ヤブガラシ、ヒヨドリジョウゴそしてタケニグサ。
よく見れば魅力的な蔓草の花、大草の花を写しました。

ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)、
ヤマゴボウ属の多年生草本、大きいものは高さが 2mほどに成長し、
6~7月、枝先に花穂を伸ばし、薄紅色の小花をたくさんつけます。
雌しべは大きな緑色で雄しべが薄紅色、よく見るとけっこう美しい花です。

花後は花穂は果穂となって垂れ下がり、
果実は初秋に黒紫色に熟します。
熟した果実は潰すと赤紫色の果汁が出てきます。
この果汁強い染料になります。
洋種の名がありますが、北アメリカ原産の帰化植物、
市街地の空き地や造成地などに繁殖しています。

望遠マクロでヤブガラシ(薮枯)の花を写しました。
ブドウ科ヤブガラシ属のつる性多年草、どこにでも見られる雑草です。
花期は6~8月、葉腋から伸びた花柄に集散花序をつけ、
淡緑色の小花を徐々に咲かせていきます。
咲きはじめの花は花弁4枚と雄蕊が4本に未発達の雌蕊が1本のいわば雄性期。
しかし、開花後半日ほどで花弁と雄蕊が散り、
雌蕊が発達して中央に直立した雌性期の花になります。
上写真のヤブガラシの花序、撮影は6月14日の13時過ぎ、
雄性期と雌性期の花が同居しているのが撮れました。

雌性期になると、雌蕊は発達し長く伸び、花盤の橙色も濃くなります。
この花盤は蜜が豊富で、蜂や蝶などの昆虫がよく吸蜜に集まります。

今年は5月から気温が高いせいでしょうか、
6月14日、ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)がもう花をつけていました。
ナス科ナス属の多年生草本、一般に花期は8~9月と記されています。

ヒヨドリジョウゴの花、
花冠は白色で深く5裂し、大きく外に反り返り、
花冠裂片の基部に緑色の腺体が見られます。
この緑色の斑がこの花の見どころです。

タケニグサ(竹似草)が花(蕾)をつけていました。
日当たりのよい荒地や道ばたなどによく見られ、
成長すると高さ1~2m、中には3mに育つ株のある大型のケシ科の多年生草本です。

花期は7〜8月頃、
茎の先に大きな円錐花序をつくり、白い花を多数つけます。
花には花弁はなく、開くと多数の雄しべが現れます。