行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

栗の花とベニカミキリ

2023-08-19 20:00:00 | 花と虫
6月3日の散歩道、
ところどころに栗の花の独特の匂いがしていました。


前日からの雨も上がり、
この日は青空と白雲のきれいな、
8月の今に思うと過ごしやすい初夏の日でした。


栗畑の栗の木には栗の雄花が咲き出し、
独特の匂いもしてきました。


畑の栗の木に近づいて見ると、
黄白の雄花の中に赤いカミキリムシを見つけました。
前胸、上翅が赤色で前胸には黒紋が見られるカミキリムシ、
ベニカミキリです。


ベニカミキリは栗の花によく集まります。
昨年は集団でいるのを見ましたが、この日は一匹だけ、
注意深く、さらにレンズを近づけましたが、飛んで逃げられてしまいました。
ベニカミキリはよく飛ぶカミキリムシなのです。
晴れの日だと、青空に赤い翅が映り、きれいな飛翔姿です。


頂上付近の葉にムシヒキアブの一種がとまっていたので、
青空を背景にして一枚。
栗の木は雌雄異花、同じ木に雄花と雌花がつきます。
圧倒的に雄花が多く、たくさんの房状花序をつけ、
それぞれにたくさんの雄花がつきます。


雄花の盛りが過ぎた6月8日、
栗の木に近づき、雌花を探して見ました。
雄花が多いとなかなか雌花が見えづらいのです。


雌花の多くは、花序の基部に隠れるようにひっそりと咲きます。
大きさは5mmほど、小さな球形です。
この雌花が受粉し成長すると毬栗(いがぐり)になります。
コメント
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