行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

水仙と土筆

2010-03-21 21:14:19 | Weblog




崖の渕に白水仙が一株だけぽつんと咲いていました。

よく見ますと,そのすぐ前,「水仙さん初めまして」とでも
あいさつしているように土筆が一つ顔を出していました(3/14)。
多分,地上に現れたばかりの土筆に思えます。

土筆はシダ類トクサ科スギナの胞子茎,
トクサは今から5億年前の時代から地球にあった植物のようです。
その親類の土筆もきっと何億年前から
毎年,春になると土から顔を出していたのでしょう。

写真下,このところの暖かい陽気により,
この1週間にたくさんの土筆が顔を出したようです(3/20)。


春日向土筆が一つ顔出し
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冬眠明けのキタテハ蝶

2010-03-20 23:04:28 | Weblog
とても暖かかった3月14日の日曜日,
水辺の道を2匹のキタテハが絡み合いながら,
飛んだり,とまったりしていました。
それぞれ翅が傷んでいます。越冬していたものが,
あまりの陽気につられて,出てきたと思われます。
写真は相手に逃げられ,ミネラルの補給でもしているのでしようか,
それとも急な運動で疲れた体を休めているのでしょうか,
土にとまった多分オスのキタテハです。
橙色の濃い,キタテハの晩秋型といわれる翅色をしています。
間違いなく,冬眠明けのキタテハと思われます。
当日,写真には撮れませんでしたが,
キチョウ(黄蝶)がふらふらと飛んでいるのもみました。
キチョウも越冬をする蝶です。
これも陽気につられて出てきた冬眠明けのものと思われます。

蝶は卵,幼虫あるいは蛹で越冬するものと思っていましたが,
成虫で冬を越す種類の蝶も多くあるようです。

春風や目覚めの蝶のゆらゆらと
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雲雀(ヒバリ)

2010-03-19 23:39:51 | Weblog

分譲が終り,家が建ち始めた土地,
長い間,時々,雉などもみることができた野原でありました。
春になると雲雀が舞い昇り,
見えないほど上空でピーチクパーチクと鳴いていました。

久しぶりの好天に恵まれた3月13日の土曜日,
その野原の上空から,今年もピーチクパーチクと雲雀の鳴声が聞こえます。
今年は柵も取り払われ,野原に入れます。
出かける途中でしたが,ちょっと寄り道,野原に入ってみました。
いました雲雀が一羽,ちょうど飛んで来て,地面にとまったところです。
なにもない野原です。あまり近づくと逃げられそうです。
少し,遠くからですが,雲雀の姿を撮ってみました。

ヒバリはスズメ目ヒバリ科の小鳥,
春を告げる鳥として,世界中で親しまれているそうです。
上空で鳴くのは雄で,カップルの縄張り宣言とのことです。
すると,この野原には巣があり,やがて卵が生まれると思われます。
間もなく,この地にはつぎつぎと家が建てられていきます。
無事に雛が巣立ちできるか少し心配です。

青空や鳴くのがうれし揚雲雀
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不忍池にユリカモメ

2010-03-18 22:23:46 | Weblog
 オナガガモとキンクロハジロ


カモメは海,あるいは海に続く河口にいるものと思っていましたが,
上野の不忍池にユリカモメがたくさん飛来していました。
不忍池は海からそう遠くはないといえ,都会にある淡水の池です。
陸地を何キロか,そしてビルの上を飛び越えて池に来たものと思われます。
ユリカモメが不忍池にいる。意外でした。
撒き餌をする人が多分いるのでしょう。
それを目当てに集まるのかもしれません。

等伯展のあと,わずかな時間,池に寄ってみただけですが,
不忍池にはユリカモメ以外にもたくさんの水鳥がいました。
キンクロハジロ,オナガガモ,川鵜,ゴイサギの姿が確認できました。

不思議なり上野の池の群れ鴎


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上野公園の寒桜

2010-03-17 23:02:45 | Weblog



写真は上野公園の噴水池前の寒緋桜,
誠に鮮やかな緋色です。
あまりにも見事な色にシャッターを押してみました。
背景の樹木にとてもよく映えています(3/13)。

毎年花見でにぎ会う並木道の染井吉野も蕾がだいぶ膨らみ,
枝の周囲はほのかに色づいているように感じました。
道の両端には夜桜見物のためのぼんぼりもすでに飾られており,
あとは開花を待つだけのようです。

しかし,上野の森に鴉が多いのにはびっくりです。
人通りの多い道路脇にもよくおり,
近づくとバサッと飛び立ち,びっくりさせられます。
等泊展を観たあと,国立博物館の日本庭園に,
小鳥を探しに足を踏み入れてみましたが,
いるのは鴉ばかりです。群をなして飛び立つのを見ると,
なぜか,ヒチコックの映画を思い出し,恐ろしく感じました。

花時雨上野の森は鴉鳴く
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香を嗅ぐ人

2010-03-16 21:26:40 | Weblog
 沈丁花白花のアップ


甘美な沈丁花の香りが本格的な春の到来を告げています。

写真上は国立西洋美術館の庭,
ロダンの「考える人」の像の横に白い沈丁花が香りを放ち,咲いていました。
「考える人」が「香を嗅ぐ人」に見えました。

写真下は沈丁花白花のアップ,
小さな花ですが,拡大してみますと豪華に思えます。

微風に香り足したり沈丁花

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国立博物館からの東京スカイツリー

2010-03-15 22:11:06 | Weblog
 自転車で来る人もいる等伯展


13日の土曜日,上野の東京国立博物館で催されている
長谷川等伯特別展へ行って見ました。
没後400年を記念して,国宝の「松林図屏風」をはじめ,
現存の等伯作品のほとんどを集めての展覧会のようです。
このところテレビなどでも等伯のことを取り上げた番組がいくつか組まれており,
そのせいもあるのでしょう,かなりの人が訪れていました。
当日は長蛇の列を並び,40分待ちでの入場になりました。
写真は並んでいる間,国立博物館の本館と平成館の
隙間にちょうど見えた建築途中の東京スカイツリーです。
現在310mほどにまで伸びているようです。
来年の12月,完成時には高さはこの2倍の634mにもなるそうです。
そのときは,クラシックな本館との対比がおもしろく,
この隙間からの眺めが絵になるかもしれません。

摩天楼上野の森も春途上
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蕗の薹,蕗の花

2010-03-14 14:46:31 | Weblog


春山菜の代表に挙げられる蕗の薹,
地面から出たて,上の写真(2/28)ぐらいのものが食べごろでしょうか。
天ぷら,蕗の薹味噌などがよく知られている料理法のようです。

蕗はキク科の植物で,栽培もされ,茎,葉柄などを野菜として食べますが,
蕗の字が表すように,元来は路の草,
路端,川の辺,野山などの比較的湿った場所を好み自生をしている山菜であります。
蕗の薹はその蕗の花芽になります。
少し成長すると下の写真(3/14)のような花になります。
確かに,キク科の花です。
写真はいずれも自宅付近にて,
去年と同じ場所に芽を出していました。

変われども今年も萌黄蕗の薹
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福寿草

2010-03-13 21:22:40 | Weblog



春を告げる花,福寿草が,
落ち葉の中から顔を出し,花を付けていました。
落ち葉の中に花があるのが,福寿草らしくいい景色です。
福寿草はキンポウゲ科の多年草,
光や温度に非常に敏感で,日がかげるとすぐに花が萎み,
再び日があたると花が開くのだそうです。
寒い中に咲くので,花の中が冷えないようにする調節機能のようです。
写真上,わずかしか日の当りそうもない山の影地にあり,
曇りのこの日,蕾のままの福寿草です(2/28)。

写真下は久しぶりの好天になった本日3月13日,
上の福寿草の場所に行って見ました。
花が開いていました。

元日草とも呼ばれ,正月に咲く花とされていますが,
それは旧正月のことで,
露地の福寿草は2月中旬から3月に花を咲かせます。

木漏れ日の腐葉の隙や福寿草
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椋鳥

2010-03-12 22:02:39 | Weblog



ムクドリはヒヨドリと並んで,スズメ,カラスに次いで多く見られる野鳥,。
昼間は十数羽の小群で行動をしていますが,
特に冬の時期は,夜になると大群を形成し,
都会の街路樹などに集まり,
鳴き声による騒音,糞害などの公害を引き起こし問題となっています。
椋鳥の名は椋の実を好んで食べることから名付けられましたが,
木の実から虫,何でも食べる雑食性であり,
泥,土の中に嘴をつっこんでミミズなども食べるようです。
羽色もグレーで汚く見え,上記のようなこともあり,
存在を認めても,レンズを向けるのをなんとなく敬遠していた椋鳥です。

先日,200mmの望遠ズームを300mmに少しグレードアップしました。
散歩がてらに,小鳥を撮るのに,
200mmでは足りないことが多いというのが大きな理由です。
本格的に鳥を撮るのなら,大砲のような500,600mmのレンズに
三脚ということになり,300mmでも不十分と思いますが,
散歩がてら,旅行がてらに,鳥以外の対象も含めて,
手軽に撮るのが目的であり,
重さ,操作性,経済を考慮した結果,
70~300mmの望遠ズームの選択になりました。

さっそく,そのレンズを持ち出し,外に出て見ました。
その日は曇天の寒い日,なかなか小鳥には出会いません。
やっと,出会ったのが椋鳥,
数羽が土手の傾斜地に舞い降り,早足で土手を降りてきます。
まるで滑降の早さを競争しているようです(写真上)。
こうやって写真でみますと,3羽の椋鳥ですが,
顔つき,表情がそれぞれに異なりおもしろく思えます。
眼が大きく,どこか人間の顔にも似ているように思えます。
椋鳥,毛色がそれぞれ微妙に違い,個体差があり,
表情のあるおもしろい鳥のように思えてきました。

写真下,電線にとまっていた椋鳥,こちらは一匹で寂しそうに見えます。
直前に土の中の餌を探っていたと思われ,
特徴である橙色の嘴が土で汚れています。

どの顔も消し炭ごとく椋鳥(むく)群れる
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