![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/73/e4fdf05844553eaca141c3c1f6171a0d.jpg)
俳句で春の季語に「山笑う」というのがあります。
中国の「臥遊録」にある「春山は淡治にして笑うが如く,
夏山蒼翠にして滴(したた)るが如く,
秋山明浄にして粧(よそお)うが如く、
冬山惨淡にして眠るが如し」という文章が基になっているそうです。
春山の花咲き,芽吹きにかすみ,生気にあふれだす様をこう表現するようです。
ちなみに夏は山滴る。秋は山粧う。
冬は山眠るという季語があります。
日本語らしく奥行きのあるすばらしい表現に思えます。
写真(3/26),読売ランド付近の山です。
ぼんやり霞んだ山の木々の様子はまさしく春を思わせます。
山の笑い顔を望遠レンズで切り取ってみました。
たちまちに多摩の地の山笑いけり