行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

百日草

2012-10-21 18:46:44 | 花,植物



10月も半ばになるというのに,
さすが百日草(ヒャクニチソウ)の名のとおりです。
まだまだ盛りとばかりに
花を咲かせていました(10/13)。


この日は快晴の秋日和,
日中は温度も上がり,汗ばむほどの陽気です。
アゲハチョウが元気に
花の蜜を吸いに来ていました。


しかし,この蝶,翅の傷みもなく,鱗粉も豊富です。
まだ若いように思います。
しかし,温度が低くい日は活動ができません。
このように花の蜜を吸えるのも後何日あるのでしょうか。
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アレチウリ(荒地瓜)

2012-10-20 22:42:33 | 花,植物

多摩川の河川敷で見つけた
小さな薄緑色の初めて見るような気がする蔓草の花,
なんの花だろうと,
調べてみるとアレチウリ(荒地瓜)でした。
黄色はコセンダングサの花,
花の大きさはコセンダングサにほぼ同じです。


アレチウリ(荒地瓜),
昭和27年に静岡県で初めて発見されましたが,
成長,繁殖力が強く,
今や本州以南の全国に広がり分布しています。
特定外来生物にも指定されている
駆除が困難なこまった草でもあります。
北アメリカ原産,輸入大豆にまぎれて
種が持ち込まれたといわれています。


花がおもしろいのでいろいろ写して見ました。
この草にも雄花,雌花があるようです。
上2つが雄花,すぐ上が雌花と思われます。


草の全景を写して見ました。
葉の形は名のとおりウリ科です。
防除には見つけたらこまめに抜くのが一番とのことですが,
地に落ちた実を鳥が食べ,
糞に混ざった種が繁殖地域を広げていくようです。
河川敷といえどもこんなに多く生えていては,
拡大するのを防ぐのはなかなか難しいように思われます。
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センダングサの仲間

2012-10-19 22:12:09 | 花,植物
センダン(栴檀)の葉に似ている葉を持つからセンダングサ,
その本家のセンダングサは希少植物となり,
なかなか見ることができませんが,
その仲間であるコセンダングサ,アメリカセンダングサは
9月下旬から10月,よく目にする野の花です。


久しぶりに散歩した多摩川の河川敷,
セイタカアワダチソウにススキ
そしてコセンダングサがこの時期の三大勢力,
いたるところに舌状花のない
小さなコセンダングサの花が見られました(10/14)。


コセンダングサ(小栴檀草),
世界中に広く分布するキク科センダングサ属の一年草,
道端や空き地などいろいろな場所に見られます。


花とともに早くも実(種)をつけているものもありました。
この種くっつき虫の一つ,
11月ごろ草藪の中に入ると,
必ずといっていいほどこの種がズボンについてきます。


アメリカセンダングサ,
コセンダングサとともに帰化植物なのですが,
最近は,コセンダングサに押され少なくなってきているとのことです。
しかし,ここ上谷戸親水公園では,
アメリカセンダングサのほうがかなり多く見られました。


これも舌状花のない花をつけますが,
葉状の総苞が四方に開き,
緑の花びらのように見えます。
これがコセンダングサとの見分け方です。


これもセンダングサの仲間,
シロバナセンダングサあるいは
アワユキセンダングサと呼ばれるものと思われます。
花壇の片隅に植えられていました。
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紫苑(シオン)と秋の野芥子(アキノノゲシ)

2012-10-18 22:14:31 | 花,植物
シオンとアキノノゲシ,
初秋から仲秋に咲くキク科の植物,
1mから2m近くに伸びる大きな草丈もよく似ています。
この花たちを見ると本格的な秋の訪れを感じます。


紫苑と書いてシオン,
その名のとおりの薄紫色の一重の花を密集させて咲かせます。
一つ一つを見ても,まとまって咲く姿を見ても美しい花です。


そんな紫苑ですが,
鬼の醜草(オニノシコグサ)という別称があります。
美しいのに醜いと名がつけられています。
観賞用にはあまりにも草丈が高いからでしょうか。
一部自生のものもあるようですが,
基本的には栽培されています。


春に咲く野芥子に似ていて秋に咲くので,
秋の野芥子です。


秋の野芥子は栽培されることはほとんどなく,
基本的には野の花です。


白から薄黄色の白花タンポポによく似た
野花にしてはきれいな花を
次から次へと咲かせ続けます。
早くもできた綿毛もタンポポのようです。

主なき田舎家あれて紫苑咲く
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色づく木の実 (ゴンズイ,マユミ)

2012-10-17 21:15:27 | 花,植物
秋も本格的となり,木の実が色づき,
眼に付くようになってきました。


ゴンズイ,普段は花も木も地味で
存在すら分からない樹木ですが,
この時期になると,赤と黒の強烈なコントラストの果実ゆえに
とても目立つ存在,インパクトがあり,
見つけるとレンズを向けてみたくなります。


ミツバウツギ科の落葉小高木,
しかし,ゴンズイとは変わった名です。
魚にもゴンズイという名のものがいます。
こいつは食用にならず,役に立たない魚だそうです。
このコンズイの木も材が柔らかく折れやすく,
木材としては役に立たない木,
そこで魚のゴンズイの名がこの木にもつけられたとのことです。


マユミの実も色づいてきました。
こちらは晩秋になると実の外皮のピンク色が割れ,
中から真っ赤な種が顔を覗かせる美しい姿に変わります。
マユミは檀とも真弓とも書き,
木の材質は強く,ゆがみが少なく,
しなりもあり,昔から弓の材料に用いられています。


9月の初旬に載せたヒヨドリジョウゴの花が
果実となっていました。
花もまだ残りそして小さな出来立ての実もあり,
いろいろなステージのものが見られます。

木の実らの日毎色増すそぞろ寒
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若い青鷺

2012-10-16 20:56:56 | 

稲城親水公園の小さな流れ,
上谷戸川に一羽だけで遊んでいたアオサギ,
大きさも小さく,背中が暗い灰色,冠毛もありません。
若鳥のようです。
ゆっくりと流れの中を歩いていました。


人が近づいてもあまり恐れる様子もなく,
歩んでいましたが,
やがて岸に上り,首を伸ばして歩み始めました。
首を伸ばしたのは少し警戒感を抱いたようです。


警戒感を抱かせるのもかわいそうなので,
そこを離れるように遠ざかると,
向こう岸に渡り,今度はリラックスモードでしょうか,
濡れた羽を乾かすように羽繕いを始めました。
アオサギの首はずいぶん伸び縮みするようで,
今度はこんなに短くなりました。


別の日,別の場所でのこれもアオサギの若鳥と思われます。
若いことをまだ青いと表現しますが,
青の名がついても,若くても体色は青ではなく,
灰色のアオサギです。
アオサギの子はもうこの時期(9月)になると,
単独行動をするようです。

青鷺の首長くして歩みたり
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モズとカマキリ

2012-10-15 20:57:35 | 昆虫

高らかに鳥の鳴き声が響き渡っていました。
声の主はどこかと見渡してみると,
遠くの木の天辺に小鳥が一羽,
シルエットで見えます。


望遠レンズで覗いてみると,
この姿はモズです。
秋早々のモズの高鳴きだったようです。


これ以上近づくこともできないので,
逆光下,シルエットでモズの姿を遠くに写して,
すぐ横に眼をやると,カマキリが一匹,
木の枝にじっとしていました。
カマキリは獲物を捕るため,擬態をしますが,
このカマキリは木の枝あるいは花,
どちらになりすましているのでしょうか。


オオカマキリと思いますが,
全身緑色のものと,この写真のように茶色のものがいます。
住む環境に同化して色が変わるのが擬態です。
肉食系が共通点であるモズとカマキリですが,
いわゆるモズの「はやにえ」に,
カマキリが餌食にされる関係でもあります。

高らかにモズ鳴く空や青き空
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秋のカワセミ(葉陰編)

2012-10-14 19:44:15 | 
稲城上谷戸親水公園の小さな流れ,
昨日の秋のカワセミ(草中編)から一週間後,
その遊歩道を歩きだすと,
水上の石にとまっていたと思われるカワセミが
岸辺の林縁の木陰に逃げ込んだように見えました。


そっと近づき,葉陰を探してみると,
葉の緑に隠れて青色と黄色がチラチラと見えます。
その葉陰のカワセミ,写真をよくみると,
ザリガニを銜えているようです。
餌をゲットして,食べようとしていたところに
人の姿を察知して,あわてて木陰に逃げ込んだものと思われます。




場所を少し移動して,何とか全身を捉えることができました。
しかし,ザリガニは飲み込んでしまったのでしょうか,
カワセミの嘴にはなにも見当たりません。
そして,このカワセミ,嘴は黒一色,雄のようです。


小魚もあまりいないこの小さな流れを
縄張りとしていると思われるこのカワセミ,
ザリガニを主食としているようです。
そして,木陰にいることで,安心しているのでしょうか,
かなり近づいてカメラを構えましたが,
逃げずにいてくれました。

翡翠や食餌を嘴(くち)に藪隠れ
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秋のカワセミ(草中編)

2012-10-13 22:23:58 | 

稲城上谷戸親水公園の小さな流れ,
その岸辺を秋の草の花や赤とんぼを探しながら歩いていると,
不意にカワセミが飛び立ち,
前方の草陰に着地したように見えました。
レンズを構えて,静かに近寄ってみると,
石の上にちょこんとカワセミがとまっていました。


ここはコンクリートなどの人工物も
可能なかぎり川のそばから排除され,
そして川に沿って遊歩道が造られ,
カワセミとは地続き,カワセミと同じ目線となります。
それだけに近寄りすぎると逃げられてしまいます。


より近くで迫力のある姿を撮りたいのですが,
何回も逃げられた経験をもとに,欲張らず,適当な距離を保ち,
草陰からシャッターを押してみました。
嘴が黒一色,雄鳥のようです。
姿勢を低くして,石の上から水中の獲物を狙っている様子です。


500mに足りない水路ですけど,
ここを縄張りにしているカワセミが少なくとも2羽はいるようです。
こちらも不意に姿を現し,
日陰の石の上にとまったカワセミ,
下嘴にオレンジ色が確認できます。
こちらは雌のようです。

翡翠や葉陰に散りし瑠璃の色
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山雀(ヤマガラ)どんぐりを食べる

2012-10-12 21:41:01 | 
秋の野に花探しの散歩中,
時々小鳥にも遭遇します。


公園の山道にブナ科の木の実たち,
どんぐりが落ち始めています。
そのどんぐりをすばやく銜えたヤマガラ,
潅木の中に消えました。
気づかれぬように潅木の中を覗いてみると,
ヤマガラが一羽,発達したその足で
潅木の枝にどんぐりをしっかり固定して,
嘴をたてています。


間もなく,どんぐりの皮がはがされ,白い中実が現れてきました。
万力のような強い足力そしてドリルのような嘴です。


一通り中味をほじくり食べて,一休み,
顔をあげ,満足気に周囲を見渡しています。
可愛い顔をしたヤマガラです。


さらにしっかりと足で固定して,
再び,どんぐりをほじくり始めました。
このように,足で小さな木の実を固定して,
嘴で殻を壊してその中味を食べる,
こんな特技のあるヤマガラです。


顔を上げ,今度は反対方向を眺めています。
ヤマガラ君,嘴にどんぐりの白い実をたくさんつけています。
この姿,この眼,
離乳食を始めたばかりの孫の食事姿を思い出してしまいました。

山雀の木の実銜えて隠れたり
山雀のほじる木の実や口の端
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