センダン(栴檀)の葉に似ている葉を持つからセンダングサ,
その本家のセンダングサは希少植物となり,
なかなか見ることができませんが,
その仲間であるコセンダングサ,アメリカセンダングサは
9月下旬から10月,よく目にする野の花です。

久しぶりに散歩した多摩川の河川敷,
セイタカアワダチソウにススキ
そしてコセンダングサがこの時期の三大勢力,
いたるところに舌状花のない
小さなコセンダングサの花が見られました(10/14)。

コセンダングサ(小栴檀草),
世界中に広く分布するキク科センダングサ属の一年草,
道端や空き地などいろいろな場所に見られます。

花とともに早くも実(種)をつけているものもありました。
この種くっつき虫の一つ,
11月ごろ草藪の中に入ると,
必ずといっていいほどこの種がズボンについてきます。

アメリカセンダングサ,
コセンダングサとともに帰化植物なのですが,
最近は,コセンダングサに押され少なくなってきているとのことです。
しかし,ここ上谷戸親水公園では,
アメリカセンダングサのほうがかなり多く見られました。

これも舌状花のない花をつけますが,
葉状の総苞が四方に開き,
緑の花びらのように見えます。
これがコセンダングサとの見分け方です。

これもセンダングサの仲間,
シロバナセンダングサあるいは
アワユキセンダングサと呼ばれるものと思われます。
花壇の片隅に植えられていました。