ツグミそしてその仲間であるシロハラとジョウビタキ,
いずれも日本には,冬に渡ってくる鳥です。
冬の野歩きでは,よく目にする小鳥たちです。
今冬,最初のツグミ目撃は11月25日,
ツグミには珍しく電線に一羽でとまり,
あたりの様子を観察しているようでした。
その日はあいにくの曇天の空で,写真は撮れませんでしたが,
それから3週間後の12月16日,
数羽で群がり,柿の実をつついているツグミたちがいました。
ツグミは1月,2月になると単独行動となり,
平地におり,地上で餌を探しますが,
渡ってきたばかり,
また,木の実などがまだ残るこの時期は林の中や山地の
木の上などで団体行動しをします。
初夏,5月の連休の頃,日本から姿を消すツグミですが,
そのときも規則があるかのように集まり,
集団で北国に渡ります。
そこで夏を過ごし,子孫を増やし,
ちょうど半年して,再び日本に戻ってきたわけです。
腹部の白い鳥はいくらでもいるような気がしますが,
それゆえに白腹と名のあるシロハラです。
大きさ形もツグミによく似ていて,
分類ツグミ科,ツグミの仲間になります。
こちらも夏の間は中国北東部などで過ごします。
集団で見ることはあまりなく,
普通は単独で地中の虫などをほじくりだして餌にしているようです。
写真は今冬初のシロハラ,
珍しく,水の流れにいました。
あわててしまいピントが甘くなってしまいました(12/16)。
ジョウビタキもツグミ科に分類され,ツグミの仲間になります。
やはり,夏期にモンゴルやサハリンなどで繁殖します。
今年は早々と見ることができ,
初見はやはり11月25日,近所の家のアンテナにとまり,
周囲の様子をうかがっていました。
雌のジョウビタキでした。
日本に渡って来て間もなく,縄張り探しをしていたものと思われます。
写真はそれから1週後の12月2日,
散歩中に雌(写真下)雄(上)のジョウビタキを目撃,
この時期,ジョウビタキはまだ人馴れしていなく,
すぐに逃げてしまい,証拠写真になってしまいました。