5月に運命の出逢いを果たした日高くんと私ですが、乙女心を揺すぶるライバルが登場しました。
利尻くんです♥
・・・すみません。ふざけて。そうです。昆布の話です。
相変わらず日高くんのとりこで毎日使っているんですが、この京昆布舗田なかさんの日高昆布を買うときに、「京都の料理屋さんは利尻を使ってる」と言われ、その利尻の姿が袋の上からでもとても素敵だったので、つい買ったんです。
それで、きっとこれでだしをとったら、上品な味のおだしが出るんじゃないかと思って、お吸い物に使ってみることにしました。
いつもよりちょっと大きめ、5×5cmくらいをキッチンバサミで適度な大きさに切り、水につけておきます。
まあ、それでだしをとっていくんですが、ちょっと端を切ってかじったんです。
えっ、やばい。これおいしすぎ。
薄いし、味もあっさりした感じだし、一見存在感薄いんですけど、口に含んでいるうちに主張しはじめて、甘味とともにねっとりした旨みが広がるんです。
1cm角くらいの昆布がです!!はっきり言ってやばいです。
感動と共に食べてしまって、そのあと我慢できず、再び少し切って食べて。・・・もうちょっと・・・と切って食べて・・・。
あかん、こんなことしてたらすぐなくなってしまう・・・と自制心でこらえましたが、ほんとに美味しいんです。
これでとっただし汁、お吸い物などが美味しくないはずがないです!!
いつも、「昆布を使ってます」、「おいしいですよ」、「使ってみませんか」と言ってますけど、同じ日高昆布でも味が全然違うし、まして、利尻昆布と日高を比べると、うーん、ちがうんですね。
家庭の普通の煮物だとかだったら日高昆布のほうがいいんじゃないかな。利尻だとあっさりして上品だから、普段着のおかずじゃなくなってしまう気がするんですけど。
昆布をだしのメインに使い始めてからずいぶん経ちましたけど、こんなふうな使い分けは初めて。昆布も奥が深いです。
ちなみに私、昆布好きと言ってますけど、「酢昆布」??ですか、駄菓子屋にある赤いパッケージの・・・私あれ、苦手なんです。
小さいころもらって食べた記憶がありますが、もう絶対いや!!ということしか覚えていません(泣)。
私には普通のそのままの昆布が合ってるようです。
夏場はおつゆも味噌汁よりおだしのもののほうがさっぱりしていただきやすいし、つい昆布を食べてしまうというリスクを抱えながら、お吸い物もいろいろ作ってみたいと思います。