ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

冬瓜の鶏そぼろあんかけ

2011年07月20日 | ごはん

冬瓜(とうがん)が好きです。

固い皮をむいたら、きれいな白い実が出てきてわたを取って調理。そのままだと淡白というかほとんど何も味がしないけど、おだしで炊くとおつゆを吸い込んでとてもおいしいし、すのもの、塩もみ、おつゆ・・・などなど、本当にいろいろ使えます。

この季節になると、食べたくて食べたくてたまらなくなるのだけれど、そういう時に限って売ってないのよね。

 

そしたら、出かけた先の近くの八百屋に売ってました。それがこれ。

 このシールのかたちがお茶目♪

 

こうやって写すと大きく見えるけど、ほどよく小ぶりの冬瓜。300円也。

前の日見たのは1/4カットで298円。しかも切り口変色してた。でも、これ、まんまるちゃんだし、買うしかない!!

しかし、この日、着物だったんですよね。うーん・・・。店先で悩んだすえ、やっぱり食べたい欲求に勝てず、買いました。

 

これを3/4使って、「冬瓜の鶏そぼろあんかけ」を作りました。

 

冬瓜は適当な大きさに割って皮をむき、さらに適度な大きさに切ります。あまり小さいと含め煮をしてる間に角が煮溶けちゃうから注意。

平鍋に冬瓜と昆布角切り数枚と水を入れ、ことこと煮ます。

昆布・・・はい。利尻くんにしました。絶対美味しくできるはず!!

 

火が通ってやわらかくなったら、酒、みりん(私は味の母)、薄口醤油、塩少々を入れて少し煮ます。

しばらく煮たら、お鍋のまんなかを少しあけて、そこに鶏ひき肉を入れて素早く菜箸でかき混ぜ、ひき肉がバラバラになるようにします。あくが出たらさっと取り、あとはまたことこと煮ます。しょうが汁も加えます。

火を弱めて、水溶きくずか、水溶き片栗粉を回し入れ、団子にならないようにまた菜箸でかき混ぜて火を通し、おつゆが透明でとろみがついたら、さっと茹でておいたオクラを加え、さっと火を通してできあがり。

 

水溶き・・・ですが、以前は夏場は片栗粉を使っていたのですが、今回はくず粉を使いました。

先日のマクロビオティックの料理教室で、「葛は体の調子を中庸に保とうとしてくれる」「夏場こそ葛をとったほうがいい」と教えていただいたので、早速使ってみました。

 

うーん・・・このとろみ、ふくよかなお味のあんかけのおだしがたまりません♪

簡単だから、暑い日でもチャッチャと作って夜にいただいて、余った分は空き容器に開けて冷蔵庫へ。そして翌朝は冷たく冷えたのをいただくのがおいしい。

 

あー。重いのに買って帰ってよかった。満足満足♪♪

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夏の着物 「薄物」  意外と涼しいんです。

2011年07月20日 | 着物

京都は17日の祇園祭 山鉾巡行が終わると、これが「夏が来た!!」という節目になりますよね。もちろんこの前から暑いですけど。

昔は、「祇園祭が終わってセールが始まる」って、よく母が言っていました。それを狙って、四条高島屋に連れられて7階の特設会場で洋服を買ってもらうのが、小さい頃の夏の行事だったなあ。

今の時代はもう、7月に入るといずこもプライスダウンですね。

・・・って2、3日前に書きかけていたら、今度は台風。

 

横浜はたまに雨風が強くなる程度で、いつもより涼しく過ごせていますが、各地甚大な被害が出ているところもあって、まだまだ今晩大変ですね。

 

と、涼しい今夜は、着物の話です。

 

7月になって、2回着物を着ました。またもや恥ずかしいので、首から下で撮りました。やっぱなんか不自然かな。

友だちに「なんで首から下やの?」って聞かれたので、「いや、顔出しには抵抗があるし」って話したら、「でも、ブログのトップで出してるやん」って。

たしかにそうでした(^^;) でも、それとこれとは違うのっ。

だんだん撮るのに慣れたら、そのうち顔出しします。そのほうが着物の雰囲気をわかってもらえるよね。

でも、この「顔出し」ってことばの響き、なんかアヤシイ感じ(^^;)

 

 

着物は「染の北川」、帯は「川島織物」のです。薄い桃色の着物の襟元に薄墨色で朝顔が書かれているの、わかりますか?

やっぱ、ケータイの自分撮りではアカンわね。

写真の色悪いんですけど、この朝顔も着物の色もすごく好き。そして、帯と合わせた感じがさらに好き。

どちらも、以前書いた新潟の「いしかわや」さんが6年前に東京美術倶楽部で展示会をされたときに買ったもの。

初対面の若旦那さまのお見立てで作ってもらいました。

その時はこういう淡い桃色の着物は自分の選択肢になかったけど、絶対似合うから・・・と勧めてもらって、思い切って買いました。それから、コツコツ配達のバイトして、ね(^^)v

今では一番のお気に入り、一番の宝物です。

 

 

さて、夏に着物って、「暑いのに頑張っってる!!」って思われるんですけど、意外と涼しいんです。

着物ってほら、あちこちあいてるんですよ、袖も襟元も身八つ口(わきの下のところ)も、裾も布を巻いてるだけみたいなものだし、第一、夏の着物も襦袢も薄くて軽いの。

だから、真夏の暑い日でも風があれば、着物の中を風が吹き抜けて、すごく気持ちがいいのです。今日みたいに涼しい日なら、かえって寒く感じるんじゃないかしら。

 

とはいえ、着る前と着付けている間は「「うー、アッチーッ」と叫びたくなることもしばしば。そこで挫折しないように一気に着替えないといけません。

着てしまって、いざ家から出ると、「盛夏に着物を着る粋な女♥」になって女っぷり上がった気になって、自然と背筋も伸びてくるというものです。

 

もちろん、帰ったらすぐシャワーに直行。それがまた気持ちいい♪

さて、今年の夏は何回着られるだろう。着物汚れるし、傷むし・・・なんていうけれど、着るほうが着物のこと可愛がってあげてることになるんじゃないかなって思って、愛でてあげるのです。

 

コメント (2)
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