ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

たくあんを漬けました

2012年02月04日 | お漬物

立春の横浜は、日中あたたかでした。大雪で大変なところもあるのに、急に春が来たと思うおひさまの暖かさでした。

そんな中、今日はたくあんを漬けました。母直伝です。

春にたくあん・・・。もう10年以上漬けていると思いますが、こんなのは初めてです。例年は12月の半ばごろ、干し大根が届きます。でも、今年は出荷が遅れに遅れて、今週届きました。

頼んでいたのは太陽食品。昨日取りに行ってすぐ漬けようと思っていたのに、午後寒くて挫折。外に置いておけば多分傷むこともないかと思い、今日に延ばしたらこの暖かさ。

作業は楽だったけど大根が心配で心配で。でも楽しくできました。

 

立派な樽でしょ。私の結婚式の・・・いえいえ、ちがいます。でも、そう、樽酒のです。京都の亡父が手配してくれたもの。ずっと使っています。

使う前に洗って水を張っておきます。でも、すぐ抜けていきます。たがも外れてます。でも、こうして使えるように準備出来た状態です。

 

 宮崎県・川越さんの有機栽培干し大根。良い状態で届きました。細めでよくしなります。 

 

材料をそろえて準備。糠は太陽食品。鷹の爪は都筑区宮台さんのを秋に買って干しておいたもの。昆布は京昆布田なかさんの日高昆布。全部顔が見えるってやつです(^^)v

 

あ、陳皮ですけど、作っとくの忘れてたんです。慌てて太陽食品で買って、ストーブでひと晩。

 こんなして乾燥させて。

そのあと外に干しました。カラカラになったけど、薬効はあまりないでしょね。仕方ない。

 

糠、塩、その他材料を全部混ぜます。

多いので1/3ずつ。塩分濃度は本には6%、保存をよくしたい時は10%と。私、毎年どんなで作ってたっけ・・・思い出せません。毎年こうして悩みながら・・・。間を取って8%に。いいのかこんなアバウトで。

 

 

 まず下に敷き詰めて。

 

 一段目。

この上に糠をかぶせます。段ごとにね。

 

 二段目。

だんだん本数が増えていくのがお分かりでしょうか。

 

 三段目。

やったー。ぴったりです。こんなにうまく並べられたのは初めてかも。きっと美味しくできそうな予感♪

 

この上にまた糠を。本当なら、ここで干し葉を敷き詰めます。でも、今年はなかったの。これもきっと初めてのこと。仕方ない。糠を多めに上からかぶせます。

 

 プラの中ぶたをして。

木のだったのですが壊れて変えました。このほうが扱いやすいかも。

 

重石をして完了。重石の重さは大根の・・・すみません。適当です。

このまま日の当たらないところに置いておけば、水が上がってきて、そのうち食べられるようになります。

例年ならお正月に初ものを出して、今ちょうど美味しいさなか。今年はどんなふうに出来上がっていくのかなあ。

 

・・・なんて、作業終了の心地よさの中にいたら・・・ぎゃー。私、間違えた。

たくあん、なぜか11本と思い込んで、1本約300gだから塩は・・・って計算してました。でも、11本?そんなはずはない。だけど記憶は不確かだし、もう一度やり直さないといけないのか、確かめる術は・・・あったー。そうだ、ブログ用に写真撮ってるやん。

・・・と、数えましたよ。

さて、何本でしょう・・・19本でした。多分。

もう一度計算し直して、足す分の塩を糠に混ぜて上からさらにかぶせて、今度こそ本当に完了。さて、おいしくできますように。

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今年の節分は

2012年02月04日 | 日々のこと

 

見て、見て!! これ、なんでしょ。

「鬼のあしあと」ですって。ふふ。

福豆売り場を見ていたら、お豆の山に混じってこんなのが置いてありました。迷わず購入。おいしそうだし。

 

 

今年の節分は、何だか、どこかしらちぐはぐ。

恵方巻きも作って、食べたし、豆まきもしたし、福豆も食べたし。いわしはね、干物しかなかったから・・・。魚売り場のにいちゃんが「生のイワシを食べるのは関西だけです」って言ってたけど、そうなんでしょうか。

なんでもいいんだけど、小さいうるめ丸干しをあえて食べるのがいやで、・・・でも買いました。朝ごはん用だな。いいいわしがあったら梅干煮も作ろうかって思ってたから、なんとなく気持ちがそがれて・・・。

そんなこと言ってては福はこない、とあれこれ食材を買っていそいで帰る。下の息子と巻き寿司を作る約束をしていたから。

彼は「my巻きす」を持ってます。巻くのが好きなのだ。いえ、巻くだけじゃない、料理が好きなんです。

とにかく今日は心強い味方がいるから、楽しく支度ができそうだ。私は用意をして、あとは全部巻いてもらおう。しめしめ。

 

 

ところがです、中学から帰ってきたら咳と鼻水で、どうも風邪っぽい。うーん。それはちょっとキミの手で作らせるわけには・・・。せめてうがい手洗いとマスクね。

と、口うるさくなっていると、なんとなく剣悪に・・・。

 

 

どうにか普通の巻き寿司、かっぱ巻、鉄火巻、あさりのお吸い物などを作りましたが、なんだかスカっとしなくて、写真も全然うまく撮れなくて。だから、今日は巻寿司の話はこれくらいで。

あ、でもそうそう、ひとつ好評だったものがありました。かんぴょう、高野豆腐、干ししいたけ・・・、そう、巻き寿司の具。3つ一緒に甘辛く煮たのだけど、なんとなくノリの悪い晩ごはんのテーブルの端に、余ったのを置いておいたら、つまんで「おいしい・・・」と。

取り合いで、すぐなくなってしまいました。3つ一緒に味の母と濃口醤油とお砂糖、塩で煮ただけなんだけど。まあよかったよかった。

 

 

さて、豆まきです。

この升は、実は私の結婚式の時の樽酒の升。豆で見えないけど、名前と日付が入っていて、年に一度節分の日になると「あーそうだった」と初心を思い出す!?代物。そして、数十分してまたしまわれていく(初心と一緒に・・・ ^^;)・・・のだけど。

それと、熱田神宮のとかいろいろで、いつも誰がどれを使うか取り合いに。

 

今年のお豆は、ナチュラルハウスで買った、京都豆冨の、二尊院で祈願済みというもの。それと、奥の、都内の某商店街のおかき屋さんの炒りたて。北海道袖振大豆。さて、どっちが美味しかったでしょう。

ピンポン。そりゃあ炒りたてが・・・。

 

豆まきして、お豆を食べ終わる頃、またひとり帰ってきて、なぜかにわかに撮影会。足の飴がえらくウケて。あーだこーだとか言いながら盛り上がる。

 

 袋から出したほうがいいと言われて、もっと並べようとか言いながら・・・。

食べたいだけじゃないの? でも、このべっこう飴、とってもおいしい。つい、今もこの記事を書きながらお口にポイッしてます。

 

せっかくなので・・・とこれも撮影会。

 玄関に飾ってた鬼太鼓香合。

うまく撮れませんでしたが、かわいいのです。

 

何だかごちゃごちゃした節分の一日。でも、最後はにぎやかに笑って盛り上がって終わり、今年一年楽しく過ごせそうな気がします。

さて、今日は立春。

なんとなく日差しがやわらかに感じられて、春の訪れです。

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