さっきの記事を書いてから台所に立ったのですが、ふと、元気のなかった原因がわかった気がしました。
だって、まともにごはん作るの久しぶりだったのですもの。いや、朝ごはんもお弁当もちゃんと作ってましたよ。おむすびも、サンドイッチも、おかずも。でも、料理した感覚久しぶりだなあって思って。
さかのぼること、土曜日。
子どもの部活の行事で、朝からカレーを作りました。ほぼ100食分。・・・っていっても、私はほとんど何も。玉ねぎを少しむいて、いくつか切っただけ。
中学でカレーづくり。もう何度もしています。いつもは山になった野菜たちを黙々と切って炒めて、煮て、調味・・・まで、大体中心になってやっていました。
でも、先輩母になっちゃったら、こうして指示というか見張り(^^;)というか、ちょっと立場変わっちゃうんだなあ、とちとさびしい。
私はこうして、普通にみんなが家で作ってるものを、普通にみんなで作るのが好きなのだ。
こういうカレーとか、豚汁とかって、その家のカラーが色濃く出ます。「えー、そんなふうにするんだ、びっくり」、というものから、「そうそう一緒一緒、そうだよねー」というものまでいろいろあっておもしろい。
それが混ざり合って煮込んでいくと、どこの家のでもない、その日だけのおりょうりができていきます。
だから本当はみんなの下働きというか、下ごしらえとか、そういうのをずっとやりたいのだ。でもまあ、今日はひとつ下の学年母の結束固し、でどんどん煮込まれていきます。
できたのは、おいしいおいしいカレー。
ルーは某社ので、廊下までカレーの香りでそそられます。でも、ルーってそのままでちゃんとまとまった味がするけど、まとまりすぎてる気がして。ちょうど「もうひと味ほしいね」っていう声が上がったので、持参したプルーンエキスを入れてもらう。うーん、いい感じ。誰かがどこからか見つけてきたガラムマサラも振られて・・・。
大鍋から普通の鍋に小分けにして温めて、正味100食分くらいできました。
だけど、かなり余ってしまいました。どうする? ・・・お鍋を持ってきた特権でほぼ満杯、いただいてきました♪
夕方、疲れたしこのまま夕飯に。と思ったけど、それではもらってきたままの手抜きとバレてしまう。なので、いろいろ入れて煮込むことにしました。
プルーンをさらに追加、ドライトマト、乾燥させたしょうがの皮、しょうゆ、もちろん昆布も。それだけだったかな。
弱火でことこと煮込んで、とめてしばらく置いておいたら、ほらほら、いい感じの私のカレーに変身。大好評でした。
さて、次の日曜日。なんだかんだとみんないなくて、私も例の宴会。夕飯を家で食べるのはひとりだけ。またこのカレーを食べていただく。それと、もらってきた宴会のチャーハンと唐揚げもね。
そして、昨日、月曜日がこの「カレーうどん定食」。
だってまだ大量に余ってるから何とか食べてしまわないといけないし。みんな大好きカレーうどん。
うちのカレーうどんはだしで割りません。単に実家がそうだったから。うどんにかけるだけです。だしで割ったカレーうどんは苦手なのです。
でも、やっぱちょっとごはんも食べたいよね・・・と言って、子どもたちがごはん茶碗によそってきてくれました。
え、カレーかけて食べるんじゃないの?・・・「だって、うどんにはご飯でしょ」と子ども。
うーん、やっぱり関西人の血が流れてるんやなあ・・・。おいしいおいしい、熟成したカレー。ありがたや・・・。
写真の端に、まだ残ってた中華屋さんの唐揚げが写ってしまった。そう、まだこれも食べなあかんかったね・・・。
こうして、ほぼ3日間、まともにご飯をつくらず過ごしてしまったんですけど、どうもこれがあかんかった気がするのです。ボワンとした原因は。
台所に立ったとたん、そうかも、と思って、今夜は基本の和食ごはんにしました。
肉じゃが、焼き魚、せりのおひたし、せりの根っこのきんぴら、雑穀ごはん、さつまいもとねぎの味噌汁。
野菜切って、今日はかつおも使ってていねいにだしとって、何だかやっとシャンとしたみたいです。
たまに手抜きしたり休んだり、それはとても楽だし、ホッとできる時もあるけど、やっぱ定番のごはんは大切。作るのも食べるのも。
よくわかったのでした。
やっぱ、これやね、あー食った食った。