ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

ハシゴでフラフラ

2012年01月21日 | 日々のこと

1週間ほど前、上野に行ってきました。今年初の上野です。

 

すっかり冬の空。・・・って、この写真ではそんなにいつも変わらないかな。

 

 

で、どこへ何をしに・・・というと、大好きな「トーハク」、東京国立博物館です。

 「北京故宮博物院200選」

 

今は目玉の「清明上河図」の展示をしてるから、えらく混んでるって聞いてました。混んでるのはわかってたけど、平日だし少しはましかなあと思っていたら、博物館の入口にすでに・・・

 

ひえー。180分!!それって3時間・・・。

し、仕方ない。あきらめよう。それを待つ根性は私にはない・・・。

 

でも、ここまで来たのだから、というよりどちらかというとこっちのほうが見たかったという展示を見ることにしました。

 本館へ。

 

 ここの見上げた感じが好き。

 

 

 

2階の特別室で、今月29日までの展示「天翔ける龍

龍にまつわる作品が77点も展示されています。

展示の最初に「人間の想像力が作り出した架空の生きもの」って書いてあるのを見て、あーそうだ、架空なんだって気がついた私でしたが、龍って馴染み深い気がしませんか。怖い龍、なんとなくユーモラスな龍などいろいろあるようで、期待が膨らみます。

ゆったり見られていいなあと思ってると、ん?カメラを構えた人がちらほら。そっか、ここは撮ってもいいのか。本館は撮影禁止の表示がなければよいのです。

 

んじゃあ。私も。

 パンフにあった「紫裾濃威筋兜」

かっこいい!!

 

「自在置物 龍」。江戸時代とは思えないモダンな感じ。生きているかのように動くらしい。動かしてみたい・・・。

 

 「三彩貼花龍耳瓶」

 

 

 「十二神将立像辰神」

か、かっこいい♥(^^;)

 

この他、面白かったのは月の満ち欠けを基にした江戸時代の暦「大小絵暦」。大の月(30日)小の月(20日)が年ごとに変わり、人々はお正月にその年の絵暦を交換したそう。それが干支が描かれてたり、パズルのような要素もあって、とっても楽しいの。またそこに解説が貼ってあってわかりやすくて。

ガラスケースの中に入っていたのでうまく撮れなかったのだけど、これこそご紹介したいおもしろさ。残念。

ぜひトーハクのブログを見てみてください。 →こちら

 

 

平成館での展示と違って、見方も空気も何だか自由な展覧会。とっても楽しい展示でした。

せっかくなので、平常展も見ていこう。

2日から15日は「新年特別公開」もやっていました。これが毎年すごいから見たくて、やっと今年実現。

だってね、「国宝 古今和歌集」(これ、字もさることながら、書かれている雲母刷りの料紙のきれいなこと!!)に、尾形光琳「重要文化財 風神雷神図屏風」、雪舟「国宝 秋冬山水図」、一休宗純墨跡「峯松」・・・など、こんなに普通に見ていいんですか、と言いたくなるくらい、大盤振る舞いの展示。

「風神雷神図屏風」なんて、デーンと大きな部屋に陳列されていて、写真撮影可能。おー、次から次へと構えてる。

私も撮りました。でも、携帯のカメラで撮ったそれをここに載っけるのは恐れ多いです。

だから、すみません、自分で楽しみます。

 

 

 お正月らしい展示もありました。

 

 

私は作品じゃなくて、今日は建物の好きなところを撮って帰ろう。

 階段あがったところのステンドグラス。とっても好き。

 

 

 なんだか古い学校みたいです。

こういうのを抜けて次の展示室に向かう、それがなんとも私は楽しい。

 

時計。壁に埋め込まれています。仕組みはどうなってるのかなあ。

 

龍の企画展を見て、平常展を見て、あー私って、この建物が好きなんだなあ、と気がつきました。もちろん、展示も面白いのだけれど、この空間が落ち着くのです。

においも懐かしい気持ちに。昔の学校の油引きのにおいを思い出すのです。

あー、楽しかった。気がつくと長々と見て、ここで2時間位過ごしてしまった。まずいまずい。特別展あきらめて時間短縮したつもりなのに。

 

帰り、上野駅に向かう途中。また好きな木の空の道が。

 

 

 おしゃべりしてるみたい。

 

 

ここから、銀座、松屋へ。

 「上田宗箇展」

そう、はしごってこれです。展覧会のハシゴしたんです。

武家のお茶というものに初めてじっくり触れました。宗箇が作った道具から迫ってくるものは口では説明できません。

それと、会場内にあったVTRで上田宗箇流の点前を拝見。すごい。流派によって全然違うのだなあとじっくり見ました。

 

それにしても、この展示、ハンパではなかった。うーん、百貨店の中だからって完全になめてました。あまりの充実度と人の熱気で、ふらっとなってしまいました。

やっぱりハシゴは無茶でした。ところどころ記憶が途切れてるくらい、あーまずかったです。

新春早々、充実した一日だったけど、自分の体力とココロの許容量を知ることの大切さを実感したのでした。

 

ところで、この日から1週間と少し。トーハクは今日も激混みだったようですが、午後からは少しましになったみたい。でも、私は目玉はあきらめて、会期末までのどこかでのんびり行ってみようと思います。

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初雪です。

2012年01月20日 | 日々のこと

 

初雪です。やっとこの冬、初めて雪を見ました。

朝起きたら、お庭がこんなふうに白くなっていて。枕木の踏み板も雪化粧。

 

 

こんな日の朝は、カモミールアッサムティーを入れよう。

アッサム2杯分にカモミールを大さじ山盛り1杯入れて。最初はそのまま。おかわりは濃くしてあたためた牛乳を入れよう。

ほのかなりんごのような甘い香りが心をあったかくしてくれます。

  

 

 

昨日は合わなかったマンダリンの精油を香らせて。小野リサがいいな。

寒いけどなんとなくほんわかする、雪の朝。

 

 

ぼたん雪がしめった粉雪に変わったけど、もう少し降り積もりそうです。

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福袋2012 ~ニールズヤードレメディーズ~

2012年01月20日 | ニールズヤードレメディーズ

昨日ハーブのことを書いていて、まだもうひとつ買った福袋の話を書いていないことに気がつきました。

今年の福袋テーマは「癒やし」・・・って言っておきながら、コーヒー、紅茶ときて、そして・・・。何よりもの日々の癒やし、ケアです。

 

「二ールズヤードレメディーズ」

ここのスキンケアをライン使いし始めたのはちょうど一年前。新年を機に全部変えてみたんです。

何でもいいから変わりたくて、きっかけがほしくて。まずスキンケア。そして、ヘアケアもボディーもバスタイム全般まで。

これは私にとってすごくよかったです。

日々の習慣が、まず洗顔からとても楽しみな時間に変わりました。だってね。香りがいいんだもの。部屋で精油をたくのもいいけれど、日々のケアがずっとオーガニックアロマのいい香りに包まれてできるって、ほんとにしあわせで。

 

 

で、福袋なんですけど。何が入ってるかわからないし買わなくてもいいかなーって思ってたら、京都の友だちから「買ったよ♪」ってメールが。

ニールズヤードとの出会いがとってもよかったので、いいよーいいよーって言いまくってたら、ぴぴっとアンテナに引っかかった友だちがあっちこっちで使い始めて。そして福袋。うーん、何だかメールが弾んでる。よし、私も買いに行こう!!

 

 

と、向かったのはいつも行く、たまプラーザテラスにあるお店。

 ここです。

しかし、すでに売り切れ(涙)。

だけど、ネットの発売はまだだった。ネットと実店舗の内容は少し違って、ネットの方がより充実してるかも・・・との情報を得て、翌日4日の朝、パソコンの前でいざ・・・。

なのに、開始時間、忘れてぼおっとして。でも、買えました。よかったー。

 

 

ネットで頼むとこんな箱で届きます。これがなかなか使いでがあってよいのです。この箱よいです。

 

よし、開けてみよう。

 うーん、この瞬間が楽しい♪

上にのってるのは、ネット注文限定のプレゼントだとか。きゃー、うれしい。

 

 これだけ入ってました。

 

 

 お品書き、とはいわないか。

オーデコロン アロマティックシャワー

サンプロテクション リップバーム

シーウィード シャンプー、コンディショナー

レモン&ミント マウスフレッシュナー

ラベンダー クリアソープ

ローズ&ゼラニウム シャワージェル

エッセンシャルオイル マンダリン  

        以上8点。2万円以上相当が10500円。

 

うーん、うれしい。いつも使ってるのも入ってるし。シャワージェルはちょうどなくなるとこだったからラッキー。

シャンプーとかはいつもローズのを使ってるけど、まあいいや、こっちも使ってみよう。

あと、フランキンセンス関係のものがひとつもなかったなあ。買ってね、ということかな・・・。

試してみたかったのも入ってるから、これはなかなかいい福袋だ♪

 

 

 

ネット限定のプレゼント、ローズのシャンプー・コンディショナーと美容液。やったー!!

 

 

またいろいろに香りを楽しむ機会が増えました。大切に使って、内面からも癒されて、ベッピンめざしてまだまだがんばるぞー(^^)v

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ハーブの力で

2012年01月19日 | ごはんよもやま話

今日は久しぶりに朝からダウン。

このところ、立て続けに出かけてたくさんの人に会ったからかなあ。いや、昨日の疲れかも。

昨日は今年2回目の着物でお出かけ。冷え込みはそんなでもなかったし、わりと快適に一日を過ごしたのですが、都内に向かったら事故でダイヤが狂ってて、東京駅で長い列に混じって乗り換えの羽目に。人生いろいろです。

まあ、そういうわけで、今日は午前中ダウンして寝てしまってました。

 

 

午後からこれではいけないと、自分のためにパスタを茹でて作る。それと三年番茶でずいぶん回復。

今の自分にはハーブかもと、まずアロマディフューザーにエッセンシャルオイルをぼとぼとと入れて部屋の香りをよくしよう。

ニールズヤードの福袋に入ってたマンダリンをセットしてみたけど、ちょっと物足らず、いつものティートゥリーとユーカリも入れてみる。うん、やっぱ、このほうがいいな。少し減ってからラベンダーも入れよう。

 

それから。

お湯を沸かして、ハーブティーを入れよう。

私は小さいこんなビンに好きなのを買って来て入れかえて、気分で調合?して入れるのが好きです。

 

 

今日は、カモミールとレモンバーム、ローズヒップ、ハイビスカス、マリーゴールドと、まあ定番な感じ。それにマローブルーを入れたけど、ちょっと他のに負けちゃったなあ。

 

 

 できたできた。

 

このハーブティーのポットは、もう10年くらい前に、那須のハーブ園でそこのおっちゃんにすすめられて買ったもの。いれやすくて重宝してるんだけど、最近は某ファミレスのドリンクバーのところに酷似したものが置いてあって・・・。

家でこうして使いながら、どうも気分が下がるので、新しいのを買おうかと思案中。

 

カップは写真のために、こっそり娘のかわいいのを借りました。ハーブティーの色でわからないけど、下の方にはかわいいリスやウサギ、クマたちがいる、アフタヌーンティーのなのです。

昔お誕生日祝いにもらったこのカップ、娘は割らないように大切にしています。

なのにごめんね。撮ってすぐマグカップに入れ替えて飲んでる私も私だなあ。

 

あー、ホッとする。お気に入りのキースジャレットを聴きながら、こんな贅沢な時間のありがたさをかみしめた午後でした。

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せりのおひたし

2012年01月18日 | ごはん

せりが好きです。

先日書いた「あわ麸のお吸い物」みたいに、おつゆに散らすととっても風味良くておいしいし、もちろん生で食べられるから、炊き込みごはんとかサラダとかに切ってのせても、きれいでおいしい。

でも、一番好きなのは「せりのおひたし」。子どもたちも大好き。簡単なんだけど、とってもおいしいんです。

 

春の七草にも入っているせりは、今だけ限定のおいしさ。「早春」を感じさせてくれてうれしいですね。

お正月の頃はめちゃくちゃ高くて・・・、しばらく買い控えてましたが、またぼちぼち見かけたら買っています。

せりのひと束ってちょっとだけど、茹でるとますますちょっとになっちゃって。でも、だからこそおいしさを味わって食べるのがいいのかな。

いつも取り合いであっという間になくなる争奪戦を繰り広げながら食べています。

そして、次は倍買って作って!!って言われながら、売り場で迷ってやっぱりひと束だけ買うのです。

 

 

作り方。

せりを洗って根を落とし、湯の中に根元から入れ、さっと引き上げます。

水にとってあら熱を取ります。

絞って、2,3cmに切ってボールに入れます。

花かつおをどばっと入れて、しょうゆを回しかけ、軽く混ぜてできあがり。

 

 

これだけなんですけど、これがほんとにおいしい。

あっという間になくなるんだなあ。

一度、ひと工夫してと思って、茹でたしいたけとかしめじを加えて和えてみたら、ぶーぶー言われてしまった。「邪魔する」って。増量もできていいと思ったんだけど、スタンダードがあるらしい。

そうそう、和えるかつお節はおいしい花かつおに限ります。間違ってもかつおパックとか入れたらだめです。

少々高くてもおいしいかつお節を常備するだけで簡単でおいしいもんが作れます。

一度お試しあれ。

 

おまけ。

根っこはきれいに洗って、ごま油で炒めてさっと醤油を絡めてきんぴらにするとおいしいんだけど、これも炒めるとちょっとになっちゃいます。

だから、作ろうと思うくらいの根っこの立派なせりをさがすんだけど、なかなか巡り合わなくて残念です。

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17年

2012年01月17日 | 日々のこと

今日で阪神淡路大震災から17年ですね。

17年前のあの日、私は京都にいました。娘の出産のために、実家に里帰りしていたのです。

京都でも激しく揺れました。戸棚の花器は割れ、家の外壁にひびが入りました。それくらいの被害でしたが、本当に怖かったです。

奈良にいた家族とは電話がつながらず、しばらく連絡が取れませんでした。

 

生後2週間の娘はベビーベッドに寝かせていました。

壁際に寄せたベビーベッドの真上には、大きな横長の額がかかっていました。でも、大丈夫でした。あの額がもし落ちてきていたらと思うと、今でもぞっとします。

 

身近な人は無事でした。芦屋にいた従姉妹は倒れた家具の間で奇跡的に助かりました。

 

17年前は京都、昨年は横浜にいた私は、怖い思いをしただけです。そしてどちらもしばらくただ呆然としていました。

それでも、どちらの日のことも日本に何が起きたのか、ずっと覚えていようと思います。今、こうして生きていることに感謝して。

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あわ麸のお吸い物

2012年01月17日 | ごはん

京都展に行って、京都展のことを書いていたら、先月の京都旅行を思い出し、あの時買って食べたものをまた書きたくなってしまいました。

写真撮ったけど、あまりうまく撮れなくて御蔵入りしてたのですが、京都つながりで書いちゃいます。

だって、この写真じゃ何かわからないですものね。すみません。あわ麸とおとうふです。そう思って見てくださいまし。

 

 

何が書きたいってね、麸嘉さんで買った「あわ麸」です。ほんとにほんとにおいしかったです。

買った時の記事は → こちら

先日の伊勢丹のでも他のお店のがあって買おうかなーってちょっと思ったけど、先月の美味しさがまだ口の中に記憶で残ってるのでやめました。もう少し味わいたい感じで。そういうときありませんか?

 

切った写真があるのですが・・・

 

なんかこれってね(^^;)。何かわからないですよね。何だかコワいのでは。ほんまに私って面白写真にむいてるのかも。

あ、れっきとした「あわ麸」です。ぷちぷちしたのが見えるでしょ。これがおいしいのだ。

 

まあ、こうやって、切ってですね。おつゆに入れて食べたのですが、ほんまにほんまにおいしかったです。

 

 

おつゆは、普通に昆布とかつおで一番だしをとりました。

具は絹豆腐だけ。あわ麸だけでもよかったんだけど、家族がみんな好きかわからないから、一応他の具で用意したのです。絹豆腐だけなら邪魔しないと思って。

だし汁にお酒、薄口醤油、塩と入れていって調味します。そこに豆腐を入れます。あまり加熱しすぎないでね。

そこにあわ麸を入れて、少しだけ煮て、はいできあがり。

お浸し用に買っておいたセリを小口切りにして上から散らして、さあどうぞ♪

 

 

あわ麸がおいしい。なんともおいしい。

こうして少し熱を通すだけで、ふんわりやわらかくてしあわせな食べ物になるなんて。

他にも種類があったから、それぞれちがうおいしさがあるんだろうけど、実は私は「あわ」好き。

毎日の雑穀ごはんにももちろん入れているし、前にも書いた、京都・梅園の思い出の「あわぜんざい」。

北野天満宮前の粟餅屋さん。

あー。どれも美味しすぎて、思い出しただけで唸りそうになります。

そして、このおつゆのあわ麸。うれしいよー。

 

 

って、もう1ヶ月も経ったのに、おいしい記憶は消えないのです。

きっと、生麩ってこうして食べるだけでなくて、揚げたり含め煮にしたりいろいろな食べ方があるんだろうけど、こうしておつゆに落として食べると素材の味のよさを感じやすいのだと思います。

何より、簡単だしね。

 

やっぱり料理はシンプルがいいなー。なんて思った、思い入れたっぷりのこの日のお吸い物でした。

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かわいい!! 手彫りはんこ

2012年01月16日 | 日々のこと

 

伊勢丹新宿店の「伝統とモダンの競演 京都展」

どれも楽しいお店ばかりでしたが、もうひとつおもしろいものを見つけました。

それがこの写真の、「りゅうあん」さんの手彫りはんこです。

私があっちこっち目移りしながら見ている中、友だちがここで足を止め、きっと私が気に入る!!って思って、呼んでくれました。

 

見ると、味のある字のはんこの見本がいっぱい並んでいます。

あー、そそられるよ。

 

 

実演販売されていたのは、京遊印作家の若蔵さん。集まるお客さんたちと楽しく話をしながら手を動かし、口を動かし。どんどん彫り上がっていきます。

その間もどんどん注文が入り、2時間3時間待ちに。待てない場合は伊勢丹にお預かりで、後日取りに行くこともできるそう。

 

 

これはきっと梅干やおこぶとかのタグに押しても楽しいんじゃないかな・・・。わくわくがふくらみます。

ずいぶん迷った末に買うことにしました。はんこの木は指におさまりやすい形。手描きの絵(お花やだるま、うさぎ、かえるなどいろいろありました)の入った木目のものが種類も豊富でしたが、友だちも若蔵さんも一致して勧めてくれた赤い塗りのものにしました。

漢字の名前の人なら一文字でもかっこいいけど、私はひらがなだしね。ここはかわいくまとめましょう(^^)。

ほら、素敵にしあげてもらいました。

 

 

収納する袋と、ちょうど朱肉も欲しかったので、お揃いで椿の柄を購入。朱肉は溜塗風です。

 

 

帰ってから早速、手作りの名刺に押してみました。

いい感じです。写真を・・・と思ったけど、そやそや、住所写っちゃうやん。・・・ということで、ちがうものに。楽しくなって他のものにもついつい押して押して・・・。

  

 

 

手作りのもの、一点ものって、持っているだけでとっても楽しいです。

はんこの木はひとつひとつ太さも形も違います。自分の持ちやすいもの、作ってもらいたいはんこの大きさを考えて選ぶのもとても楽しい作業でした。

 

 

京都展に行くと、見たり話したりしているうちに、あーそうそうとか、それ知ってる・・・とかって血が騒ぎます。その反面、自分がもう京都から遠く離れて暮らしていること、言葉もだんだん標準語に近くなって(なってない・・・ってよく言われますが・・・^^;)、京都人とはもう言えないのかなーって、ちょっとさびしい気持ちにもなります。

それでも、こうしてお話するうちに何となくお店の人とつながって、どれを買おうか相談に乗ってもらって。

そうして選んだものは、伝統的な工芸品も、新しい感覚のものも、食べるものも、どれもこれも自分にとって大切なものになります。

そんなふうにしてできたつながりが楽しく大切なものに思えて、また足を運ぶのです。

うーん、見えない魔力に引っ張られてるのかもしれない・・・。

でも、ええもんはええし。楽しいもんは楽しい。

今回も暮らしを楽しくしてくれるものが増えました。新年からたくさんお金を使ってしまったけど、きっといい思い出も増えていくことでしょう。そしてこうして「ええよー」っておすすめしたり、人にあげたくなったりして。

ものを介したり、人を介したりしながら広がっていく人の輪。

私にとって大切なものです。

 

 

はんこ。いろいろに押すのが、今すごく楽しみです。ほんとは自分で手彫りとかやってみたいのだけど、図画工作、美術と惨憺たる成績だった自分を省みると・・・。

いいものが買えました。楽しい出会い、ありがとうございました。

 

りゅうあんさんは、全国の京都展をあちこち回られているとのこと。京都展が開かれていたら探してみてみてください。

HPからでも注文できるようですが、どれがいいかなと選ぶ楽しみは直に見て触って・・・が楽しいです。

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伊勢丹新宿店 「伝統とモダンの競演 京都展」

2012年01月15日 | 日々のこと

伊勢丹新宿店で、今、「伝統とモダンの競演 京都展」という催しものをやっています。明日までです。

私は二日目に行ったのですが、とてもよかったので紹介します。

 

先月京都に行った時の記事にも書いた「きねや」さんからDMが届きました。

春っぽくて何だかわくわくしてきそうやなあ・・・と思いながら、忙しいし混むだろうしなあ・・・と斜め読みしていたのですが。

そのあと、他のお店からもDMやご案内をいただいて。そう、京都のお店は住所などを登録すると結構ひんぱんに年何回か案内をいただけます。

聞くところによると、京都に住んでる人でも楽しめるような出店、構成になってるらしい。それだけバラエティーに富んでるのかな、と友だちを誘って行ってきました。

 

 

おー、これはすごいわ。いったいいくつ出店してはるんでしょう。食品と工芸品に分かれていたので、まずは食品コーナーから。

 

もちろん向かうのは、言わずと知れた、仲良しの「京昆布舗 田なか」さん。

ひとしきりおしゃべりして昆布談義を聞かせていただいて、昆布300gを購入。これは、きたる2、3、4月のイベントの販売品を作る予定なので、あらかじめ別でお願いしていたものでした。

店頭に並んでいたのは3年ものの「利尻昆布」。それは前回購入して使っていますが、ものすごくおいしいおだしが取れます。湯豆腐におすすめだそうです。この昆布のだしは特別、普通の利尻とは別物の味がします。

友だちは「山椒昆布」を買っていました。やわらかくておいしかったです。

 

「湯葉弥」さんでは、

「竹ゆば」は揚げても、お酒のつまみになっておいしいんだって。今度試してみます。

 

「くらま辻井」

もう、ふきのとう!!自社の山があるので、他より早めに収穫できるのだそう。佃煮のもおいしかったけど、「ふきのとう味噌」を購入。白味噌と赤味噌を使ってあります。期間限定、数量限定!!

白いごはんが欲しくなりました。トーストにのせてもおいしいそうです。

 

 

お漬物は何店か試食させていただいて、どれもそれぞれおいしかったけど、今食べたいものを買うことにしました。家のたくあんとはちがって、日持ちがするようでしないお漬物。おいしい間に食べないとね。

 「野呂本店」

「青てっぽう」と「聖護院かぶら」を購入。

家庭で食べるのなら、千枚漬けでなくかぶらので十分、と教えていただいて。

そういえば、「千枚漬け」って京都にいたときわざわざ買って食べたりしなかったなあ。

 

「青でっぽう」。

 お皿に出すとこんな感じ。

中に山ごぼうと青じそがぎゅっと入ってます。このままがぶりって食べたかったけど、それだとすぐなくなるので・・・

 

      

試食で置いてあったように切ってみんなで食べました。

 

 

この他、「竹長」さんのちりめんじゃこ。これは大きさも塩かげんもとってもよくって、そのまま食べてもおいしいけど、私はちりめん山椒を作るのにちょうどいいです。冷凍もできるので大量に購入。

それから、海老芋。高かったけど、でも横浜ではなかなか買えません。お正月に見たけど、ものすごい値段がついてました。

さて、どうやって食べようかな。

 

 

おいしそうなスイーツや甘味も並ぶ中、結局、保存食や乾物ばっかり大量買いしてしまいました。

お客さまはどんどん増えるばかり。買い物カートみたいなのを持って来ている人を見かけて、気合入ってるなーなんて思ったけど、帰り際にはあれは京都展に慣れた、賢いお客さまではないかと。

京都展、北海道展・・・はいつもどこでも大賑わいって聞いたことあるけど、あそこに足を踏み入れたら最後、私も例にもれず、わっさわっさと買ってしまったのでした。

これからしばらく、またまた台所が楽しい場所になりそうです。

 

 

さて。工芸品のフロアも、とっても楽しいものがいっぱい。

 


まずは「きねや」さんで・・・

  前から欲しかったの。これ。

京都でも色と柄に迷いに迷って、買わなかったの。実物はもう少し深い色です。着物を着る時の楽しみが増えます。

きねやさんの話はまたゆっくり書きたいなあ。

 

 

「和詩倶楽部」

 「ぽち袋セット」

徳用のセット。50枚人気の柄が入ってるって。箱の中の、見えますか?伊勢丹柄!?ひとつひとつに遊びゴコロ感じます。

 

 箱の包み紙の裏。

これだけで気持ちが楽しくなってしまいました。

 

 

他にもいろいろ丁寧に作られた伝統工芸、新しいもの、さまざまな楽しいものがありました。

関東に越してきたときは、京都のもんは京都に帰ったときに買うべき・・・って気がして、ほとんど足を運ばなかったけど、離れてこんなにずいぶん経つと、京都の催事も素直に楽しめるようになりました。

特にこの企画は、京都ではもちろん点在していていて全部回れるわけもなく、これだけいろいろなものが一堂に会しているのはなかなかないんじゃないかな、と思いました。

とりあえず、これにて。明日までだけど、いろいろな楽しみ方ができる、京都展。オススメです。

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チーズ・フォンデュ

2012年01月13日 | ごはん

おせちに飽きたら・・・「カレー」っていうのは今でもスタンダードなのでしょうか。それとも、あれはCMの中だけのこと?

我が家のそれは「チーズフォンデュ」。

毎年、お正月休みの間に1度はやります。

 

 

使うチーズは2種類合わせてすりおろして・・・とかって書いてあるけど、カタカナばかりで馴染みがないのだ。わざわざ買ってくるのもそれはそれで楽しいけど、私はいつも「よつば乳業」のシュレッドチーズを使います。

このチーズはとってもおいしい。常備していて、ピザトースト、グラタンなどなど何でもこれを使います。

素直な味なんだなー。これを使っていると他のチーズは乳くさく感じてしまうのです。いえ、外で食べたり誰かんちでごちそうしてもらうピザとかはおいしくいただきますよ♪

でも、ほんとにほんとおいしいのだ。

 

 

で、作り方は、これまた昔、このよつば乳業が出しているチーズフォンデュセットを買ったことがあって、その作り方の記憶をアレンジしています。

それ見たときに、あー簡単なんだって思って。

そして、そのセットのだけだとすぐなくなってしまうのよね。それで、ストックしていたチーズを足してって作ってるうちに、セットじゃなくてチーズだけあればほとんど事足りるメニューだってことに気がついたんです。

 

 

シュレッドチーズはボールに入れて小麦粉をまぶしておきます。量は・・・適当、いえもとい適量(^^;)。

耐熱容器とか小さいお鍋ににんにくをこすりつけます。

そこに小麦粉まぶしのチーズを入れ、火にかけ、ワインも入れて。ほらほら、溶けてきます。

私はそこに牛乳も入れるの。

濃厚なのもおいしいけど、すぐなくなっちゃうでしょ。そうすると、立ったり座ったりして追加分を作ったりしているうちに、食べたのか食べてないのかわからなくなって、残念な気持ちに。

これは、「小さい子どもがいる時はワインでなく牛乳で」ってどこかに書いてあったのを参考にしました。

牛乳を入れるとさらっとします。そして増量。おなかがもたれるのも防げていいこといっぱいです。

 

 


あれ?色がちょっと・・・。あとで種明かし(^^;)。

 

以前は、ビタクラフトの小さい片手鍋でやっていました。コンロで作って、テーブルに運んで冷めないうちに食べちゃって、また作りに行って。

数年前にこのルクルーゼの「ミニフォンデュセット」を買ったので、それからはるんるん、楽しんでます♪

 

 

      

野菜とか切って、茹でたり。パンもバケットと、前日買ったレジオンの「レジオン」の残りも。

 

 

ところがセッティングしようとして、あらら、ローソクがないことに気がつきました。あのまあるいやつだけでなく。今日に限って和ろうそくもキャンドルも代用できそうなものが何にもない。(前、溶かして使ったことあるのです)

うーん・・・。そうや、うちは薪ストーブがあるやん。

 

ここで穏やかな加熱をしながら食べよう!!

と、みんなでフォークを片手に立ち上がって始めたものの、やっぱり落ち着かない。付けて食べてまた野菜を取りに行って・・・うーん、めんどくさいなあ。行儀も悪いし。

 

・・・ということで、少し冷めても仕方ない・・・。テーブルに置いて食べることにしました。

 

たっぷりつけてます。

 

 

パンですが、レジオンの「レジオン」は玄米とか穀物がいっぱい入ったパンなのですが、チーズフォンデュにとっても合うと思います。ライ麦も使われててほのかな酸味があるので、バケットだけでなくて味も食感も変化がついて楽しいです。

からだにもいいしね。晩ごはんだから、穀類や玄米まで食べられるのはうれしい。

 

 

そういえば、写真にちょこっと写ってますが、赤ワイン。そう、もう一つないものが。白ワインです。忘れてたの。買い置きは赤しかなかったのよね。それで仕方なく・・・、家でみんなで食べるんだからちょっとだしって赤で・・・。

だから、チーズの色がね、ちょっとね・・・(^^;)。

でも、おいしかったです。「おうちごはん」だもの。臨機応変にってことで(^^)v

 

わいわい楽しいチーズフォンデュ。この週末にいかがですか?

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