ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

大地を守る会「三陸炊き出し応援隊」報告会に参加して

2012年01月11日 | 日々のこと

今日で東日本大震災からちょうど10ヶ月経ちました。

節目の日には必ずテレビでもラジオでも新聞でも、何かしら震災関連の報道や特集があります。

私の住む首都圏では、いつの間にか不便なく以前からの普通の暮らしをして過ごしています。

でも、今日もきびしい冷え込みの中、被災地では大変な思いをして過ごしていらっしゃる方が多いのだと思います。そのことを忘れずに、自分にできることを今日も考えたいと思います。

 

 

昨年の話になりますが、11月26日(土)に、大地を守る会の「三陸炊き出し応援隊」報告会があり、参加してきました。

これは、昨年7月29~31日に、消費者メンバー・生産者・職員の方々25名がボランティアで炊き出しに出向き、被災した三陸の生産者の方たちに応援メッセージと各地の生産者から届けられた大漁旗を届ける・・・という企画だったそうです。

この報告会では、200枚の写真展示があり、また、参加された方々の生の感想を伺うことができました。

 

 

場所は水天宮の「遠忠商店」

 

知らない街に行くのは好き。だけど、簡単に目的地に行けたことはほとんどない・・・。

この日も駅からの道がわからずウロウロ。結局、交番で聞いて、それでもキョロキョロしていたら、同じように探していらっしゃる方がいらして・・・。

 

 

あー、よかった。見つかった。「ここですよね」って一緒に入ってホッ。

それがご縁で報告会の間ずっと一緒に写真を見たり、隣に座らせていただいたりしてお話させていただきました。災い転じて・・・みたいな感じでしょか。

 

 

部屋に入ると、部屋の壁に200枚の写真がびっしり貼られていました。それをしばらく個々に見させていただきました。

 

これはほんの一部です。

真ん中の角のところの写真は、被災した学校の図書室(だったと思います。大地の方、間違っていたらごめんなさい。)。

 

壊れた車や家、線路、道路。夏場になってハエが集まるようす。炊き出しの風景・・・などなど。

テレビなどで見かけたことのあるような状態の写真もたくさんありましたが、報道として見るのと、実際に行ってきた方たちが見て、触れて、感じて、撮ってこられた写真というものは胸に迫ってくるものが違う気がしました。

 

 

大地を守る会の生産者の方のお店の清掃をされているようす。いただいた「炊き出し隊」の資料には、石巻の高橋徳治商店では今も満潮時には浸水してしまう・・・とありましたが、そこでしょうか。

 

この他いくつか会場の様子を撮らせていただいたのですが、被災地の方たちの顔がはっきり写っているものはここには載せられないということで・・・。

これだけにしておきます。

 

このあと、大地を守る会「おさかな喰楽部」の方からこの日に至るまでの報告と、ボランティアに行かれた方々からそれぞれの体験と思いを伺うことができました。

 

 

生き残った我々がやるべきことをやる。

自分ができることを長期スパンでやっていきたい。なんでもいい。

忘れないでほしい。忘れてしまえばなくなってしまう。

自分で感じたことを周りに伝えていく。

復活だけでなく、これを機会に変わっていかなくてはいけない。

当事者意識を持つ。生活の中での選択を正しくする。

 

 

お話を聴きながら取らせていただいたメモの一部です。

忘れないことの大切さ、他でも聞きました。

今こうして打ちながらひとつひとつの言葉の意味を考えています。

 

 

この報告会の2週間ほど前、「つづき・ひとの『わ』ランチ」をやりました。都筑野菜を使ったおばんざいランチ。でも、都筑でまかなえないものは岩手の農家さんから購入して使いました。また、当日は本の回収を行い、後日、農家の方から直接、陸前高田市の仮設住宅に届けていただきました。

少しでも何か、自分にやれることをしたかったから。ささやかでも支援につながるのではと思ったからです。

でも、終わってから、こんな小さなことが果たして支援になるのだろうか、意味があるんだろうか、被災地に足を運ぶこともしないで何かやったと言えるんだろうか・・・そんなもやもやを抱えていたことが、この日足を運ぶことにもつながっていた気がします。

 

この日参加してみて、ささやかでもやれることをやるのはやっぱり意味があったのではと思いました。もちろん、もっと積極的なアクションもあるはず。でも、ひとつひとつでも迷うならやってみること。

それがたくさん集まれば、何かが生まれるんじゃないかと思いました。

その場にいらした方々にも分かち合ってみたら、それでいいんじゃないって言っていただいたことにも力づけられました。。

 

 

予定されていた時間を過ぎても熱気の中で会は続き、意見交換会が始まりましたが、残念ながら私はもう戻らないといけなくて。

でも、ひとつラッキーなことが。

この日展示されていた写真の中で気に入ったものがあればいただけるとのこと。そして持ち帰って、ここに来られなかった周りの人たちに分かち合って欲しいと。

一番に帰ることになってしまった私は好きなのをいただけることになりました。

 

いただいたのは、炊き出しを美味しそうに食べる男子学生がふたり写ったもの。

悲しみを誘う写真の多い中、私は彼らの明るい表情に希望を感じました。「希望」・・・今一番大切なものに思えたからです。

 

 

我が家です。ドアの左側に写真を貼っているのがわかるでしょうか。これです。

本当はブログでもご紹介したくてデータも送っていただいたのだけれど、了解を取っているわけではないとのことで、載せることはできません。

でも、個人でシェアするのは問題ないとのことなので、時々壁から外して持ち歩き、会う人にお見せしたりしています。

家でもこのとおり、真ん中あたりに貼って、みんなが見えるように。「変」なんて言われながらも外してとは言われないし、このままにして時々眺めています。そして、がんばろうって思うの。

この前は家に遊びに来た友人がこれを見て目を潤ませていました。酔ってただけかもしれないけどね・・・。

 

 

忘れないこと。できることをやること。ささやかでもまずひとつひとつ。そして思いを分かち合うこと。

これなら誰でもどこででも出来るのではないでしょうか。

たくさんの思いをもった人たちの中で元気をもらったひとときでした。

被災地のものを買うこと、寄付につながるものを買ったり活動にかかわること、いろいろな人の話を聞き知ってそれをシェアすること・・・。私もささやかでも応援になると思うことをやり続けようと思います。思いはつながっていると信じて。

最後に。貴重な機会を与えてくださった大地を守る会のみなさま。ありがとうございました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「小さなお花畑」さんのお箸

2012年01月11日 | 日々のこと

 

さっきの白味噌雑煮の横に添えていたのは、「小さなお花畑」さん制作のお箸。

11月の「つづき・ひとの『わ』ランチ」の時に、お花畑さんは1本1本手書きしたお箸を作ってくれました。

一膳一膳に想いをこめて。想いをこめて作っているごはんと合わさって、来てくださったお客様に心が届きますようにと。

 

お花畑さんのお箸への想いは →  こちら のお花畑さんのブログを見てね。

画像も私の写真と違って、とってもきれいです。

 

 

販売品もありましたが、その時私はバタバタしていてとても買う余裕がなくsoldoutになってしまったので、後日無理を言って作っていただくことになりました。

お箸の細かい絵、わかるかしら。それと、お箸だけでなくてラッピングがとってもかわいい。

 

 

お正月に間に合うように・・・って作ってくださったのだけれど、実はもったいなくて使えなくて。

とうとうこの日にデビューしました。

   

手前、少しわかりますか?画像が悪くてごめんなさい。

かわいいお箸。箸袋もとっても素敵。汚さないようによけておかなくては。

 

 

想いのこもったお箸で心も温かく、よりおいしくいただきました。

ありがとう!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白味噌雑煮

2012年01月11日 | ごはん

新しい季節の始まりのような話をしていたのに、いつまでもお正月ひっぱって、お雑煮の話です。

京都出身だもの、お雑煮と言えばもちろん、白味噌のお雑煮♪

大好き大好き。お正月の食べ物の中でこれが一番好き。子どもの頃からずっと一等好き。

なのになのに、三が日は食べられないのよ~(泣)。

 

三が日はお吸い物のお雑煮です。

なぜって、夫の実家がそうだから。そうなんです、私はヤマトナデシコ、三歩下がって三指ついて・・・なんてしませんけど、お雑煮は絶対おすましって決まってるんです(大泣)。

 

ちなみに今年の昆布は、「京昆布舗 田なか」さんの利尻昆布。それも、「つづき・ひとの『わ』ランチ」のお吸い物にも使った特上のやつだもの。だから、とってもおいしいおだしでした♪

 

 

三が日が過ぎる頃、ムラムラと白味噌のお雑煮が食べたくなってきます。

そして、実は子どもたちも白味噌のがとっても好きなんです。

たぶん、おすましも白味噌もどっちも好きなんでしょうけど、甘い白味噌仕立てのおつゆって普段作らないから、お正月限定ってだけで食べたくなるんでしょうね。

 

 

あー、もう我慢できない!!となる頃に夫は初仕事・・・。それは同時に白味噌のお雑煮が食べられるということ。

みんなでワクワクです♪

 

 

特に今年は特別。なんてったって、12月に京都で買ってきた「山利」さんの白味噌があるんですもの。

 これです。

買った時のことは、錦市場のこの記事を見てね。 → こちらへ 

 

 

絶対においしい・・・と教えてくださったのは、京都の方ではありません。でも京都をよくご存知でお薦めしてくださったので、もう私買ってからずっと使うのが楽しみで楽しみで。

冷蔵って書いてあるけど、冷凍で売られています。冷凍しておくと発酵が抑えられるから風味が落ちないのだとか。

冷凍していたのを少し袋の端の方を切って味見してみたのですが、・・・えっ。これ、何。おいしすぎ。ほんと、めちゃくちゃおいしいんです。あー、どうしよう。ドキドキしてしまう・・・。

 

 

そして、やっと使う日がきました。

お昆布はやっぱり利尻昆布。前日から水につけておきました。

大根はいちょう切り、金時人参はまん丸に、里いもはひと口大にしました。

ほんとはね、細い雑煮大根と頭芋(かしらいも)が使いたい。でも、売ってないやん。暮れにどこかで一瞬見かけた気がするけど、夢まぼろしだろうか・・・。

仕方ない。横浜にいるんだもの。これでもおいしく作れる予定。

 

お鍋を火にかけ、昆布だしを取って、そこに大根と人参を入れます。少ししたら里いもを。

まだ固さが残るうちに火を弱めて白味噌を溶いていきます。

何しろ冷凍だから、少し扱いにくいな。風味を壊さないように、きれいなスプーンで使う分だけボールに取って。だんだん味がまとまってくるけど、結構な量を入れます。

ケチッて薄いままだとおいしくないからびっくりするほどたっぷりと。でも、味を見ながら程よいところを探っていきます。

 

ひゃー。やっぱりこれ、すごくおいしい。

いつもはね、白味噌で有名なIとかHとかのを使ってました。これでもとってもおいしいのだけれど、水あめとか入ってるのもあるので私には甘ったるく、実は隠し味に麹味噌を少し入れて引き締めます。

でも、何も加えなくていい。完成された味です。おまけに、これ、大豆、米、塩・・・しか使ってないのに、なんて甘いんでしょう。感動です。

 

といいつつ、ほんのほんの少しだけひとつまみの塩を加えました。これでもっと味にまとまりが出る気がしたので。

ここに、丸餅をそのまま入れて弱火でコトコト。煮立たせないようにね。こうしてるうちにとろみがついてきて、とってもいい感じ。

 

 

さて、いただきます。

仕上げにかつお節をたっぷりかけてね。

 

あー、美味しすぎる。これこそ目からうろこのおいしさ。でも、とっても懐かしい味。こんなお雑煮を私は昔食べてきた気がする。

だけど、「麸嘉」さんで母と白味噌を買った覚えはないんです。もしかしたら直接買ってた?それとも、昔はこんな白味噌がどこでも手に入ったのかしら・・・。

 

花かつおをいつものようにかけたけど、このお味噌ならかけない方がいい気がします。完成された味に思うから。子どもも「かつおが邪魔するね」って言ってました。

 

やっぱり、小さい頃から食べて育った味は忘れないもの。ぐっと心と体に染み込んでいきます。ルーツを感じるなあ。

ん、まてよ、うちの子どもたちは果たしてどちらのお雑煮がルーツになるんだろう。いつの日か自分たちでお雑煮を作るとき、何を食べたいと思うんだろう・・・。

その時まで長生きしてたいものだなー。

 

 

さて、500gひと袋だった山利の白味噌。半分は使ってしまいました。あと1、2回は食べられるなあ・・・と、今日また作ってみました。

金時人参はなかったので、大根と里いもだけでね。そういえばいろどりで金時人参を入れるようになったけど、母はいつも入れてなかった気がします。

お雑煮ってその家その家の味がありますものね。どれが正しいとかなくて、その家の流儀が正しいのよね。

 

あー、おいしいな。おいしいな。

でも、1回目の感動が大きすぎたから。それより薄れて思えます。

ほんとに美味しい山利の白味噌。たとえ年に一度であっても年始にこのお雑煮が食べられたら大満足。絶対にいい年になるんじゃないかって思います。

あー、おいしかった。しあわせなお正月でした♪

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっとするごはん

2012年01月10日 | ごはんよもやま話

今日からやっとみんな学校が始まり、ひとりの時間ができました。

主婦にとっては今日から冬休みみたいなもの。

でも、新年だから冬休みってのも変かな。とにかく、お正月も休みもゆっくりできないのは私だけではないのではないでしょうか。

 

やっほー。待ち望んだこの日。

やっと自分のペースで一日が過ごせるぞ。

でも、休み明けはいろいろやらねばならないことばかり。掃除、洗濯、片付け、洗濯・・・そうしているうちに午前中が終わってしまいました。

 

 

とりあえずお昼を食べよう・・・。でも何が食べたい?

・・・うーん、「ごはん」。

いつもの普通のお昼が食べたい。

それって私にとっては残り物オンパレードのごはんなのよね(^^;)。

 

 

今日は幸いながら、残りもんが大量にあります。

おせちの残りでしょ、お弁当でしょ、朝のおかずの残りでしょ。

 

ということで、KEYUKAで買ったいつもの木のトレーにあれこれのせて、はい、いただきます♪

 

画像ないですけど・・・

・雑穀ごはん

・黒豆

・鈍刀煮(?って? これはそのうちあらためて書きますね)

・すぐきのお漬けもん

・お弁当と朝のおかずの残りもん

 

あ~、すぐきと鈍刀煮だけでごはん進む進む。何杯でも食べられそうやわ・・・。どうもお正月で胃袋が大きくなってる気がする。やばいやばい。

 

残り物のお昼の話は実は今子どもたちの前では御法度なのです。

前にもこんな感じで食べてたら、早く帰ってきて目撃され、「お母さん、それ、情けない。ちょこちょこ食べて。そんなことしてるから痩せてるんだよ!!」なんて怒られてしまったことがあって。

うーん、私にとってはワンプレートランチみたいな気分だったんだけど、お皿にのってるのが残り物というところが事情通の子どもたちには情けなく写ったらしい。

でもね、家にこもって時々こういうお昼を食べるとほっとするんだなあ。なんでかなあ。貧乏性なだけやろか・・・。

 

 

さて、午後もがんばるためにひと息入れよう。

でも、そのひと息もなんだか気楽なのがいいな。

  

 

この前のタリーズの福袋のコーヒー入れて、これまた福袋の龍のマグカップで新年を祝う気持ちで。甘いもんはおみやげにいただいた仙台の三色最中。これおいしいのよね♪

お茶点ててとか緑茶煎れて・・・とかじゃなく、あえてのコーヒー。

今日はこういうのが合っている。

 

 

さて、本日6回目の洗濯を回して、午後も頑張ります♪

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の初着物

2012年01月09日 | 着物

今日は久々の着物ネタです。

 

単衣の時期、盛夏のころ・・・と、どちらかというと着物を着にくい時期に頻繁に着ていた昨年。

袷の時期になり、着物を楽しむ人も増える季節になったとたん着なかった私はアマノジャク!?

いえいえ、たまたまなんですけど、着ようと思った時に雨続きだったり、忙しくて楽しんで着る余裕がなかったり。

それから、夏の着物のお手入れと一緒に、汚れが気になった袷の長襦袢も出したから、・・・それもあります。

それもあったけど、しばらく着ないと用意をするのもヨッコラショって気持ちがなってしまい、そしてご無沙汰・・・していました。

 

 

新年。心新たに新しい半襟を買って、きれいになって戻ってきた襦袢にチクチク縫いつけて。できたできた。やるまでヨッコラショなんだけど、やっぱ、これさえ楽しい。

 

帯締めはどれにしよ、帯揚げの色は・・・って何度か帯に当ててみて・・・こういう小物の変化だけでも幾通りにも着られるのが着物の楽しいところ。

洋服だってベルトを変えたらとか靴をブーツに・・・とかたしかに楽しめるけど、それとは格段に楽しい気がします。色合わせ・・・という面白さがあるからじゃないかな。

 

 

 

お恥ずかしいですが・・・。光の加減で色がわかりにくいですが、ご披露させていただきます。

 

着物はもう20年も前に、両親の「心安い」京都室町の呉服屋さんで作ってもらったもの。宝尽しの刺繍が入っています。

嫁入り前の娘(^^;)が選ぶにはちょっと「コートやなあ」(ってわかります?、シブイって感じかな)・・・って言われたものですが、おかげさまで今でも十分着れて重宝する一枚。染め抜き一つ紋も入っています。

とっても登場回数が多い着物です。

 

帯はお世話になっている「いしかわや」さんで数年前に作っていただいた、川島織物の袋帯。写真ではわかりにくいですが、クリーム色がかった白。お花の文様で、ところどころ薄い桃色と薄緑色が入っています。

子どもの入学式、卒業式、お茶会、あらたまった席などに、訪問着、付け下げ、色無地・・・といろいろ合わせて使っています。

 

 

着物も帯もとても高価な買い物。

でも、こうして、着物はすでに20年も着ています。

定期的にお手入れに出しているので傷みもほとんどなく、一箇所、汚してしまったときに慌ててこすってしまったところがおかしくなっているくらい。

20年・・・とかいうとびっくりされるくらいきれいです。

 

どちらもこれから何十年も、おばあちゃんになっても身につけられると思います。

これからもずっと大切にしたいと思います。

 

 

久々に着物を着て出かけたら、気分が上がる上がる、きりりと引き締まるし、いうことなし。

夕方になって急に寒さを感じたのは閉口しましたけど、まだまだ防寒対策は講じる手段ありだから。

冬の着物時間もこれからまた楽しもうと思います。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七草がゆ

2012年01月07日 | ごはん

 

今日はみなさま、七草がゆで朝を迎えられましたか?

お正月のごちそう続きのあとの、この七草がゆ。からだもこころもホッとしますね。

 

私はおかゆを炊くのも食べるのもとっても好き。だから、おかゆが主役のこの日はとっても楽しい。

 

実は早急におかゆを炊く必要に迫られていました。

というのは、三が日の間に無印の小さな土鍋を買ったんです。バーゲン価格でなんと3割引。

一人鍋より少し大きいくらい。ちょっとかわいい感じなのです。

 

 

土鍋とか土物の器って、使う前に下処理をしますよね。米のとぎ汁でぐらぐら煮たりとかして。

そうしたほうが割れにくくなるし、料理の汁が染み込んで染みになるのを防げます。

この土鍋もこんなにやわらかい色なので、ちゃんとやんなきゃもったいない。

トリセツにも「おかゆを炊いてください」って書いてあるし。

そうだ、これで七草がゆを作れば一石二鳥。でも、小さいしなあ・・・と昨晩二度炊きました。一回目のは他のお鍋にあけて。

 

 

小さいから、お米は1/2カップ。水は700ccと無印のお鍋の本に書いてあったので、今回はそのとおりに。

洗ったお米と水を入れるとちょうど土鍋いっぱいすれすれくらいになりました。中火にかけて、沸騰してきたらさっと鍋底からかき混ぜて、あとは弱火でことこと。

蓋は少しずらしてふきこぼれないようにね。

 

できたできた♪

 

このまま朝まで置いておきました。炊きたてがおいしいけど、今回は仕方ない。お鍋の事情も抱えてます。

 

 

朝になってみたら、水分をすってしまってたから、水を加えてまたコトコト。塩をひとつまみ。

煮立ち始めたら、かぶと大根は薄切りにして加え、沸騰しかけたら葉っぱのほうも全部加えて、混ぜてできあがり。

この状態が一番上の写真。

少しまだ生っぽいんだけど、蓋をしてテーブルに運んでいるうちに煮えて、お茶碗に取るころにはちょうどおいしくなっているはず。

 

 

このあとのはね、いい写真が取れなかったのでゴメンナサイ。でも、あー、おいしかったです。

ほんとは私、ここにお餅を入れるのが好きなんだけどなー。おかゆがたくさんできちゃったから今年はがまん。また来年。

 

 

ところで、七草、お店でいつものように買ってきましたが、買うときいつも「庭でまかなえないか」って思っちゃうんですよね。

昔、摘み草料理にハマったことがあって、ハコベのおひたしとか庭から摘んで作ったりしていたから、この七草セットを見るたびになんだろう、罪悪感に似たフクザツな気持ちになるんです。なんで罪悪感!?

でも、今年も家族は七草がゆをありがたかって食べてくれたけど、私が庭の一角から摘んで揃えたりして作ったら、気味悪がる気がする。七草にでなく、私に。

凝るのもいいけどなんでもバランスよね。うん。いや、摘み草料理、楽しいんだよ。

 

 

おかゆ炊くの楽しいな。こんなとき赤ちゃんがいたらって思うけど、離乳食真っただ中だったらこんなふうに思えなかったかもな。

ママスハウス「ひとみさんのおうちごはん」は試食はいつもおにぎりだけど、おかゆもいいかも。でも、お母さんたちはおかゆじゃないほうがいいのかな・・・なんて、おかゆだけでもいろいろ思うのでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福袋2012 ~アフタヌーンティールーム~

2012年01月07日 | アフタヌーンティー

今度は大好きなアフタヌーンティー。といっても雑貨の方ではなく、ティールームの福袋。

リビングのは並んで毎年買ってた時もあったけれど、ここ数年はやめて好きなのを欲しいときに買うようにしています。

正月三日、ふらりと寄ってみたらティールームの入口に、おー、麻の袋に入った福袋。

中身を見ると

うーん、これかあ。買って、家にあるぞ。

これはね、昨年のアフタヌーンティー30周年を記念して発売されていた紅茶30種。

いいんだけどさあ、もう年が変わったから在庫処分・・・ってこともないだろうけど、・・・と一瞬迷う・・・。

 

でも、ティーチケットも入ってるというし、アフタヌーンティーだし。これを買わずに素通りはできないわ。

と、ご購入。

 

家に帰って開けてみました。

    

ティーチケットが5枚入ってました!!

 

 

リネンのエコバッグはシンプルでおしゃれ。これ、好き。

 

 

さて、紅茶を開けてみましょう。

こんな感じで30種類入っています。通常発売されていないフレーバーティーがたくさん入っていて、毎日一杯ずつ試して楽しめるの。

わくわく・・・なんだけど。私、これ去年買って、落ち着いたら飲もうとそのままで・・・ふたつもいるのか、私・・・。

でもね、子どもがこれ見つけて、どれにしようかな・・・って。

そうだね、これはみんなのにしよう。そして、もうひとつは・・・ごめんね。ひとりで楽しみます・・・。

 

 

アフタヌーンティーというだけで気分が上がるんですけど、実はティーチケットは3月末まででした。

うーん、そっか、この短い3ヶ月ほどの間にティールームに行きなさい・・・ってことか。

でも大抵ランチとかだとお茶つきのを頼むしなあ。まあいいや、何か書き物しなくちゃいけないものを持ってゆっくりお茶を楽しむために行けばいいか。

何年か前は、何ヶ月かに一度、ひとりで行くのが好きだった。自分にプレゼントするひとりの時間。

またその時間を楽しもうか。

 

家でも外でもアフタヌーンティーで過ごせるのはなかなかうれしい。

明日はどの紅茶をいれてみようかな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福袋2012 ~タリーズ~

2012年01月06日 | 日々のこと

テレビでは新年早々、福袋争奪戦の模様をやっていましたね。

一時私も福袋にハマったことがあって、洋服や雑貨を買ったりしましたけど、結構使わないもの、サイズが合わないものが入っていたりして、最後は子どもの文化祭のバザー行き・・・というのが多くて、最近はご無沙汰していました。

イマドキの若もんのようにとりあえず買って交換とかしたらいいのかもしれませんが、そこは大人のオンナはねえ・・・。

 

でも。今年はいくつか買ってみたのでした。購入テーマは「癒やし」・・・かな。

 

 

ひとつめ。タリーズ。

元旦に「ららぽーと横浜」に行ったら、たまたまやっていたので購入。

あまり期待してなかったのですが、これが思いのほか当たりでした。

 

しっかりしたトートバッグに入ってます。

 

 

これだけ入って3000円!!

コーヒーチケットは5枚。5月末まで有効。

オレンジのドリッパーは選べる1点。お気に入りだったのが割れちゃったから、これが欲しくて買ったようなもの。

 

 

「HAPPY BAG LIMITED」の文字。これがとっても美味しい。

ドリップコーヒーの方もgood!!

 

 

マグカップの裏。このドラゴン、かっこいい♥ 側面も竜がデザインされてる柄。ちょっと重いけど、飲み口がいい。

 

 

バッグの内側はタリーズ柄。

 

 

タリーズはよく行くけど、どちらかというとスタバ派の私。でも、この福袋のクォリティーの高さに、一気にタリーズの評価アップで逆転してしまいそうです。

あー、買ってよかった♪

うーん、いい香り。至福の時♥

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒豆煮

2012年01月05日 | ごはん

 

見よ。このでっけえ黒豆を!!

ズームしてるだけでしょって!? いえいえ、正真正銘、でっけえ丹波の黒豆です。

今回は太陽食品にて有機栽培丹波黒豆を買い求めてきました。

やっぱ、丹波だけあって値段もお高い。北海道産のに比べてほんとに高い。でも、お正月だからね、と今回は200gだけ買いました。

いつもは倍は作ってずっと食べるけど、とりあえず作ることが大切。そう、今回は食材の買い物から滞っておいたのでした。

 

 

黒豆は毎年2種類作ります。ひとつは普通の甘い黒豆。もうひとつは醤油味。12月のママスハウス「ひとみさんのおうちごはん」でも試食していただいたアレです。 →そのときの記事はこちら

 

黒豆はさび釘を入れなくちゃとか液に浸してひと晩置いてとか、めんどくさい印象を持たれがちだけど、私はお正月であろうといつもの保温鍋で戻して作る、普段のやり方で煮ます。

それでも十分おいしく作れるし、うちの家族はみんな柔らかく煮たお豆さんより、少し固さの残るくらいのほうが喜ぶのです。

 

さっと洗って、保温鍋に入れて、3倍くらいの水を入れて火にかけます。沸騰したら吹きこぼれる直前で止めて、あとは保温調理。

ひと晩寝てる間に、もしくはほったらかして半日掃除などしてる間に、大体戻っています。

これを好みの固さに茹でて、そこから調味料を入れて煮ていきます。この時に私は何分の一かのお豆と煮汁を他の鍋に移します。

少ない方は醤油煮。火にかけて醤油と塩をひとつまみ。しばらく煮立てたら火から下ろし、予熱調理。できあがり。

 

普通の黒豆煮。

粗製糖と醤油、塩を入れて、コトコト煮ます。醤油や塩を入れることで味が締まり、甘さも際立ちます。

物足りなかったら調味料を追加して。そのうち汁も減ってきて、でもお水も足したり何だりしてるうちにいい感じで煮えてきて、火を止めて予熱調理。

 

うん、急いだ割には合格。完成!!

このまま煮汁に浸して朝まで置きます。全部浸ってないと、飛び出た部分はしわが寄ることも。なんとか沈没させましょ。

 

醤油煮は、甘いものの多いお正月には少し珍しくて、シンプルでお酒のアテにぴったり。でも子どもも食べます。

甘いほうはまあ普通に。以前、黒糖で作ったこともあって、それもおいしかったです。

 

 

写真は、ふっくら煮た豆を堀込和佳さんからいただいたぐい呑みに入れてみました。

これ、ぐい呑みに似てるなあって思ってたら、ほんとにぐい呑みなんだって。こんなにかわいいのに。なんだ、そうなんだ、どうりでお酒を入れるとピタッとくるのね。

でも、かわいいのでこうして時々お料理を入れてみたりしています。

うーん、いいなあ、素敵な器に入れるとこうして際立って。お豆もきっと喜んでますよね。よかったよかった。

 

 

おせちづくりは私はほんとはすごく好きなこと。2時間で苦し紛れではなく、ほんとはじっくり一年を振り返りながらもう少し時間をかけて珍しいものにもチャレンジして、にぎやかにお重を埋めてみたい、そう思っています。

ん、一年を振り返って・・・って、たしか魚柄さんの本に書いてあった気がする。どこだどこだと探したけど、うーん、見つからないや。

師匠!!やっぱり私はまだまだ修行の身。というか、時間の使い方がなっとらんのよね。

次のおせち作りはもう少し気合を入れて作ってみよう。いや、そうじゃなくてもいいかな。

定番を定番の作り方で作って、所定のところに収める。そして、あーそうそうこの味!!って喜んでもらえて、・・・それもおせちのおせちたる部分じゃないかな。って、ただの言い訳です。はい。

まあ、好きなものを楽しく作る、それで一年を締めくくれたんだから(年越してましたが)、いい年だったんじゃないかな。

 

 

さてさて、この器の作家さん=堀込和佳さん・・・の器と、私のごはんのコラボイベントを、3月17日に国分寺くるみギャラリーにてさせていただくことが決まっています。

(企画会議の様子は、右のくるみギャラリーのカテゴリーから見てみてね) こちら

詳細またお知らせしますね。うーん、楽しみ楽しみ。

 

それにしても丹波黒豆、王道。素晴らしい存在感。あー、美味しいです。お豆さん、しあわせをありがとう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年のおせちは「やさしい」おせち。

2012年01月05日 | ごはん

 

元旦のお膳に何とか間に合わせた今年のおせち。

実は2時間で作ってしまいました。

だから「やさしい=易しい」おせち!!

でも、子どもが「優しい」おせち」って言ってくれました。

 

大晦日に台所の大掃除をしたって書きましたが、実は実は取り掛かるのが遅くなって、紅白を見ながらまだやっていて。

ほんとは簡単に拭くだけにしようと思ってたんです。でも、やり始めたらカンカンになってしまって。

そうだ、私は何でも取り掛かるまでが遅くてぎりぎりまでやれないんだけど、やり始めるとすぐこうなってしまいます。よく母に「かんかんにならんときよし」って言われました。京都人しかわからん言葉かしら。

とにかくタイルの壁のみならず、飾り棚もコンロも何もかも頑張っちゃったのでした。この白いタイルがまた広いんだな。天井まで、三面もあるし。

まあおかげですっきり。

 

 

その間に年越しそば食べてとかしてたら、気がついたらゆく年くる年。そして、カウントダウンTVが始まっちゃうし。

あー、もういいかな、絶対作らなあかんだなんて誰が決めた、決まってないし、作らない人多いし。黒豆と数の子だけやればいいか・・・と後ろ向きになりかけたのですが。

ふと、去年のことが浮かびました。

 

 

去年の年末、絶不調だった私は、全然作らなかったのです。その頃料理の味もめちゃくちゃになっていたし。

そしたらたまたま、某有名ホテルの和洋中三段重おせちをプレゼントしていただけることになって。これ幸いと、お雑煮と数の子だけ、という手抜きのお正月。

でもね、ご馳走ばかりの豪華おせちは食べ慣れないせいか全然減らなくて。卓に出してはまた箱にしまって外の自然の冷蔵庫に。

これを毎日繰り返して、結局最後まで食べきれなかったのだった。

 

やっぱりうちの家族には私の愛情たっぷりのおせちが必要なのよ!!・・・と、1時半から集中して作ったら、2時間後。できあがりました。

どこが愛情たっぷりだ・・・。

 

もちろん、用意スタート!!から2時間ではなくて、黒豆はすでに戻していたし、出汁も取って、数の子も掃除の合間に塩抜き。そして、出来上がって味を染ませるのは寝ている間。お重には朝詰める・・・という段取りです。それも子どもに手伝ってもらったしね。

 

 

たたきごぼう。ごまめ。栗きんとん。黒豆。

不本意ながら一品は出来合いのかまぼこ。京都茨木屋さんの鱧かまぼこが売ってたので珍しいなあと思わず買ってしまったから。

 

お煮しめ。鳥肉と里いもはこっくりした味付けに。他の野菜のと、二つの鍋で煮ています。これは母のやり方。

いつも通り野菜の皮はむきません。お砂糖も白砂糖じゃなくて粗製糖だから、色は当然・・・。でも、こくのある甘さはおせちでも同じ。味の母ももちろん使ってます。

 

あとは、黒豆2種と、数の子と、お雑煮。

お雑煮は白味噌仕立てが食べたいけど、夫に合わせておすまし。会社が始まるまでガマンガマン。

 

 

作ったものの、洗いもの、片付け、詰める準備などして、お風呂に入ったら、あらら、初日の出の時間になってました。

そういえば、母も掃除をしてからのおせち作りで、よく夜中まで台所に立ってました。それを見て、「そんなに気張らんでいいのに。」なんて思ってたなあ。

 

寝て起きて急いで並べて。さてお味は。

そしたら、子どもの「やさしいおせち」のお言葉。たしかに何ででしょう。どれもいい感じで仕上がって、特にごまめとたたきごぼうがなかなかの絶品。

やっぱりあれこれ考えない方がうまくいくのか、それとも腕上がった?・・・なんて言って、新年早々家族に笑い飛ばされたのでした。

まあいいや、お正月から笑顔あふれる食卓となりました。間に合ってよかった。ホッ。

でも来年はこんなヒヤヒヤ、やめよう!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする