顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

アカザの杖…黄門様も愛用したとか

2020年12月24日 | 日記
水戸黄門や松尾芭蕉、良寛和尚も愛用していたというアカザの杖つくりに挑戦してみました。

アカザ(藜)はアカザ科アカザ属の1年草、インド原産で古い時代に中国経由で渡来したとされます。ビタミン類が豊富でかっては食用に栽培されていたものが野生化したともいわれ、また薬用としても知られ生葉を揉んで虫の咬刺傷の外用薬とし、葉の煎汁を服用すると健胃、強壮にも効くとされました。
中心部の特有の鮮やかな紅紫色が特徴です。

借りている畑の塀際に植えたのは5本、土壌がいい場所ではありませんがどんどん伸びていきます。

種子がこぼれて強い繁殖をしますので、隣地に迷惑かけないように花が咲き出した頃に脇枝はすべて切り落としてしまいました。

10月半ばの収穫です、杖になるのは3本でした。この頃には一年草ながら直径20~25㎜くらいの太さになります。

竹ベラで皮をむいてから約1か月陰干しして乾燥させると、驚くほどの軽さを持つ固くて丈夫な杖が出来上がります。

持ち手側に根っこを残すのが仙人流、ニスを4回塗り重ねてバフで磨き、石突にゴムを被せて完成しました。昨年も4本作ってまだ嫁入り先の決まってないものも混ぜて記念撮影です。

すでに近所のお年寄りや友人に貰っていただけることになっていますが、もちろんわが身用の転ばぬ先の杖もしっかと確保しました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿