野草散策でみつけたワンピース

散歩や旅行等イベントで見掛けた野草。彼等の生き様で気付きと戯言

尾根緑道を丹念に:目立たない小さな花だが初物ばかり

2016-04-16 17:38:15 | 日記・エッセイ・コラム・植物
曠然にして自適に、浮雲(はぐれ)の如く
未明にまた大きな地震!本震だった由…気の毒だなぁ
こんな時に不謹慎だが今日も散策で尾根緑道を丹念に回ってみた。

写真(←)は筆竜胆(フデリンドウ)。尾根緑道に沢山でている。
例年こんなに出て居ただろうか?遠目に見るとスミレと見間違う程で、きっと
先日の雨が適当な降り方だったのと気温が適度に成った為、一斉に出たのかも?
今日の目的は第一には未だ見ていないチゴユリ探しと目立たない雑草をゆっくり
見て歩く事だった。丹念に見ると普段見逃していたものが所々で見つかり
それも初物ばかり…何者か同定できるか不安だったが何とか解決できた。

今日は、そんな成果で小さな花を中心で:


最初にちゃんと出てました稚児百合(チゴユリ)尾根緑道から小山内裏公園に出たか、葉が沢山出ており此れから彼方此方で見かけられる様になるかと。

キョウリグサと同じ様に小さな花だが花芯が黄色くない!葉と葉の間に花を付けるから葉内花(ハナイバナ)と言うそうだ。

見つけたのは良いがちゃんと調べられるかが不安だった。葉の付き方から言ってXXXムグラかなぁと思って居た。
写真(←)が思い切り寄って撮ったものだが、花は本当に小さい!1mmあるかなぁ。クリックすると大きく成ります。
普段なら殆ど見逃しているだろうなぁ…どうやら八重葎(ヤエムグラ)の様だ。初めての出会い!

今一つ自信がなかったが花筏(ハナイカダ)ではないかと…薬科大の薬用植物園で見かけたものは花が疣の様に一つだった気がするが…
右の葉を見ると幾つかある蕾の一つが咲いている様に見える!

葉は違うが明るい所の別の葉のもので思い切り寄ってみたのがこの写真。花弁は4枚の様だ!調べると雄花は複数の花を付け、雌花が一つで雌雄異株との事
となると此れは雄花だ。しまったぁ!(雌花の木を撮っていないなぁ…)

帰宅し撮ったものの中に雌花が有った。(上の写真)!小さな黄色のテントウムシが付いていたのでテントウムシを撮ったものが偶然にも雌花だった。

テントウムシ様々だぁ!コゴメウツギの葉についていたこのテントウムシもちゃんと撮って有ったと自画自賛。黄色瓢虫(キイロテントウ)君です。

此れが一番調べるのに難儀だった!類似の花でネット検索して何とか行きついた梔子草(クチナシグサ)。
他の植物の根に寄生するし自身でも光合成で成長できる半寄生植物との事。何に寄生しているのか?は残念ながら確認していない。
写真(←)は花に寄ったもの、クリックすると大きく成ります。名前の由来は実がクチナシの見に似てるからとか。

今回は知らないものが殆どだったので大収穫!これも今は色んな植物が葉を伸ばす前だから見つけられたがもう少し経ったら殆ど見つけられないかも。
逆に言えば普段気にもしない小さなものを見つけるチャンスかも知れない。今回は家内が同行してくれ、彼女が目敏く見つけたくれた。
余計な知識を忘れて、素直に小さな花を探すのが良いのかも知れない。感謝感謝!

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