大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

日本振興銀行破綻。ビルの前のマスコミは。

2010年09月11日 | 日記
「中小企業支援」という理念を掲げ2004年に発足した日本振興銀行が10日、自力再建を断念して開業から6年余りで経営破綻した。破綻を受けて本店や全国にある支店には、10日早朝から預金者が詰めかけた。元本1000万円までと、その利息の合計額について預金保険制度により保護され初のペイオフ発動となる。そんな日本振興銀行本店(千代田区神田司町)前を偶然通りかかった。(散歩では有りませんよ仕事で神田に行ってました。)シャッターが閉まり張り紙がされた本店前には沢山のマスコミが詰めかけていた。テレビ局のレポーターはテレビで見るニュースそのままにカメラに向かって破綻した本店前の様子を実況している。また警察官やガードマンも待機している。そんな中顧客と思われる人がお客様へのお知らせの手紙を手に取って足早に去って行く。小泉内閣当時に新たな銀行として華々しくスタートをきった日本振興銀行丸は静かに沈んで行こうとしている。因にマスコミの使っているカメラは皆デジタルでした。デジタルで撮影した写真をそのままパソコンで転送している。カメラマンの側にフイルム輸送のオートバイが待機していた昔と大きく時代が変わりましたね。(写真手前のパソコンに注目)

日本山岳写真協会の写真展に伺う。

2010年09月10日 | 日記
日本山岳写真協会の写真展が六本木の富士フイルムスクエアにて開催されていたので最終日となってしまいましたが行って来ました。日本山岳写真協会の皆様とは相当数親交があり、作品を観賞するたびにその人の顔を思い起こしながら楽しく拝見させて頂いた。途中に川井靖元協会理事長とお話をしたところ「近年応募作品の中に4x5インチ判が増えています。」との事だった。自称大判カメラ伝道師としては嬉しい気持ちだったが、次に「ただビギナーはアオリの使い方や露出のミスも目立ちます。」との事だった。大判カメラを購入すると何が何でもアオリを使おうとピントのおかしい写真を私もよく目にします。また内蔵露出計になれてしまっている人は受光角1度の単独露出計で苦労している事実も有ります。大判カメラを手に入れて直ぐに自分が満足できる100%の写真等を撮れるカメラマンは居ません。苦労して、失敗して、時間をかけてやっと撮影できるのが大判カメラでとても奥が深い趣味でもあります。日本山岳写真協会の大判カメラビギナーの方々、これからも頑張って下さい。微力ですがお役に立ちたいと思います。写真は会場となった富士フイルムスクエアです。正面に特別出展の皇太子殿下の作品も飾られていました(中にもう1枚で合計2枚。コメントは控えさせて頂きます)。

大判カメラと光るカメラキーホルダー。

2010年09月09日 | 日記
先日、上野のアメ横を歩いていると若者でごった返す日用雑貨のお店を見つけた。年齢に対する多少の違和感を覚えながら店の中に入ると、輸入品を中心とした雑貨が所狭しと陳列されている。そんな中でひときわ気になったのが小さなカメラのキーホルダーだ。昔子供の頃、おもちゃ屋の店頭にフイルムの装填できるミニカメラがあり、欲しくて欲しくてたまらなかった記憶が甦って来た。残念ながらこのカメラキーホルダーはフイルムを装填する事も写真を撮影する事も出来なさそうだが、造り等を確認する為に手に取ってじっくり見ながらシャッターを押した途端に『何と!』ストロボが連続して光るではないか!「面白い」その場で購入を決定。レジにて代金472円也を支払いお持ち帰り。写真上を見て下さい。その愛らしさを!写真下はたまたまワイズに来店したお客さんにシャッターを押してもらい光っているところを撮影してみました。今度ワイズニュースの読者プレゼントに何個か仕入れてみようか等と考えてしまう久しぶりのお気に入りキーホルダーでした。(大判カメラタイプだったらもっと良かったけど)

久々にフォトコン誌を訪ねる。

2010年09月08日 | 日記
カメラ雑誌の「フォトコン」は中央区八丁堀の株式会社日本写真企画が発行している。同社はJR八丁堀駅の改札を出てそのまま階段を上がったJR八丁堀ビルの6階に所在する。鍛冶橋通りに面した同ビルは比較的新しいビルで、同社のオフイスも広々としていてなかなか働きやすそうな環境である。同社の社長とは30年くらい前からの親交があり、旅行やゴルフ、台風の中での舟釣り等まで一緒に経験した事もあった。また私がワイズを立ち上げた11年前には特にいろいろなご協力を頂き本当に感謝の気持ちが一杯の社長だ。今回はワイズの写真展を誌面で紹介頂けるとの事でフォトコン本紙編集長と面談。この編集長も入社した時に社長より紹介された記憶が有るので結構前からのお付き合いになると思う。展示予定作品約30点を見て頂いたが、更にじっくり見たいとの要望でお預けして来た。果たしてその中からどの作品が選ばれるかは雑誌が発売されてからのお楽しみだ。皆様注目して下さい。

助手席からの景色は最高!

2010年09月07日 | 日記
房総半島からの帰りはもちろんアクアラインの利用で東京まで1時間強で帰って来れる。今回はワークショップの指導講師をお願いしていた運転の上手い石田義正さんがハンドルを握っているので助手席で車窓からの安心して景色を楽しむ事が出来た。何故安心して助手席にいられたかと言うと、この石田義正さん前身がリムジンバスのドライバーと言うプロカメラマンでハンドルさばきはもちろん、アクセル、ブレーキ操作とプロの技術を駆使して運転してくれたからです。木更津から少し走ると「海ほたる」が見えて来た。助手席の特権でゆっくりと周囲の景色を満喫するが以外と海からの風が強いと実感する(上から写真1、2)。暫く海中のトンネルを走り首都高に合流す羽田空港を抜けると、今最も東京の観光スポットとして人気のお台場が見えてくる(写真3)。そういえば私の知っていたお台場は小さなお店が1軒しかなかったローカルな場所だったなどと記憶を辿っていると一気ににレインボーブリッジを渡る(写真4)。そして遠くを見るとお約束の東京スカイツリーまでもが見えている(写真5)。本当に久しぶりに助手席からの景色を楽しんだ。そしてデジタルカメラならではの車窓からの撮影も楽しんだ。もちろんこんな芸当は大判カメラでは出来ない。よく「銀塩とデジタルどっちが良い?」等と話題になるが各々の特長が有るので、撮影する人の意図で使いこなす事が一番と思う。私なら気に入った風景を作品として残したいと思ったら銀塩の代表『大判カメラ』。手軽に記録として残したいなら『デジタルカメラ』を選びます。ただデジタルの場合どうしても沢山撮影してしまうので、何を撮影したかの記憶が弱くなるの様な気がする。えっ、それは頭の回転が悪いからですって。妙にそうかも知れないと納得してしまう今日この頃でした。

夕日と富士山と8×10カメラ。

2010年09月06日 | 撮影
房総半島の洲ノ崎海岸から丁度、沈む夕日と富士山を認める事が出来る。富士山はどんなに遠くから見てもその独特なシルエットから「あっ、富士山だ!」と誰でも解ってしまう。今回の洲ノ崎海岸からは相模湾、小田原、真鶴半島辺りを直線で結び富士山がくっきりと見えていた。そして夕日は富士山の若干左側に沈もうとしていた。地図上では伊豆半島に沈もうとしているのだが、どう見ても海に沈むイメージだった。撮影会参加者の一人S氏が沈む夕日に遅れまいと急ぎ8x10インチカメラをセットしている。このS氏8x10カメラ歴1年で仕事が忙しく未だ20カット程しか撮影していないとの事で今回が実質的なフィールドデビューと言っていた。それにしてはテキパキと操作をしている。夕日を認めてから沈む時間がとても早い事はカメラマンの誰もが知っている事だがこの日も例外無く早い。あっという間に沈む夕日と富士山のシルエットを撮影するのには大判カメラでは数カットに留まってしまう。ただこの数カットこそ渾身のカットで写真とともに心の中にも確実に写し込まれている。「大判カメラって良いですね。」参加者の一人がつぶやいた。私は沈む夕日を記録用のコンパクトデジカメで撮影しようとカメラを向けるが夕日の反射でCCDに縦の光線が入ってしまう。そうだこうしようと指を丸めて夕日を手の中に収めてみた。これはこれで私の中に残った記念の夕日だった。(それにしても手まで丸く太っている。減量しなければ。)

房総の道の駅は「美味い!」

2010年09月03日 | 日記
昨日に引き続き「道の駅」の話です。道の駅は地産の食材を食べたり購入したりできると書きましたが左の写真は全て道の駅のレストラン(食堂?)で注文した料理で上から煮付け定食A、海鮮丼、煮付け定食B、鯖寿司です。どれもこれも食材が新鮮なせいかそこそこ美味くて、ボリュームも有り、そして安い。と外食への三大要求を全て満たしてくれるレベルに有ります。昔は地産の食材を食べようとすると旅館やホテルに泊まって食べるか、地元の料理屋さんを探すかでしたが、今は事前に訪問先の道の駅を調べておけば食事処やお土産などの選定の煩わしさから解消されます(料理で大外れする事が無い)。また道の駅の使い方として24時間利用可能のトイレや駐車場、更に自動販売機等が早朝撮影の為の安心して仮眠をとる場所として注目されています。中にはキャンピングカー等で乗り付ける人もいます。今回の撮影会でトイレ休憩も含め3カ所の道の駅を利用しましたが皆キレイで満足の行く施設でした。下に道の駅関連のホームページアドレスを記しておきます。撮影に利用して下さい。

《全国道の駅ガイド》
http://www.roads.jp/
《道の駅利用案内》
http://www.mlit.go.jp/road/station/road-station.html
《未知倶楽部》
http://www.michi-club.jp/

房総の道の駅はUFOキャッチャーでサザエが?

2010年09月02日 | 日記
千枚田の撮影で房総半島を訪れたが、いろいろなところを自動車で廻ってみて気付いた点は「こんなに道の駅があるんだ!」と思った事だ。私がワイズを立ち上げた11年前には日本全国を動いていたがこれほどの「道の駅」などは無かったと記憶している。そもそも道の駅とは『国土交通省により登録された、休憩施設と地域振興施設が一体となった道路施設。道路利用者のための「休憩機能」、道路利用者や地域の人々のための「情報発信機能」、道の駅を核としてその地域の町同士が連携する「地域の連携機能」という3つの機能を併せ持つもので2010年8月現在で全国に952箇所ある』との事だ。ドライブする人の身になると、安心して休憩が出来、地産のモノを食べたり購入したりでき、更に観光の情報集種もできる優れものの施設と言う事だ。今回も海沿いの道の駅に立ち寄ると、釣りたて、獲りたての魚介類が所狭しと並び、併設されたレストランではこれらを食べる事が出来る。(魚介類の好きな私にとってはパラダイスだ)場内を歩いていると「おやっ」と足を止めた。よくゲームセンターなどに置いてある、ぬいぐるみ等をゲットできる『UFOキャッチャー』に見えるがちょっと変だぞ。ガラスケースには水が入っている。更に注目するとその中には「サザエ」だ。流石、海に近い道の駅では発想が違う。「UFOキャッチャー」ならぬ「サザエキャッチャー」だ。200円で大きなサザエがゲットできれば安いもんだとポケットから小銭を取り出しチャレンジ。キャッチャーの爪が動き出す「あれ、おかしいぞ?」そうなのです。水の屈折でサザエの上に爪をセットしても思う様な場所をさらう事が出来ません。結論としてサザエはゲームでゲットするものではなく、ちゃんと購入するものと言う事でした。でも楽しい経験をしたとちょっと納得。(この中にエビ類入れる事もあるそうです。正式名はマリンキャッチャー)

大山千枚田の坂本龍馬とゲゲゲの鬼太郎。

2010年09月01日 | 撮影
大山千枚田って言いますが実際には棚田が何枚在るか知っていますか?鴨川観光協会によると375枚だそうです。「大山375枚田」ではあまりインパクとが無くて、ゴロのよい数字で千枚になったようですが近隣の棚田を合わせれば千枚どころでは無いと思いますのであまり目くじらを立てずにいましょう。さて大山千枚田では田植え体験、農作業体験、かまど飯炊き体験、餅つき体験などなど沢山のイベントを行っている様です。そんなイベントのひとつにカカシコンテストがあります。今回のワイズの撮影会時にも道路沿いの沢山のかかしが出迎えてくれました。時代を反映しているのか坂本龍馬やゲゲゲの鬼太郎、宇宙飛行士の山崎直子さんをモデルにしたものも在りました。カカシと言えば使えなくなったり、いらなくなったりした衣服で簡単に作るイメージがありましたが、ここのカカシは本格的で坂本龍馬はちゃんと刀を腰に差していますし、鬼太郎のちゃんちゃんこはちゃんと毛糸で編んでいます。そうか~、コンテストだとここまで正確に作るのか!と改めて感心してしまいました。また見逃せない企画が「棚田の写真コンテスト」。最優秀賞には賞金と大山千枚田天水米を1俵(60kg)が副賞として提供された実績もあります。これらの情報は下記に紹介のホームページで収集する事が出来ますのでご注目下さい。またこのホームページ内に大山千枚田ライブカメラがあります。ホームページを見ている人がカメラアングル等をコントロールすることが出来ますので、リアルタイムの撮影情報を得る事が出来ます。お薦めですよ。

あんご通信『大山千枚田』(NPO法人大山千枚田保存会)
http://www.senmaida.com/index.php