裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

TOKYO TRIBE

2014年09月07日 | ひとりごと・日記
着るサイズがなく、どうしてもB-Boy系のファッションにならざるを得ないので、

丘サーファーならぬ、丘ラッパーのような風貌です。

ちなみに私の場合、B-BoyのBは、ブレイクでなく、ブサイクですけど

・・・それが何か?(^^ゞ

スチャダラとか、ライムスターとか好きなのですが、ギャングスター系はちょっと・・・。

待ち時間の都合で、どうしてもこの映画を観ることになった。



TOKYO TRIBE

「バトル・ラップ・ミュージカル」という感じの前宣伝だったので気にはなっていたのはいた。

ただ、園子温 監督の作品は絶対に観た後、後悔しちゃうんだわ・・・しかし、

記憶から消えない麻薬性があるのは確か。

批評は真っ二つ。

「途中退席した最低映画」という酷評と、「何も考えずに観れて、楽しめるジャン!」という意見。

そこまで言うなら、観てやろうぞ!というやや挑発的且つ挑戦者的な態度で観てきました。

結論から申し上げますと、「A級監督とスタッフと役者と音楽が作ったB級エンターテイメント映画。」

B級ってのは、B-BoyのBも掛かってます。

やはり比べてしまうのは「サイタマノラッパー」

こちらは対照的に、「B級監督とスタッフと役者と音楽が作ったA級ドキュメンタリー映画。」

でも、心に響いたのは後者だった。


狂人を演じてる賢者・・・そんな感じです。


人に観た方が良いとはオススメはしませんが、私は観て良かったと思います。

まー、キャストとか豪華らし、1,800円の価値となると少し躊躇しますが、

さすが、2時間退屈させない技術とパワーはありますよね。

全編を通して、トラックが掛かっているので、大音響の映画館で良かったと思います。

逆に、あの内容だと家の中でDVDで観るのは厳しいんじゃなかろうか?

家で観るならヘッドフォンして観るのが良さそう。

ラップが下手という感想が多いですが、きっとちゃんとHIPHOPを聞いたことがない人だと思う。

下手な人は何人かいたけど、かなり本格的なミュージシャンが出ているので音楽的にはそこまで言われるほど問題なかったと思います。

舞台回し役的な染谷くん? ラップ・・・かなりイケてたし。


個人的にはエロもいいし、暴力性も別にいいけど、それだけでなく・・・もっともっと音楽に、ミュージカル性に特化を期待していたのに、

日本初の日本語ラップ・ミュージカルとの触れ込みには少し肩透かしだった。

せっかくの映像なんだから、やっぱダンスとかをもっと魅せたら良かったのに。

・・・にしても、日本語ラッパーのダサさ全開なのはワザとなのかな?

ちょっと悪意すら感じるな。昔で言う暴走族が音楽に目覚めたような・・・部分?

その点、サイタマノラッパーはダサいことを前提に、逆にそのダサ・カッコよさを見事に表現していたよね。

てか、間違いなくHIPHOPと言う音楽に愛があったし、リアルがあった。


驚いたのは思っていたより劇場にお客さんが入っていたこと。

意外とこんな田舎でもHIPHOP好きが多いのかな?・・・いや、田舎だからこそ・・・なのか?

そこら辺がメジャー映画の強みだな。いくら良い映画でもお客さん入らないとね。

「こんなファックな映画に メニーメニーお客さん入って、マジ感謝!!」

(さすが、丘ラッパー 下手の極みw)

・・・ってとこでしょうかね?