ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

今シーズン灯油の走り値

2006年10月04日 09時20分19秒 | Weblog
最近、灯油はホームセンターなどでの店頭販売の影響で「ブランド力」がなくなっています。消費者も灯油に対してブランド力よりも配送サービスや価格を重視しているようです。

しかし、「危険物」であり、汚れやすく、重量もあるため配送コストに対する認識も高まり、すでに「店頭」と「配達」の価格の棲み分けは明確化してきました。

ある地域では、ホームセンターなどへ灯油を買いに行くアルバイトをする人も出ているとの事です。ちなみに、手数料は250円から300円程度という事です。驚いてしまいます。消費者に対する配送サービスは確実に価格としてコスト転嫁できる環境になっています。

問題は配送コストをどの程度転嫁できるのかということです。どこへ行っても「店頭」よりもいくらくらい配送コストを転嫁できるのかが話題になっています。

平均的には10円以上のところが増えています。昨年までは10円程度が中心でしたが「配送過疎地帯」の増加により配達作業が市場に認められている事が大きな要因となっているようです。

今年の配送灯油は85円くらいからのスタートが多いようです。
業転仕切りベースから30%程度の粗利益からスタートするようです。
あとは、業務関連コストを4円/L程度まで落とす工夫が必要です。

販売量を増加させて、コストは平準化された手順で増加させない事がポイントです。システムを駆使すれば簡単なことです。

手作業では難しい事でも、「雪ん子」は数秒で正確に処理を完了してしまいます。

業務コストは仕切り価格よりも大きな収益効果を生む事ができます。



灯油ビジネス臨戦態勢

2006年10月04日 08時58分39秒 | Weblog
今年はどこの企業でも早くから灯油に対する関心度が高く、販売体制の整備と戦略立案の準備も早いため全国を駆け巡っています。

件数が多いためなるべく早めに対応しなくては案件が消化できません。
すでに、新ハンディPOSによる運用を開始している企業も複数あるため対応が忙しくなっています。

ハンディPOSなどのハード機器の進化や携帯電話によるWEB受注システム対応。ネットワーク構築など灯油販売戦線は今年からより一層の変化が見込まれており、大きな曲がり角を迎えています。

既存ユーザーであってもシステムの進化にはビックリされているのが現状です。
とにかく、受注管理からモバイル機能、顧客管理、データ処理など、「いつの間にかSS店頭POSよりも進んでいるね」との評価をいただけるようになりました。

常にも灯油システム開発のトップを走り続けるには、ユーザー様からのご意見などを取り入れたバージョンアップのための努力と技術開発の継続が大切です。

時間と経費も掛かりますが、他の追従を許さない独創性も大切です。

お客様はすでに灯油販売戦略に対して臨戦態勢に入りました。

今年は、ネットワーク構築による広域展開と拡販手法に注目が集まりそうです。

頑張りましょう。