ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

リエンジニアリング 企業再構築最前線

2006年10月18日 09時06分18秒 | Weblog
今年は、有力特約店が元売販社となった企業からのオファーが急増しています。
ある意味で競争激化に伴う淘汰にさらされた石油販売企業の再構築(リエンジニアリング)であるともいえます。

いままでの、組織や業態体系を見直して経営管理部門の合理化を計り、企業競争力を強め再構築を進めている企業が多くなっています。改善意欲が強くて次の時代をしっかりと見据えた優秀な若手の社員も急速に増えています。やはり、元売資本による系列強化策が進行中です。

幹部スタッフはかなり実務キャリアが豊富でITなどにも強い方のみが残っているようです。社員自身もリエンジニアリングのための努力が必要です。意欲が大切です。ぬるま湯の経営環境から一転して一気に優良企業へ・・・

やはり、人材なんだと感じています。

一方いまだに地方の有力特約店といわれる企業などでは無駄な管理職が多過ぎると感じられるケースが多いのが現実です。業務改善や省力化に対する意欲も薄く、この人は一体何の仕事をしているのかと首を傾げてしまうような中高年齢管理職が抵抗勢力として残っている企業の明日には暗いものがあります。

こうなると、やはり、経営者の意識の問題なのかもしれません。

経営管理部門の経費やシステムによる業務オペレーションの変更で少ない人数でも完璧な経営管理が可能な時代なのです。

体制が一新された経営の取り組みを見ていると、なんでもっと早くから取り組まなかったのか惜しい気もします。しかし、これが石油業界の時代の流れなのでしょう。

いまだにその事に気付いていない特約店の社長さんは、あいも変わらず、自分の企業の足元とはかけ離れたWTIの原油価格動向などを評論家のように論じています。マクロ経済や系列批判はあとにして、当面の自社の改善を推し進めましょう。

エッ、今日もライオンズ、ロータリーですか?

まず、自分の足元を固めて、それからなんとかしましょうよ社長さん!!!

少し、辛口の意見かもしれませんが、最近痛切に感じていることです。

私、自身も反省しながら今日も頑張りましょう。