ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

業務転換・フラガール

2006年10月15日 07時26分26秒 | Weblog
福島県の常磐炭鉱の石炭不況からの事業転換をテーマにした映画、「フラガール」を観てきました。

石炭から石油へ・・・・、常磐ハワイアンセンターの事業転換はエネルギー転換の時代背景をもとにした炭鉱に働く人たちの人生ドラマでもあります。炭鉱に湧き出ていた温泉は石炭を掘る仕事のためには障害となります。年間数億円も経費が掛かっていたのですが、温泉を再活用してハワイアンセンターを作ります。

勿論実話に基づく映画です。

普通の炭鉱夫の娘さんたちが頑張ってフラダンスの練習をして無事に開場するまでの素晴らしいドラマです。お父さんのためなら「尻だって振るさ」なんて本当に素晴らしい。感動しました。南海キャンディーズのしずチャンがいい味を出してます。


石炭から石油へ、そしてこれからは石油業界も変わるのでしょう。

SS業界だって変わっています。
セルフになったら人が不要になります。SSの業務が好きでも辞めてもらう人が出るはずです。企業が生き残るための合理化とは厳しいものです。

女性スタッフにSSフィールドでフラダンスでも・・・・、なんて考えるのは単純すぎて下衆なアイデアですが、「ヤル気」のある若手スタッフやアルバイトなどを再活用できる手法はないものでしょうかなんて考えてしまいます。

NHKの『プロジェクトⅩ』や「開拓者たち」などのビジネスドラマは課題解決の苦悩をテーマにしています。映画『フラダンス』では愉快な涙と感動で仕事の厳しさや働く人たちの意欲、そしてみんなで行う経営課題解決のヒントを与えてくれそうです。

思い切った事業転換には意外な戦力や経営資源が社内に潜在しているかもしれません。意外な人が意外な能力や一発芸を持っているかも知れません。社員も含めて総力戦でアイデアを練り大胆な手法で灯油販売戦略を立ててみましょうか。

苦しさも課題解決のために努力し行動する事で、後にはドラマになるのです。
人の考えないようなビジネスアイデアを行動に移して成功に導くためには、勇気が必要でしょう。

当社もT嬢にお願いしてフラダンスを・なんて言ったらぶん殴られそうですが、それでもスタッフの潜在キャラクターと能力を認めながら見直して、総力戦で行きましょう。

こんな時代背景にはぴったりの映画です。時間があったらご鑑賞をお勧めします。