ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

ストレスに注意しながら

2007年10月15日 20時26分02秒 | Weblog
開発中の大規模システムを久しぶりに開いて検証中。
忙し過ぎて手が付きませんでしたが、久しぶりに見ると客観的な立場でチェックできます。

自分ながらよくできていると関心したり、インターフェイスに不満が出たりいろいろです。
ある業種に特化したビジネスソリューションなのですが、「その道のプロ」の意見を聞きながら現場実務に合わせての最終確認作業となっています。

最近では色々な業種の企業から開発依頼や問い合わせがあります。おかげさまで大企業からの仕事が増えていますが実務を知らない業務ソリューションは難しい。

やはり本業の石油ビジネスのほうが楽ですね、しかし、知らないビジネスを裏から見るのも楽しいものですよ。
昨年の今頃は見るのも嫌だったシステムでも時間を置くと新鮮な気持ちで取り組めます。不思議なものです。

これからは忙しくなりますから、専用の作業ルームを確保して快適な環境で仕事をしようと検討中。

10月決算ですから来季に向けての経営計画も立案しなくてはなりません。
頭も体も目一杯の状態ですが、ストレスを溜めないように気をつけましょう。

SS業者の悲鳴

2007年10月15日 05時35分51秒 | Weblog
10月のガソリン減販傾向は顕著になっています。
SS店頭収益に固執してきた業者の悲鳴が全国から聞こえます。
特に現金売りのキャッシュフローに依存している販売業者のダメージが大きいようです。

ガソリン価格高騰で消費者の財布が締まり、油外収益にも影響が出るという悪循環が明確になってきたようです。今後は食料品などの原材料価格高騰も見込まれており生活コストも上がりそうですからこの傾向はさらに強まるはずです。

一方、掛け売り主体で地域の顧客を囲い込む地域一番店などでは競合業者の閉鎖などで労せずに新規顧客の囲い込み戦略を積極展開しているところもあります。特に掛け売り優良法人客などへの対応を図っています。

やはり、外販や直売部門に機動力を持つ石油流通業者が圧倒的に有利な状況となっています。

これからは「SSフィールド」オンリーのビジネスでは生き残りもままなりません。

仕入を業転に頼り、目先の販売単価だけに固執していては永久に安定経営を望む事が出来ません。

SSフィールドを飛び出して、灯油を切り口にした「宅配」ビジネスの展開を図る事で収益が安定します。

商売に工夫が必要な時代です。

宅配を切り口とするビジネスフォーム

2007年10月15日 05時12分23秒 | Weblog
原油高や開発途上国の成長による消費拡大、バイオエタノールによる農作物価格の高騰などの影響で食品関係をはじめ生活に密着した細かな商品の値上げが増えています。

値上げで大変なのは石油業界だけではないようです。
昔は「便乗値上げ」などと批判されてきた石油業界ですが今回の原油高は社会的にも認知されているようです。
全国各地で頻発しているSS閉鎖をみれば消費者に石油業界自体が不況業種として認知されているという皮肉な状況も見えています。

過激な安売り競争の火薬地帯といわれる北関東のディスカウント系の各種ビジネスも様変わりしています。

安売り酒販店、薬局、などをはじめとする店舗の倒産や閉鎖が増えています。安売りでキャッシュフローを狙うビジネス手法も最近の販売不振で急ブレーキが掛かっているようです。

中小企業を中心とする庶民感覚の景気感覚は悪化しているという見解が増えています。零細企業の倒産件数が増えています。

一方では、配送(デリバリー)サービスなどの付加価値をつけたビジネスフォームが順調に伸びています。ケータリングサービスなどは順調に伸びています。
まさに「隙間」を狙ったニッチビジネスですね。ヨシケイなど食材の宅配などを活用する家庭が増えています。

単なる価格だけでなく時間と無駄に対する消費者の意識が変わっているのでしょう。生活防衛のため消費者も賢くなって来たようです。

単品価格で安さを競うのではなくライフスタイルに合わせて、買物の時間や夕食メニューを考える時間を節約したり、必要な量だけを購入する事で無駄を省く生活の知恵が見直されています。

もちろん全ての家庭がケータリングを利用するはずはありませんが、傾向としては増えているということです。

これから始まる灯油ビジネスも同様です。
宅配を切り口にしての色々な手法が模索されています。
夏場に「天然水」などの宅配を開始している石油業者が急増中です。

現在石油業界では、灯油を切り口とする色々な「宅配」ビジネスフォームが模索されています。

単なる価格だけではなく、時間や無駄をなくすための知恵に対応する事で消費者の支持を得ることができ、顧客満足度の向上も目指しています。

値上げで、消費者意識も変わっています。

消費者ニーズを考慮すると、今迄のように安売り販売価格政策だけで「売り勝つ」事ができる時代は終焉したようです。何らかで消費者に満足して頂ける工夫が必要な時代なのです。