ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

灯油の仮需要が発生

2007年10月22日 12時17分27秒 | Weblog
ガソリンをしり目に、10月の灯油販売は順調のようです。
消費者レベルで値上げを見込んだ仮需要が発生しているからです。

既に、北海道東北ではホームタンクへの満タン給油がスタートを切っています。
SSビジネスにとってはガソリン減販を補う神風到来。

今月末にかけてさらに上向いてくるとの予測です。
そういえば、冷え込みが急ですね、

昨年はスタートは寒くなると思われたのが、一転暖冬でした。
天候の事ですからまだまだ判りませんが、一応スタートは順調のようです。

あとは、価格設定の課題です。
生協やホームセンターなどのも今年の価格設定は苦労しているようです。
まだ、先行きは不透明です。

配達灯油は100円/㍑に乗るのでしょうか?
これだけ製品価格が急上昇すると石油ビジネスでは増加運転資金の調達にも影響しそうです。

現金売りだからキャッシュフローにメリットがあるなんて考え方は、間違いの原因になります。仕入調達の必要増加資金分に必ず反映されるのですから要注意。

問題はあくまでも「値取り幅」なのです。
価格転嫁の遅れは即時自分の首を絞める事になります。

短期的な波動では業転の下げもあるでしょう。しかし、今年はそんな安易な情報に乗せられることなく確実な値取り体制を視野に入れ覚悟しておく事が大切です。

全体の状況を普遍的に見ながら、その上で目の前のことにも最新の注意を払えと教える「着眼大局、着手小局」が当面の経営テーマとなるはずです。

ビジネスのスタンスにより異なる必要情報

2007年10月22日 10時56分58秒 | Weblog
石油流通ビジネスに従事する企業や経営者にとって、その時々で必要となる最低限の情報があります。逆に不用とまでは言いませんが「知っておいて損のない」程度の情報もあります。

絶対に必要な情報は、それぞれの立場やスタンスで異なるはずです。
極端にいえば、リテール業者にとっては当面の「仕切りの値動き」が最大のポイントということになるはずです。
個々のスタンスにより当然仕入調達の手法や条件も変わります。

それぞれの立場で、どうしたら有利な仕入スタンスを確保できるかが問題となる訳ですが、結論からいえば交渉力の基本は資金力と販売力のバランスです。結論はいつでもどんなビジネスでも同じ事。

中国や中進国の消費量が増えて云々。。は仕切り価格高騰の原因と要素であり、その内容や見通しについては石油で相場でも張らない限り「知っていて損のない」程度の情報となってしまいます。なぜなら、リテール部門のスタンスではその時点における価格転嫁作業がが最優先されるからです。

消費者から「また上がるの??」といわれた時に、説明するための知識なのですが、現在では新聞やテレビで報道されていますから忙しいSSスタッフよりも購入者側の方が情報取得が早くて豊富な場合も多い訳です。

特約店の販売店担当者に対する値上げ交渉。元売り社員の特約店に対する価格戦略。元売りには原油調達のために産油国などとの交渉もあるはずです。
それぞれの立場やスタンスで話題や交渉内容も異なるはずです。

これから、厳しい値上げにさらされるであろう、消費者に向けてどんな手法で値上げ交渉を進めたらいいか、これが最大の課題ですね、一般需要家や消費者にWTI云々を説明してみても判りません。

そこで、工夫が必要です。

下げで文句をいうお客様は少ない訳ですが、「上げ」ではうるさい訳です。
商売は上げが難しい。
「看板価格」を変えるだけでその都度の交渉の煩わしさを回避できるとしたら楽ですね、それが「セルフ」や「店頭現金売り」ということになります。このビジネスは誰でもいつでも出来る、ビジネス手法です。

しかし、地域一番店のプロが行うリテール商法の巧さは見習うべきものがあります。

デリバリー(配送)を伴う消費者サービスなどで他の追従を許さないだけの自信があればこその強みを発揮できるようになればしめたものです。

視察や説明会などの真似の出来る外見的なフォームではなく、特殊なノウハウがありますから本物の強みを発揮できるのです。

そのための、手法と情報を知りたい・・・・?
貴方は、自分が汗と涙で長年培ってきたビジネスの種明かしを他人や同業者に簡単に行いますか?

実は、その部分が「必要な情報」なのです。
導入したら、ウナギ登りのような意図された小手先の情報よりも、本物の情報はもっと深いところにあるものだと考えるほうが妥当です。

優秀といわれる企業にはそのノウハウや要素がたくさん蓄積されています。
それが本物の「情報」なのだという事がよく判ってきたら貴方も本物です。。

ゴルフは悪?

2007年10月22日 06時40分40秒 | Weblog
今度は防衛庁の高官が出入り業者とゴルフをしていたと大騒ぎ、過去には事件が起きた時に総理大臣がゴルフをしていて問題になったり、ゴルフをしていたというと何かと目くじらを立てられます。

ゴルフが悪いわけではなくて、その人の行動が問題なのであってゴルフファンの私としては少し気になります。

以前ゴルフ業界のある方と話していたら、ゴルフに対する「偏見」について業界として修正する必要があると主張していました。そのとおりです。

一日、一万円程度で青空の下で運動して、食事して、風呂に入って帰れるスポーツなんて現在では庶民的な遊びです。パチンコへ行ったら一万円なんて一時間も持ちませんよ。

政治家や要人がパチンコをしていて問題になったなんて聞いたこともないけれど、偏見というものは怖いものです。

接待でも、ゴルフ以外いろいろなことがあるはずです。
ゴルフはなぜ「悪者」になり易いのでしょう。
よくわかりません。

灯油ビジネス現場検証。全国行脚

2007年10月22日 06時26分44秒 | Weblog
関東平野もめっきり冷え込んできました。
北日本ではすでに灯油シーズンインです。

これから、今年の灯油ビジネスは南下しながらスタートします。
真夏の炎天下に「雪ん子」の構築を開始してからスタートまでほんの一瞬のような忙しさです。

今年は新規導入企業でも準備が早く、例年になく「気合」が入っているようです。
一時のガソリンのような価格で灯油を販売することになりますから緊張感もたかまります。

灯油シーズンが始まると、サポートが忙しくなります。
今年からシーズン中でも私自身が時間を調整しながら全国のユーザー様を巡回してみたいと思っています。

全国の灯油ビジネス最前線を見ながら、システム屋としての目ではなく現場実務を原点に返って再度検証してみる事も大切ですからね、これから、まだ中四国、九州地区の構築を控えています。

灯油ビジネスの最前線情報や新たな手法。宅配を起点とする新たなSSビジネスフォームについてもお知らせするつもりです。