ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

石油ビジネスに新たな動きが出ています

2011年01月26日 05時05分19秒 | Weblog
関東平野は今朝も冷え込んでいます。
北陸、東北地方も天気予報ではここしばらく雪のようです。

私としては、全国レベルの灯油の出荷状況よりも、
「雪ん子」ユーザー様の個別的な販売動向が気になるところですが、
全ての企業で非常に順調な推移です。

ここ数年、全国各地に「SS過疎地帯」が発生していますが、
競合企業が減少したことで、灯油難民のような浮遊客が多発しています。

灯油ビジネスは、取り組み方で結果が全く変わります。
売り上げを伸ばしている企業の多くは消費者に対して灯油配送の告知を徹底しています。
特に、18㍑ポリ缶のスポット配送などまで、きめ細かく対応することで新規客の取り込みをはかっています。

最近の灯油配送ビジネスは比較的大手での展開が増えているのも特徴です。
全国各地で元売販社や広域ディラーが本格的に取り組んでおり、広域展開により灯油ビジネスの規模は拡大しています。

ここにきて、
灯油を起点とする「宅配ビジネス」の企画なども活発化していますから、さらな可能性も見えてきました。

灯油配送システムも今後「クラウドコンピューティング」の時代に入りますから、
色々な企画や展開が見えています。

石油流通ビジネスは
原油価格や仕切り価格など、目先の市況動向も気になるところですが、
やはり、抜本的な業務オペレーションの見直しや、新たなビジネス分野の開発、
そして、一番の課題は個々の企業における経営管理業務の改善によるコスト削減であると感じます。

小手先のSS店頭拡販オペレーションを繰り返しているだけでは、
経営の抜本改革は出来ない時代に突入しています。

ただ、SS店頭で汗を流しているだけでなく、
「知恵」と「工夫」と「意思決定能力」、そして「行動力」が問われています。