ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

急浮上してきた、データ保守管理の課題。

2011年03月23日 12時57分55秒 | Weblog
報道では、
『政府と東京電力は、計画停電では夏のピーク時は乗り切れない可能性が高いため。冷房需要が増える夏場に、政令で事業所や工場などの電力消費を強制的に減らす「使用制限」実施の検討に入ったことが22日、分かった。』との事です。

困ったものです。
これから、首都圏ではとんでもない事が発生するかもしれません。
事業所や工場が電力使用制限により定期的に停電になるとしたらその間、業務が停止するわけですから、
一体どうなることやら心配です。

企業の生産性は低下しますし、時間労働者の多くは失業することになりますから
首都圏の経済や機能がマヒして大きな影響が出る事は必定です。

今度は、災害とは異なる経済的異変が発生する事になるのかもしれませんね。
以前の「首都移転構想」なども視野に入れて、国家機能の分散なども考えられます。

今日から選抜甲子園が始まり、電力消費が心配ですが、
第5グループでは夕方6時から9時過ぎまで計画停電の予定です。
今後もこんな事態が継続するとしたら、当社も様子を見ながら抜本的な対策を立てなくてはなりません。

ところで、やはり本日、数社の大手石油特約店企業から直売部門のデータ保守管理に関するお問い合わせがきています。
クラウドにするか、それとも何らかの手法を考えるのか、
サーバーを自社で保守管理する事はコストも掛りますし、災害リスクも伴います。

我々も今回の大災害から学習し、新たな提案に向けての手法を考えておりましたが、
今こそ、かねてよりのアイデアを実行に移す時だと感じています。

首都圏のガソリン不足はだいぶ解消されてきたようで、よかったですね。

買う方の消費者も大変でしたが、相身互いで、販売業者側も辛い思いをしたはずです。

しかし、本当の災害復興との戦いはこれからです。

頑張れ!!  ニッポン。
頑張れ!!  石油ビジネス。

大災害と石油ビジネス

2011年03月23日 05時31分11秒 | Weblog
JOT高崎は満タンになったとラジオで放送しています。
ほとんどのSSが閉鎖していた群馬周辺も昨日あたりからローリー出荷が開始されました。
近日中に、ようやく需給も平常に戻るはずです。

大災害発生で忘れていましたが、セレモニーなしで19日に北関東自動車道路が全線開通。
これで、東北道へのアクセスもだいぶ良くなりますから、災害復旧にも役立つはずです。

昨日は、地震発生の前週に伺った気仙沼商会さんとようやく電話が通じました。
気仙沼港のすぐそばでしたから心配していましたが、社員の皆さんは無事のようで一安心。
それでも、本社の2階まで浸水して大変のようです。
システムでお役にたてる事があれば、応援します。

宮古市はまだ電話が通じません。

当社スタッフは、
既に通常業務をスタートしており、本日は九州方面へ出向いています。
来週あたりから、道路が復旧しだい北東北方面へも出掛ける予定です。
ユーザー様は何かありましたら、ご連絡ください。

直売部門で自社システムを運用している特約店企業では、
今後、改めて「クラウド化」などを推進してデータ保守の課題を見直す必要があります。
火災や今回のような災害が発生した時には、「データセンター」を活用したり、
サポートセンターのサーバーなどに販売管理データがバックアップされていれば、
何の障害や問題もなく営業が継続できますが、
もし、「売掛金データ」などを損失すると「請求書発行」もままならず
企業の存亡にも関わりますから大変です。

昨日から
私が実際に体験した、日航ジャンボ墜落事故、阪神大震災発生時への対応などの経験をもとに、
緊急災害発生時における、SSビジネスの対応について緊急原稿を書いています。