ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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今年の夏の電力は、「計画停電」から「使用制限」との闘いになりそうです。

2011年03月26日 14時43分40秒 | Weblog
東京電力による「計画停電」、そして今後予想されている政府と東電による法令化の可能性もある「電力使用制限」が、
今後、日本の産業界に大きな影響を与えることになるかも知れません。

概要は以下の通りです。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110323/biz11032313140032-n1.htm

以前、「首都機能移転構想」と云うのがありましたね、
今回のような大災害が発生したわけですから、再び真実味が出てきます。

東電の電力エリアと現在でも全く停電のない中部電力のエリアでは、確かに大きな格差があり過ぎます。
群馬県の高崎市と長野県の軽井沢、新幹線ならたったの15分ですが、
車で一時間も掛らないのに電力事情は全く違うという現象が発生しています。

私の会社では昨年の夏の猛暑の最中にエアコンが壊れて、大変な体験をしたのですが、
今年は、もし電力の「使用制限」が現実に発生するとしたら、
毎年、気温が40度を超えて日本新記録を更新している、群馬、埼玉の首都圏の人間にとっては、
まさに灼熱地獄で干物になるかもしれません。

とりわけ、暑さに弱い私などは想像するだけでも頭がおかしくなりそうです。

そればかりではありません。
毎日「計画停電」の時には、システム保守のために発電機をセットしてサーバーを監視したり、
暗闇の中でロウソクで食事をしたり、最初は「キャンドルナイト」なんて洒落ていましたが、
今では、まるで「負け惜しみ」のように聞こえてきます。

駅の近くのホテルは「停電時間」を「キャンドルタイム」なんて書いていますが、
まるで、いかがわしいサロンかキャパクラの停電タイムようです。
(私は、言った事はありませんよ・・、)

「計画停電」で何より困るのは、直前まで実行されるのか判らないため、人員のスケジュール対応などに苦労します。
東電は「計画でも」、当方にとっては実質「無計画停電」となっています。

災害復興大臣が新設されるようですが、なんでも大臣職を創ればよいというものでもないでしょう。
それなら、停電タイムで少子化担当大臣は不要になるかな、なんて笑ってしまいそうです。

冗談は、ともかく
これでは、会社も住まいも東電エリアから、いっそのこと避暑地へ脱出しようと検討中です。
これは、本当にまじめな話です。

これから、夏に向けて首都圏の各事業所はどうなる事やら。
心配です。