ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

ビジネスチャンスの創り方、『人間力』の底力

2012年07月08日 04時53分25秒 | Weblog

どんな仕事をするにしても、「情報取得」というものは重要です。
大企業などに勤務している人間にとっては情報窓口は企業として得られるケースも多いわけですが、
私のように、たった一人でビジネスを再生した経験を持つ人間にとっては、特にその難しさと大切さがよく判ります。

『ビジネス情報』というものは、空気のようなものです。
世の中には、ビジネスの「ネタ」なんてものはたくさん転がっているはずですが、ほとんどの方がその存在に気付いていないということ。

仕事を創造する能力が「経営力」であるとも思うわけですが、難しい課題だと思います。
最近は、リストラや定年で、「これからどんな仕事をして食べていこうか・・・・、」と考えておられる方も多いはずです。
私の身の回りにもそんな方がたくさんおられます。

どんな人間にも人生には、幾多の浮き沈みというものがあるものです。
確かに、自分で能動的なアクションを起こさなければ、「引きこもり」のようになってしまい自分の行動半径が狭まり世の中からドロップアウトしてしまいます。

大きな資産や蓄えや遺産相続などがあり悠々自適に暮らせる人もいるはずですが、最近ではそんな方に出会うことも少ないですね、

親の仕事を継承して、「とりあえず食べていける。」とか、「当面の仕事はある。」
と考えている方も多いはずですが、そんな企業でも創業者がいて大変な苦労を重ねながら今日があり、
二世、三世経営者が存在しているということ。
創業者の創った礎(いしずえ)というものは貴重だと思います。この年になるとその偉大さがよく理解できます。

経営者として『鵜合の衆』が群れる社会団体などに参加すること自体でみずからの立場を確認して安心している経営者も多いようですが、
最近では、既存ビジネスや業界自体の変化や地方経済の疲弊iなどに対応できずに苦しんでいる方も多いようです。
特に、地方の経営者や一流企業の元社員などには多く見受けられる傾向です。
よく、「金融機関」や「公務員」などは「使えない人間」が多い。」などといわれますが、
すべての方がそうではないにしても確かにその傾向があるようにも思います。

これまで、日本経済をけん引してきた、そうそうたる家電業界や製造業の一流企業でも大赤字で苦しんでいる時代なのです。
もうすぐに、再び金融機関の淘汰も始まることでしょう。これからは地方の中小金融機関まで影響が及びそうです。
日本の政治の貧困が招く、一大クライシスの到来が予想されています。

これだけ、難しい時代になると、世の中から振い落される人間』が増えてくることは間違いありません。
人間、幾つになっても、「バイタリティー、(生き生きとした生命力と生活力)、」が問われます。

みずからに「バイタリティー」があれば、「蜜に集まるアリのごとく」、
自然に人が寄ってきて、多くの情報も集まります。

そうして、「人の輪」が拡大してさらにビジネスチャンスも拡大するということです。

まさに、「人間力の底力」が問われる時代だと思います。