石油業界に「新仕切り価格体系」が導入されて、はや4年が経過しました。
先日、某有力特約店の経営者の方が笑いながら仰っていたのですが・・・・・、
あの頃、「新仕切り価格体系」というものが一体石油ビジネスにどんな影響を及ぼすのか、
よく解らなくて、色々なセミナーなどが開催されたり、諸説紛々でしたが、
最近になって落ち着いてみると、システム上で煩雑な価格設定作業の課題が噴出しているという現実のようです。
『新仕切りセミナー』にお金を払って参加してみたけれど、「あれは、いったいなんだったのか・・・」という事です。
当時、私も、仕切り価格がオープン化するわけですから業界としての仕切り体系は解り易くなると思いましたが、
難しく考えれば、なんにでも理屈がついて商売になるものです。
大手特約店や商社系の石油ビジネスでは、
仕入れ情報のリアルタイム把握と卸売価格への即時対応で業務が煩雑化して「直売システム」の見直しに入っています。
サブ店やPB系企業では、「業転市況」の情報把握でパソコンと首っ引き。
リテール業者の価格対応は、主に店頭販売価格連動のみという事ですが、
上流の「中間卸」流通では、大変なことが起きているようです。
情報処理と対応速度が問われています。
石油業界ビジネスというのは、非常に魑魅魍魎の輩も多いようですから、
それぞれの立場で、責任のある情報管理能力も問われていると思います。
9月号の月刊ガソリンスタンド誌では、
「新仕切り価格体系」に関して、具体的なシステム対応手法を公開します。
ご期待ください。