ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

着眼大局 着手小局ですね

2008年07月15日 08時58分50秒 | Weblog
ある倒産した銀行の頭取がバブル全盛期に「着眼大局 着手小局」なんて事を紙に書いて取引先に配っていました。いい言葉ですね。
しかし、いつの間にかその銀行は破綻して国有化されてしまいました。

ある意味、バブルは今となっては「ツワモノどもが夢の跡」ともいえる訳です。

ここ数年は、何もしないで(出来ないで)生きてきた人間の方が傷もすくなくて無難な人生を送っているようにもみえたわけです。

しかし、これからの時代は違います。
現在が大きな時代の曲がり角です。
私の身の周りでも仕事を一生懸命にしていた人間ほど事業で失敗したケースが多かったのですが、再びビジネスで元気を取り戻す友人が増えてきました。

うれしいことです。
リスクを払って仕事にチャレンジして失敗したとき、何もできない無能な人間に「それ見たことか」という態度や言葉で蔑まされるのは本当に腹立たしいことですが、その悔しさが再起のエネルギーになります。
最近、「あの頃」失敗して挫折していた何人かの友人と再会しますとみんな同じことを言います。

人間の本当の優しさとか、根底が本当によく見えてくるものです。

幸いなことに、私の友人にはバイタリティー豊富な人間が多くて、みんなどん底から這い上がってきます。
逞しい人生感をもった友人は本当に資産ですね。
勇気とやる気と生きるための知恵を与えてくれます。
いつも、感謝しています。

人間というもの、他人が逆境に立ち至れば、我が意を得たりと思って親切さを装ったり、小賢しい知恵を使って人の能力を利用しようとしたりする愚かな人間がいるものです。
そんな人達ほど、自分が賢く生きていると思っているわけですが、気がつくと周りに人がいなくなっているはずです。

しかし、どん底の逆境から這い上がり、元気に逞しく仕事をしている友人の姿を見ると本当に「よかったね」と声を掛けてしまいます。
そんな人間の周りにはいつの間にか再び大きな人の輪ができて、そこからまた一つの人生や仕事が始まります。

今の時代、文字や映像で色々な情報が氾濫しています。
一般的な情報なんて数百円の経済紙で変える時代なのです。

しかし、生の生きた情報というものは「お金では買えません」
インターネットの掲示板やプログでもなかなか手に入りません。

そんなときにはこのプログを覗いてください。

スクラップ & ビルド

2008年07月14日 06時14分22秒 | Weblog
色々な業界で「スクラップ & ビルド」という言葉が叫ばれて久しいわけですが・・・、
石油流通業界でもかなり前から言われてきた言葉です。

それぞれの業種が自分の仕事を見直して、不要で非採算な部分はスクラップ化(止めて)し、新しい業態として採算に合ったビジネスフォームを「再構築」するとということでしょう。
原油価格大暴騰の折、ほとんどの業種で業務内容の見直しを迫られています。
漁業団体などは、一斉に漁を休んだり中止するところまで来ているわけです。

そんな訳で、経営者自身が現在の自分の業態を冷静に見直して、数年前どころか半年前とどう変わっているか冷静に考えてみる必要があるわけです。

これから結果の出せる経営者にとってはそれなりの努力とリスクと労力の犠牲を求められます。逆に無能な経営者であっても「私は能力がないからできません」などというという安易な理屈を世の中では許してはくれないわけで、その事が個人経営者に非常に厳しいシビアな現実を突きつけています。

どうも、現代は今まで「リスクのない安全な賢い生き方」だと考えられてきた変化のない生き方ほど実はハイリスクなのだということを教えています。言葉だげで行動力の伴わない経営者には厳しい時代です。このことは絶対に目をそらすことができない現実となっています。

身近な企業や業種でもこの十年間で大きく変化した企業と低迷している企業では格差が拡大しています。

どんな業種であっても、それぞれの経営者は自分の行っているビジネスを根底から見直しゼロから再スタートして再構築するくらいの勇気と努力がなければ生きてはいけないということなのです。

ほとんどの課題は、現在自分の行っている生き方や仕事が「正しい」という錯覚から生まれているようです。実際には現在の資金力。立地条件や商圏等を考慮すると「スクラップ&ビルト」が不可能な経営環境であることもあったりするわけです。

確かに無能な経営者であっても決して悪いことをしているわけでもありません。当面余裕のある立場の経営者ほど、本当は変化による苦労から逃避しているわけで当然のことながら変化を嫌います。これが「怠慢経営」とか「放漫経営」とか言われるゆえんです。

我々のビジネスはソリューション(課題解決)ビジネスです。
業務改善などを行うためには時間もかかりますしスタッフによる抵抗もあるわけですが、当然のことながら、伸びている優秀な企業ほど、変化への対応が早いわけです。

自然淘汰の、「スクラップ&スクラップ」で終わってしまうのか、次の「ビルト」があるのか、耳の痛いこと、思うようにいかないこと。色々あるでしょうが、全ては経営者の考え方と能力次第なんですね。

流通最前線の話題

2008年07月12日 03時44分11秒 | Weblog
家電販売業界で2兆円の売り上げを目指している「ヤマダ電機」

ライバル企業の「ビッグカメラ」も群馬が発祥の拠点です。

「系列」だ「業転」だと騒いでいる石油業界をよそに、家電業界のかつての流通異端児はついにここまで成長し、そして完成された企業として本拠地に帰ってきました。
ヤマダ電機の本社ビルを兼ねた大型店LABI高崎がついにオープン。

昔はテレビも洗濯機も「バッタもの」なんて、既存の家電屋に悪口言われながら商売していたディスカウンターであったわけですが、いつの間にやら小売りの家電屋は淘汰されて無くなってしまいました。



営業企画 

2008年07月10日 11時58分13秒 | Weblog
新たなコンテンツ開発に伴い準備作業が忙しくなってきました。

新たなコンテンツはもう暫くすると発表できる段階です。
すでに大手企業からの要望なども多くて、完成と同時にプレゼンテーションも忙しくなりそうです。

新たなビジネスコンテンツを立ち上げるためには、カタログや広告資料作成などにも大変な時間がかかります。

企画制作の仕事はアイデアがまとまらなければ手もつかないわけで、着手するまでのイライラが大変なのです。

こんな段階の私の仕事ぶりを知らない家内などは、少し戸惑っているようです。
夜中に飛び起きて作業をしたり、独り言をブツブツつぶやいていたり、
とにかく、幾つかの仕事をまとめて片付けるためには大変なエネルギーが必要なのです。

古いスタッフなどはもう慣れていて、事務所で横になって昼寝をしたりしていると「何か考えているな」と分かるらしい。しかし、本当にいびきをかいて寝てしまうこともあるのです。

そんな訳で今年の夏は、忙しそうです。
遊びも返上でマンションに籠って作業をすることになりそうです。

昔は昔。 今は今

2008年07月09日 14時58分55秒 | Weblog
自分らしく生きて、好きな仕事ができて、結果として仕事が世の中に認められたら本当に最高の人生ですね。

若いころは「お金」が欲しくて仕事をしたものです。
なぜお金が欲しかったかと言えば、買いたいものや、食べたい物、したいこと(悪い遊び・)などたくさんあったわけです。

最近では、そんな「欲」が薄くなり、仏さまのような生活なのです。
会社が終わって夕方家へ帰ると、風呂に入って食事して7時過ぎると眠くなる。
一度寝て起きて、トイレに行く頃家内はまだ古舘一郎さんのニュースを見ています。

最近思うのですが、お金と苦労は背中合わせなんです。

たしかに「足りなければ分け合い。余れば奪い合う」ものなのです。

だから、丁度いいというのが非常にわかりにくいのです。

欲が深くて心の貧しい人間にはその意味が言葉では分かっても本質がわからない。
よく「苦労が足りない」なんてことを言いますが、
それは、個人としての努力や忍耐や生きる知識が足りないということなのです。
ですから「人間、欲をかくと恥をかく」ことになります。

私のように一度どん底まで貧乏してみると人の気持ちがよく判ります。
本当に大切なものがよく見えてきます。
貧乏というものは人を鍛えてくれます。
もし、その人間にどん底を克服して再起するだけの器量があればその後の人生には必ず幸せの加速がつきます。

これは、私自身の実体験に基づく本当の話です。
「あの頃」を考えたら、誰が現在の私の実所得を予測し得たでしょうか。

私は現在、「破綻からの再生」・・・壮絶な人生ドラマを現実に生きています。

お金なんてものは、自分の好きなこと(得意な事)をただ一途に頑張ることで自然に何とかなるもんなんです。

「楽は苦の種、苦は楽の種」と申します。

石油ビジネスで苦労している経営者諸君。

「朝の来ない夜はない」のです。

「いばらの道」かも知れませんが、一生懸命生きている人生には必ず花が咲くものです。私も現在非常に充実しています。

現在、私の身のまわりには元官僚や大企業に勤めていた友人など多彩な人材がゴルフなどで集まってきます。

某財閥系企業の○○ホテルチェーンの元社長であったY氏。
典型的なサラリーマン人種ですでに完全に退職したのに旧職場を「うちの会社」なんてまだ言ってます、過去の栄光を追い続けているようです。

最近友人の計らいである企業へ「天下った」のですが仕事ができないということは本当に辛いようです。最近出社したら突然机に他人が座っていたらしい。

政治家や財界人との華やかな交遊関係もあったようですが、昔は昔。今は今。

どうも、大企業ベースで過去の栄光を追いかけすぎて、逆に悲哀を感じます。

Yさん。あなたが組織を離れて裸になった時の実力なんて所詮はそんなものなのです。

最近なぜかゴルフのときだけ生き生きとしています。

もっと肩の力を抜いて、自然体で、
現在の自分にできること。できないことを明確にしたら、
自分の身の丈にあった身の置き場が見つかるはずです。

「もっと力を抜いて!! ドライバーショット同じだよ。人生は・・ Yさん」
と、ティーグラウンド上でアドバイスをしておきました。

Yさんはカラオケで「浪花節だよ人生は」が持ち歌なのです。
以上。

ゴルフ場における。 「人生、再生プログラム」講演会でした。

何回サミットしてみても・・・・

2008年07月09日 13時18分47秒 | Weblog
人は何のために生きてきて、何をしているのか?

昔からの資産があるので還暦を過ぎても軽トラックに乗って、この暑い中を、親からもらった仕事を引き継いで汗をかきながら配達なんだそうです。
偉いですね。

私にはとても真似できません。

社員に給料を払うことが嫌な吝嗇家なのか・・・
経営者として社員の給料も稼ぐことができない無能な馬鹿なのか・・・

自分で仕事を創るということは大変なことなのです。
資産があるから減らさないように、工夫もせずに不景気を嘆きながら生きて、何もしないで死んでゆくのでしょうか。

そんな人間にとっては仮に景気が良くても何ができるはずでもありません。
減にバブルの時だって親の言うとおりに安穏と生きてきたわけです。
自分の無能さを親や他人のせいにする、馬鹿。

身の回りを見ると本当に無能な人間が多すぎる。
それでも、何もしないのだから人生で失敗することは絶対にありません。
ただ、自分がなぜ仕事ができないのかについて、理由と云い訳を見つけながら生きている。

最近は本当にこんな社長さんが増えているのです。

冗談じゃありません。
まさに「茹でカエル経営」状態です。

それで、「息子にはこんな苦労をさせたくないから、公務員か銀行員に・・」だそうです。

これじゃ日本国も何回サミットをしてもよくなるはずもありません。

みんなが税金を当てにする「公務員」になったら、納める人がいなくなる。
銀行なんてアメリカじゃすでにハンバーガーショップの定員と同等かそれ以下の時給の職種です。

今の若い人たちは、定職を持たずに仕事がなくて、フリーターだの人材派遣(口入れ屋)だのにピンはねされながらボウフラのように生きていくわけですから税金も年金も払うつもりはないはずです。

こうなったら、公務員の税金使い込みや不正行為は民間人の倍の罪にすべきですね。

学校の教員になるのにも「袖の下」なんだそうです。
「先生になるのも大変なんですね」

しかし、馬鹿な経営者はもっと大変です。
プレジデントやダイヤモンドばかり見て、
サミットに出席したようなヘボ理屈こいてないで、

ホラホラ、汗ふきながら、配達に行ってきなさい。
無能な社長さん。御苦労さん。

ベテラン現場スタッフの作業を平準化

2008年07月08日 10時49分49秒 | Weblog
ここ数日は曇天で蒸して、私にとっては一年で一番苦手な季節です。

東北地方の大手特約店様数社での灯油配送システム構築が本格化。

暫定税率問題で話題になったK石油。実は、灯油配送で有名な企業だったのですが、業界内での注目度が急上昇ですね。
本来は、灯油の積み込みをするためのセルフ出店だったようですが、波に乗っています。

当然、大手企業各社も本社灯油受注センターで一括受注した灯油を各地の配送センターから配送することになります。

現在事業所ごとに別々に行っている顧客管理と受注配送体制を平準化する必要があります。
ベテランスタッフの行っている「感ピューター」作業を平準化して誰にでもできるようにしなくてはなりません。

大手企業の配送灯油に関しては地域業者の撤退や配送体制の弱体化で、売り上げが伸びているのです。

どのようにして、一連の業務コストを軽減化して配送効率を向上させるかが問題となっています。

実は、大手フリート企業による灯油配送合理化では昨年度4Kローリーによるフル回転配送で500KL/一台という驚異的な数字が記録されました。ローリー運転手が2名交替で配達してなんと車両一台当たり月間500㌔の灯油販売実績です。

全部で、4台のローリーがフル回転で配送するわけですからすごいことになっています。

今年からは大手特約店による広域展開が全国各地で本格化します。
灯油ビジネスを征する企業が石油ビジネスを制覇する時代です。

九州各地でも、灯油配送センターの設置が急速に進んでいます。

変化する灯油ビジネス

2008年07月07日 05時23分42秒 | Weblog
今年は大手による灯油販売戦略の拡充策が急速に進行しそうです。
中間三品の販売戦略は大手企業と片手間に行うSS専業者ではビジネス手法にも大幅に差が出てきました。

当然元売りや商社の灯油施策も変化しています。
販社機能の充実により、複数県をまたいでの広域灯油マーケットに対する販売戦略システムの構築が盛んです。

「コールセンター」を設置による受注一元化。
ネットワーク構築により配送指示データを各地の配送センターにリアルタイム配信。

売上データ、出先での積み込み情報、ローリー在庫管理、作業報告等はハンディPOSから直接センターで受信します。

すでに、各元売り計算センターとのデータ連動プログラムも完成しており、驚くほどの合理化が実現しています。

本日も大手ディラー様との打ち合わせ。
灯油だけでなく、中間三品の受注配送を中心とした「受発注体制構築」作業を開始します。

今年は、「雪ん子」の既存ユーザーによるシステムバージョンアップやネットワークの拡大作業が目白押しです。

一般業者は諦めて、石油ビジネスから撤退するところも多いわけですが、当社のユーザー様は意気盛んです。

やはり、この部分は収益性が高く、淘汰が進むほどまだまだ可能性が拡大しているようです。

『マツタケは千人の股をくぐる』といったところでしょう。

猛暑です。

2008年07月04日 13時26分00秒 | Weblog
今日も朝一でゴルフ場へ行って、予約データ確認。
ゴルフ場で食事してから事務所へ出勤。

今日は中国から弟子の李君が来訪します。
彼は、高経大の大学院を優秀な成績で卒業した英才なのですが
最近、上海、香港に健康食品の会社を設立して頑張っています。

今夜はゆっくりと食事でもしながら中国経済事情などを聞かせてもらいましょう。

それにしても、今日は暑いですね。
このまま、夏が来そうです。

忙中、余裕あり

2008年07月04日 05時48分52秒 | Weblog
ゴルフ場ソリューションのフィールド企画検証でゴルフ場スタッフと猛勉強中。
社長や支配人とは業務内容とシステム運用の大特訓。
結果としては大成功。

しかし、慣れない業務は疲れます。
ゴルフのプレーは楽しいけれど、サービス業の中身は大変なのです。

昨日は4名でゴルフ場へ行きました。
仕事が終わってから、最終組の後でゆっくりとハーフだけ家内と二人だけでセルフで余裕のラウンド。

コース課のキーパーに「最終組だから、バンカー直さなくてもいいですよ」なんて言われながらのプレーです。

これからは、酷暑のシーズンですから、夕方涼しくなってからゴルフ場へいってスプリンクラーの散水を見ながら「夕涼みゴルフ」なんていいかも知れません。こんな贅沢ができるのもゴルフ関連ビジネスをしている特権ですね。

最近はスコアなんて関係ない「お楽しみゴルフ」なのです。
ああ、ゴルフをしていてよかった。

ゴルフもバブルの頃と変わりました。