「まだ17歳だけど、人生って面白いと思う」(岩渕大起:著、ポプラ社)を読んだ。生後2ヶ月で腎臓障害、3歳では第二頚椎脱臼で歩行できないことがわかり、入院手術をくりかえし、現在も車椅子の生活を送る、高校生のエッセイだ。
「五体不満足」の乙武君も凄いと思ったけれど、彼も本当に凄い。苦しさを乗越えてきた人は、人間的にも鍛えぬかれているんだなぁ、と本を読み心から思った。
岩渕君のすごいところは、「自分の思うように相手が感じてくれないからといって、無理やり相手に何かを強いることは、意味がない」「無理して変えられて、その人らしさがねじ曲げられてしまうほどこわいことはない」「その点、自分で自分を変えることは、努力すればできるのだ」と悟っていることだ。
若くしてこんな考えをもっていたら、老成してしまうのでは?との心配も、「よい子」に収まりきれない気持ちを書き留めていて好感がもてる若者だ。
人とどうやって交わっていけばよいのか、この本を読んでいると見えてくることがきっとたくさんあると思う。若い人に、特に読んでほしい本だ。
「五体不満足」の乙武君も凄いと思ったけれど、彼も本当に凄い。苦しさを乗越えてきた人は、人間的にも鍛えぬかれているんだなぁ、と本を読み心から思った。
岩渕君のすごいところは、「自分の思うように相手が感じてくれないからといって、無理やり相手に何かを強いることは、意味がない」「無理して変えられて、その人らしさがねじ曲げられてしまうほどこわいことはない」「その点、自分で自分を変えることは、努力すればできるのだ」と悟っていることだ。
若くしてこんな考えをもっていたら、老成してしまうのでは?との心配も、「よい子」に収まりきれない気持ちを書き留めていて好感がもてる若者だ。
人とどうやって交わっていけばよいのか、この本を読んでいると見えてくることがきっとたくさんあると思う。若い人に、特に読んでほしい本だ。