今朝、朝ドラのあとにNHKの番組を見ていたら、突然有働アナウンサーが
「以前、この番組でもドキュメンタリーとしてお伝えした佐村河内氏が、NHKに対して、自らは作曲しておらず、代わりに作曲していた人物がいることを明らかにしました。佐村河内氏は、『曲の全体構成や曲調などをその人物に伝えたが、自分では曲を作っていない』と話しています。
NHKは、放送当時、本人が作曲していないことに気づくことができませんでした。
視聴者の皆様や、番組の取材で協力していた方々などに、深くお詫び申し上げます。」というコメントを行い、耳を疑った。
確かに、そのドキュメンタリーをみた。耳鳴りなどの困難を乗り越え作曲。耳が聞こえなくても、絶対音階が頭の中にあるので作曲できるということで、そんなものだろうか?と思った記憶がある。
現代の日本のベートーベンと言われ、世界にも名を知られ、ブラジルにいる友人が去年主人が行く時にお土産に持ってきてもらえればうれしいというので、買ったCDが彼の「奇跡のシンフォニー」だった。
彼のコメントの詳細は ココから。
前に、考古学の優れた発見をした学者の業績が、実はみな本人が仕組んだ捏造品だったというので、唖然とさせられた事件があった(思い出したい方は、ココから)。
せめてよかったのは、今回の佐村河内守のケースが、本人からの告白で始まったことだ。
(彼の良心からの告白で、本当の作曲者とのトラブルとかが動機でなかったことを祈りたい)
前回のNHKの朝ドラ「あまちゃん」のお母さん(小泉今日子)が、若い時に音痴な女優の替え玉として歌を歌い、自分の歌手生命を失ったことを思い出した。
本当の作曲者は誰だったのか。その人の才能は、これからどのように評価されていくのか。何故、今になって、佐村河内守は公表に踏み切ったのか。やはり、出来る限り真相を知りたいと思う。
* 情報が入れば入るほど、(佐村河内がペテン師だった。それを悲劇の主人公好きのマスコミがまんまと騙されて飛びつき広めてしまった)と思えてきました。ゴーストライターの新垣隆さんが、佐村河内のペテン手腕のストーリー抜きの純粋の音楽のガチンコ勝負で大衆をここまで惹きつけられたか・・・判断が難しいですね。
説明責任を十分に果たさずに消費税を増税し、しかも歳出削減がいい加減で、削減した予算の補正予算でのゾンビ復活に非難を浴びながら、これもなし崩しに強行する阿部内閣を選択した日本人。安易にペテンを受け入れる国民体質から脱却しないと、将来がとんでもないことになりそうな言い知れない恐怖を感じます。