ソチ・オリンピック、日本はまだメダルが取れていない。
でも、モーグル女子の上村愛子選手は、決勝で大変いい滑りを見せ、スピードでは30秒46で1番速かった。銅メダルの選手は途中足も開いたり、トラブルったのにメダル。
見ていて納得できない気がした。エアやターンの得点を審査する審査員に日本人はいなかったことから、有色人種への差別では~という声まであったようだが、すっきりしないことは確かだった。上村選手が自分としては爽やかに終われたというコメントで救われた気がしたが・・・。
ノーマルヒルの葛西選手にしても、2回飛んで両方100m越えしたのは優勝者と葛西だけ。差がでたのは、飛んだ時の風による加算点だったという。葛西選手をやさしく後押した風が、逆にメダルから彼を引きはがした皮肉な結果に。
確かに、風による運・不運が大きく分かれる競技なので、その点を加味するのも分かる気もするが・・・。(葛西選手は、まだラージヒルもあるので、そちらで是非頑張ってほしい)
その点、スピードスケートは、結果が誰にも分かりやすく明解。内側か外側スタートかで2回の合計点にするのが正しいかどうかは別としても、勝者が誰からも明らかなのはいい。結果は残念だったが、それがかれらの運であり実力だったということだろう。
これから、フィギアスケートとかも始まるが、見ているものが納得のいく採点がなされることを祈る。4年の切磋琢磨の成果が、あやふやな審査で疑問がのこるようなら、スポーツへの人々の興味は削がれてしまう。誰にも納得できる採点で、是非ウィンタースポーツの祭典を、気持ちよく味わいたいと思う。