今日は、東北大震災から3年4か月目とニュースで言っていた。
そして、チェルノブイリからは28年以上が経過した。
中筋純さんは、「廃墟の写真家」として有名でな方。
チェルノブイリの撮影は2007年から年1度の巡礼のようになり、6回目を迎えたという。そして、今回のその写真展「流転 チェルノブイリ」は、多くの人が行き交う新宿西口プロムナードギャラリーであるという。人々の通る場所なので無料での展示。新宿を通る方は、是非立ち止まってしっかり見て行って頂きたいと思い、ここにお知らせします。
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ご本人によると、
「来たる7月19日~8月2日、「流転 チェルノブイリ」と題した個展を行います。
2007年より取材を始めたチェルノブイリですが、気がつけば6回目。年に1度の巡礼のようなものになってしまいました。チェルノブイリの季節の流転の光景をお見せできればと思います。
奇しくもこの6年でチェルノブイリという場所は遥か彼方の単なる核汚染された一つの「点」という存在から、我が国の同胞が共有すべき「礎」のような存在になりました。文明の残骸が散らばる大地にも巡り巡る季節という時の流れが存在することが、遠く海を隔てても同じであることを実感し、望まぬとも人間は二本の足で大地を踏みしめなければならないという紛れもない事実をチェルノブイリの汚染地に住む老婆達の生き様に教えてもらった気がします。
決して饒舌ではない彼の地が発するメッセージを、我々のイマジネーションがうまく捉えることができれば、我々同胞が選択すべき道も自ずと見えてくることでしょう。
会場は新宿西口地下広場に面した公衆ギャラリーです。路面のためギャラリーに在廊し作者自身が解説を加えるこれまでのスタイルの展示はできませんが、副都心をひかえ多くの人が行き来するこの場所で、作品を展示できることを光栄に思うと同時に、彼の地が発するメッセージが道ゆく人の心に少しでもとどまればと切に願っております」
この写真のおばあちゃんの力強さ、きっと何かを私たちに教えてくれることだろう。
この日記を読まれた方が、ひとりでも多く彼の写真の前に立って下さることを祈っています!
私が彼の写真を見たのは2年半前*ですが、それでも彼のチェルノブイリの写真は脳裏に今もはっきり思い浮かべられます。
同じ原発問題を抱え、さらに抱えようとする日本人として、チェルノブイリの姿を是非あなたの脳裏にもしっかり焼き付けて下さい。
*中筋純さんと出会ったのは、震災の傷痕が人々に深く刻まれた2011年、長崎で開かれた彼の「黙示録・チェルノブイリ」の写真展。その時の印象を「長崎であった素敵な人2」としてブログ掲載しましたが、その時にメールをお教えしたので覚えていて下さったようです。