実は、早起きが大変苦手な私。通常の起床時間は7時50分です。そんな私ですから、今月の惑星のご紹介で「今月は『僕達をみたいなら、早起きするんだねぇ』なんていじわるを言ってる感じです」とコメントして、見られないであろう朝の惑星を図入りで説明しました。
そんな昨夜、いつもは起きない4時半頃、突然目が覚めました。最近、時々そういうことがあるのですが、今朝はどうやら惑星たちが私を起こしに来たようです。ベランダに出て見上げると冬の大三角、オリオン座が南の空に広がり「ほら、こんな綺麗な夜空なんだよ~、見逃す手はないだろう」とささやきかけてきました。
空気が冷たくなると、ツバメは南の空へ、そして冬鳥がやってきて、空気が澄んで星や富士山が私たちを楽しませてくれます。
「さあて、お月様はどこにいるかな?」ベランダから乗り出して東空を探すと、いましたよ~
綺麗ですね~。「でも、お供の惑星たちはどうしたの?」
寝巻の上に上着を羽織って庭に降りてみると、かろうじて月の下の金星は見つけられました。冬の星座も負ける明るさです。
これを見逃す人はまずいませんね。まさに「明星」。明るい星です。
木星や火星を探すために、玄関の方から北側にでてみました。
「Oh~~~~.並んでますねぇ」
東空の高いところにいるのが月(半月ですけど、丸く見えちゃってます)
やや下、左の横倒し数字(汗)のTopから右に目を移すと見えるのが、金星です。
日付と時間の間のスペースから右に目を移すと小さく見えているのが、木星です。
木星って、どうしてわかるかですか?
木星にズームしてみますね。ズ~~~~~~~ム!
お供のガリレオ衛星が、木星にズームすると現れるんで、間違えようがないんです。
<ガリレオ衛星の配列の自動入力確認サイトで作図>
見えているのは、下にイオ、エウロパが重なって見え、上にいるのはガニメデかカリストでしょう。うまくもっと4つが映る時もあります。
コンデジでこの能力。これ以上期待はできません。CASIOさん「いい仕事していますねぇ。感謝してます」
さて、でまだ登場していないのがいるはずの火星です。
暗さに目が慣れるとかすかに肉眼でも見えてきました。
金星と木星の間に今度はにズ~~~~~ム・イン!!!
これは、ちょっと苦しいですかね。このサイトは、クリックして拡大できないので、写真ブログにアップしましたのでココから確認してください。
この金星(上)と木星(下)の間に、金星のやや左下にしし座の明るい星レグルスと、その下で木星の上に火星がポツンを写っています。場所さえ確認できたら、こんどは肉眼でもみえてきます。
でも、星を写真にするのはなかなか至難なんです。ブログに行くのが面倒な方は心の目でみるか、惑星はしばらく動きながらも未明の空に連続出場していますので、ご自身の目で確かめてみるのが1番です。
9日には月が「私の横にいるのが金星よ~」10日にはさらに細くなりながら、木星の横に来て木星を教えてくれます。心配な方は、国立天文台の「今日のほしぞら」で予習か復習してみてください。
早起きさんは、毎日みていると、「だるまさんが転んだ」で惑星が遊んでくれるかのように、少しずつ位置をずらして、「僕たちどう動いたか~」なんて言いながら遊んでくれます。寝不足にならない程度に皆さん楽しんでくださいねぇ。
「こんなに素敵な景色を見せてもらったから、また時々お越しにきてくれてもいいよ~」と私も、惑星と月に伝えておきました。