感動ストーリーズ「思いやる心」5を読んだら、その中に(財)共用品推進機構の専務理事・星川安之の話が出ていて、いろいろなことに気づかされ感動しました。
まずは、下の写真をみて下さい。
これらが、共用品と言われるものですが、分かりますか?
「(健常者にも障碍者にも)より多くの人が使いやすいモノ、誰もが暮らしやすい社会を作っていく」のが共用品。
星川さんたちが提案して実現した例として、上のシャンプ―と牛乳パックの例があげられていました。
どこに工夫があるか。
目の見えない人にとって、同じ容器に入っているシャンプーとリンスは、分かりづらい。それで、シャンプーには側面や上部にギザギザの凹凸がつけられているのだそうです。家のシャンプーを並べてみたら、本当に手前のシャンプーには横線がいっぱい入っていました。
これは、髪を目をつぶって洗う多くの人も知っていると便利な機能ですよね。びっくりでした。
そして、牛乳パックもジュースと区別が目のみえない方には難しい。それで、開け口でない方の反対の上部に、小さい半円の切り込みを入れたそうです。これも、私の買った牛乳をみたらちゃんと刻みの半円がありました。トイレのをウォシュレットや、自動券売機も、そういえば最近は点字がはいるようになっていますね。
健常者には分かりづらい障害を持つ方の不便を、寄りそってこのように社会に変化をもたらしてくれている星川さんのようなことがいること、とても素晴らしいと思いました。
星川さんが、どんなきっかけからこのような視点をもってこのような仕事をすることになったかは、是非 実際に本を読んでみてください。
ここで、私がそれを書いてしまうより、素敵な様々なメッセージを受け取れることを保証します。
他の4人の方の話も載っていますが、実は私がこの本を買うきっかけになったのは、その中の鈴木隆子さんの話を新聞で読んで、もっと詳しく知りたかったからでした。
*今、この感動ストーリーズという本のシリーズ本がたくさん出ているのに気づいて、大人買いで注文したところです(笑)