感慨深いですね(笑)。もう12月(嘆)。この1年、何ができたかなぁ~。
そんな思いになる、今年最後の月になってしまいました。しかし、感慨にふけって立ち止まることができない師走。師ではありませんが、しっかり最後まで走るべく、12月の惑星をお届けいたします。
さて、今の月は、ご存知のように夜中過ぎに上り、昼間も快晴だと青空の中にも見つけられるお月様ですが、この巡りの前のお月様をまずお伝えしようと思い、写真の整理を始めました。すると、なんと先月はバタバタしていて、11月の惑星記事を書くのもすっかり遅れて11月5日にお届けする有様。そんなでしたので、その前の月の巡りも公開せずに忘れていたことに気づきました。というか、整理もできていなかったのでした。
そこで、今回一挙にお届けします。10月の惑星記事は9月30日にお届けしたのですが、それ以降の月の巡りは、こんな具合でした。
ちょっと9月は天候に恵まれず、スカスカですね。下の10月のお月様の数と比較すると一目瞭然ですね。
10月14日から11月4日にかけて、こんなにお月様が見えていたのですね。頑張りました。色がいろいろなのは、見た時間の変化や、カメラの露出具合にもよりますが、上りたてのお月様、沈もうとしているお月様は夕陽が赤いように赤味とか黄色味を帯でいますよ。
さて、11月の月の巡りも今のところ結構順調に来ています。来年の1月に発表しますのでお楽しみに!
そして、今月の惑星です。
水星:明け方の東空にいます。水星は小さく太陽に近いために見づらい惑星ですが、12月15日前後はそれでも太陽から離れた位置にくるし、冬は空気が澄んでいるのでチャンスです。でも、寒いし、朝起きて雲がでていたり雨だとがっかりですね。いつも夜明け前の暗い内に起きると言う方は、ちょっと太陽に先だって上っている小さな水星を東空に探してみましょう。双眼鏡があるといいですね。
金星:明け方の東空にいます。明日が一番光が明るいと言われています。朝の東空に明るい星を見つけたら金星に違いありません。早起きの方は是非見つけてみてください。12月4日には、細い月が金星に寄り添います。金星がわからないと言う方は4日にお月様に「金星はどれ?」と聞くと、「私のそばにいるのが金星だよ」と教えてもらえます。
火星:夕方の南空にまだいるのですが、7月の大接近の時の存在感は大分なくなりました。でも、気を付ければまだ肉眼で見えそうです。赤いのが特徴です。どこに火星がいるか分かりづらいと言う方は12月15日前後に火星のそばにお月様がいて、「これが火星だよ~」と教えてくれますよ。
木星:太陽に近くて見られません。
土星:夕方の空でまだみられそうですが、あまり明るくありません。奇跡が起きるなら夕方のまだ夕陽の明るさが残る12月9日に、細い細い月が西空に沈む前の束の間に、微かな声で「これが土星なんだけれどね」とささやいてくれるかもしれませんが、その月も土星も駆け足で沈んでしまうので、諦めた方がいいかもしれませんね。
ということで、夕方惑星観察派の私には、惑星は火星しか楽しめそうにありません。早起きの方には金星が明るく「おはよう!」と声をかけてくれるはずなので、ちょっと起きたら東空を見て下さいね。水星は東の地平線がみえるような場所を探しておいた方が良いでしょう。
先ほど書いた12月15日の水星が見やすい日の朝6時の空の様子です。「今日のほしぞら」という国立天文台サイトから引用しました。東京以外にお住いの方は、ココをクリックしてオリジナル画面で自分の地域と時間を入れて調べてみてくださいね。
では、年の瀬の忙しい時期ですが、今月もちょっと疲れた時に空を見上げるのにそんなに時間がかかることはありません。是非、時間を作って空を見上げて月や惑星を楽しんで見て下さいね。
今日は、もう皆が起きている時間に月は上って来ません。明朝起きたら、月を探して見ましょう。青空の中でもまだ見つかるかもしれません。月の位置は、先ほど紹介したココをクリックして調べてみてくださいね。
因みに、今日の朝の月の様子を今朝のブログでお届けしましたが、その月は12:13まで見つけることができました。
↑ この上の真ん中やや下に月が写っているのですが・・・。
太陽の光が強いとお月様は空に溶かされるようにこうして消えてしまうのですね。