今日は雨で、お月様には会えませんでした。でも、その代わりにちょっとネットで調べ物をしていて、こんな凄い若者の発明品を見つけました。2016年のグッドデザイン特別賞(未来づくり)も受賞したようですが、知らなかったぁ~~~。見つけたのは、Ontenna です。
<ココや画像クリックすると、デザイン賞の時の動画にリンクしてます>動画は、下のTEDのも10分前後で短いです。
聴覚障害の人のために、音を振動にして感じることができるツールですが、髪の毛にちょっと飾りのように付けることで、震動を感じられるので、ベルが鳴ったり、人が話し出したりするのを気づくことができるというものです。
聴覚障害の方の生活が、本多さんのちょっとしたアイデアの製品化でこんなに画期的に向上するのだ!と感動を覚えました。本多さんに大拍手をおくります。
上の動画にもでてくるのですが、最初に気づいたのは、TEDという、素晴らしい人々の業績を短く紹介してくれる無料動画サイトなのですが、”Can you hear me?" でした。
<画像かココをクリックして、オリジナルを見て下さい>
こちらは、英語ですが、日本人の話している英語なので聞きやすいです。こちらの方を最初に見る方が感動が大きいかもしれないのでお薦めです。
技術が人間の能力を引き出し、生活を向上させ「生きる喜びや楽しさ」を与えることに無条件に大拍手しました。
実は、最近、盲ろうの福島智さんの「渡辺荘の宇宙人」という本を読んで、福島さんのお母さんが「指点字」というのを思いついて、それが、福島さんの手によって世界にも広がっているようです。やり方は、両手の3本ずつ計6本の指を使い、点字の6つの点を表現して会話をするのですが、この方法も画期的だったようで、盲ろうの方たちの世界がグンと改善された話を読んで、感動。さらに、現在の障害者の方達の生活を知りたくなって調べていて、このOntennaにも出会いました。 重ね合わせる手でコミュニケーションするのも凄く素晴らしく温かい気持ちになりましたが、テクノロジーでも、ずいぶん障害の克服が可能になってきたことが分かり、とても心を温かくなりました。
パラリンピックでも、本当にテクノロジーが走ったり、飛んだり、障害を乗り越える力を与えている姿に驚きましたが、人がそのように助け合い、みんなで豊かに楽しく暮らせるようにする世界。これこそ「人間らしく、素晴らしい!」と思いました。
その対極にあるのが、「軍事産業」の発展です。「軍事産業が、テクノロジーを高度化し育てた」なんていう人もいますが、そんなこと、人間として恥ずべきです! 人が人の殺戮をする武器で磨きあげた技術を、私は結果がどうであれ、とても恥ずかしいと思います。
人間は、互いに尊重し、より互いのしあわせのために、技術を向上させて、磨いていってこそ美しく、人間らしい。
今日は、月は見られませんでしたが、そんな人の美しい面を、本多さんのOntenna を通して見られて、心が安らぎ温かくなりました。
「未来を握っている若者達に、是非このような生き方を目指してほしい」。見えないけれど、今日も雲の上から私たちを見守ってくれていたお月様に、「こんな若者達が次々に登場して、世界をよくしてくれますように~!」とお願いしました。