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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2023年9月の惑星

2023-09-01 22:43:12 | 惑星・天体ニュース

    いやはや、8月は快晴の猛暑が続き、その中をお陰様で(いやいや大変な暑さと戦いながら~?)、それでも、ほぼ毎日お月様をみて過ごせました。残念なのは、最初の新月から最初と最後の新月前が撮れなかったことですね。

   

    さて、まだ暑さも続いていますが、少しそれでも虫の声が優勢になってきて、あさゴミ捨てに行くとチッといいながら、抜け殻を残して生まれたばかりのセミが飛び立っていくのが少なくなったような気がします。

    8月は、惑星が水星と火星が夕空にいたものの、両方とも暗くて全くみられず、最後の最後に土星が微かに見えたという感じでしたが、その代わり、雨の後にすごくコンディションがよかったのか、自分のカメラで初めて下のようにたくさんのスバルの星を写し込むことができました。

      

      では、今月の惑星をみていきましょう。

     水星: 先ほど書いたように見えづらい水星。太陽を追ってさらに見えづらくなって夕方から朝の未明の空に移動します。それが、未明の空で22日には西方最大離角となり、その前後の日には、日の出の30分前頃に夜中みたいな時間ですが、高度が10度を超え、水星としては見つけやすい状況になります。その時期は日の出も5時半となるので、5時に起きられる人は探してみて下さい。

      水星が西方最大離角 2023年9月12日から30日 日の出30分前 東京の星空

     金星:国立天文台の図をみると分かりやすいですね。朝方の未明の空で東空に肉眼でも見えると思いますが、9月19日には最高光度になるので、ちょうどその頃、水星も見える可能性が高くなるので、下旬になったら、水星がみつからなくても金星は見つけてみましょう。ただし、5時前に起きれたら~ですが。月が近づいている9月12日が狙い目なので、たぶんこの日は早起きして金星と細い月の素敵なツーショットに挑戦してみようかな?

     火星:先ほど書いたように暗くて見られません。

     木星: 真夜中の東から南東の空に見えます。11月に向けて昇る時間が早くなり、見やすくなるので、早寝の方はあせる必要はありません。ただ、私は、絶対に下の9月4日には晴れを祈願して起きて月とのツーショットを狙うつもりです!

        *月と惑星のツーショットは(撮るのも楽で、見栄えもいい「三日月と惑星」)がベストなのですが・・・

       月が木星に接近 2023年9月3日から5日 23時頃 東京の星空

      土星:今月のカレンダーを今朝めくったら、土星の写真がど~~~~~んと出てきました。土星の観測絶好期です。見える時間もよし、輪っかの形もよし。でも、金星とか火星とか木星の華やかさがイマイチの土星。望遠鏡で撮るように輪っかが土星らしく撮れればもっとワクワクするのでしょうね。宵の南東の空に見え、明るさは0.5等から0.6等ですが、私は肉眼ではみつけられず、ただ、何かいるような~と思ってカメラでズームしたら、土星が写りました。でも、輪っかなし(泣)。

     

      と言うわけで、8月よりは惑星が登場してくれる9月です。

  ・まずは、9月4日に夜遅いけれど木星と月を楽しみ、土星もやや離れていますが、頭の隅に覚えておいてその時に見る。さらには、最初の方に写真をお見せしたスバルも見る。5日には月がスバルに近づくので、また木星、スバル、土星をみる。

  ・9月12~14日には未明に着目。水星は無理かと思いますが、月と金星のツーショットを楽しむ。水星・金星の図にこの時の月の位置が書いてあるので、狙い目は特に12日です。素敵な細い月と金星のツーショットを狙いましょう。

  ・下旬になったら、金星がさらに明るくなるので、注目。

      こんな感じですね。では、惑星と月の風景、楽しんで下さい。そして、忘れていましたが、中秋の名月は9月29日です!!!

      

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