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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2016年3月の惑星

2016-03-01 08:28:57 | 惑星・天体ニュース

   2月は29日だけでしたから、とりわけ早く感じられたでしょうか。
   2月は結構 月をしっかり見ることができました。

   惑星も木星が早い時間から出てきて目立つようになってきました。
   さて、今月の惑星です。いつものように太陽に近い順にみていきます。

   水星:今は朝にいますが、太陽に近くて水星が上ってもアッという間に太陽が昇ってきて、姿を確認するのはほぼ不可能だと思います。
      水星はこれから下旬には夕方の空へ移動。4月下旬に夕空でやや見やすい高さに上ってくれます。それまで待つのがよさそうです。

   金星:寝坊の私は未明の惑星は朝起きて天気が悪いとがっかりなので見ていません。でも、金星はまだ夜明け前の東空低くに見えているのではないかと予想されます。金星は水星と違いとても明るく見つけやすい惑星。6時より早めに東空の良く開けているところ、地平線のそばに明るい星がみつかるば金星です。3月7日には細い朝の月の下にいるのでわかるかも~?でも、日の出が6:03では太陽が出てきて難しい?太陽の光との勝負です。
      金星も、今無理に見るのはやめて、こちらは10月頃になれば夕方でいくらでも楽しめます。焦らずに待ちましょう。

   火星:ちょうど3月1日の未明にお月様が近づいて皆に「火星さんです」と火星を紹介してくれたはずですが、こちらは水星や金星と違って外惑星なので、今とても見やすい位置にいます。見つけるのに苦労はいりませんが、出てくるのが夜中過ぎ。火星をみるには夜更かしをするか、未明の暗い内に起きる必要があります。5時半前? 今地球に近づいてきてどんどん明るくなり肉眼でも軽く見えると思います。さそり座が見つかるようなクリアな空でしたら、さそり座のそばに火星がみつかります。国立天文台の今日のほしぞらを参照に見つけて下さい。

   木星:最初にも書きましたが、早起きの得意でない方は、夜に上ってきている木星が惑星の中で唯一楽しめる惑星となります。
      あかるく輝き、肉眼で簡単にどの星よりも目立ってみえています。夜は東の空から南で、朝方は西空で明るく見えています。

   土星:火星にやや遅れてのぼり、火星と同じくさそり座のそばにいます。「今日の星空」で火星、さそり座のアンタレス、土星の位置を確認してさがすと、この3つの星が仲良くつるんでいるのでみつかりやすいと思います。肉眼でみつけられると思いますが、輪っかは天体望遠鏡でないと見えません(笑)火星と、さそり座のアンタレスは赤っぽいので、土星はわかりやすいかもですね。

   ということで、今月は夜は木星を楽しみ、夜更けから未明にかけては、まだ西空に残る木星から弧を描くように目を東空に移動させておとめ座スピカ→火星・アンタレス・土星がいるのをみつけましょう。さらに太陽が出る前にうまくしたら、東空低くに金星をみつけられるかもしれません。

   実は、3月9日(水)に全国的に部分日食が見られます。東京では10:12~12:05頃までですが、仕事をしているとお昼休みにはちょうど日食が終わってしまっていますね。時間が取れる方は、皆既日食の時に買ったグラスを引き出しの奥から探し出しておきましょうね!

   

     

   
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