東京新聞の1月1日から始まって9日まで続いたシリーズが、面白かった。民主主義が根底から揺らいでいる日本で、元日から民主主義を地域の足下で起こっている事例から拾う手法が素晴らしい。
「くじ引き民主主義」 シリーズの3の時に気づいて、昨日7が終わったが、シリーズ6の「校則見直し生徒が探る」が面白かったので、取り上げてみる。
昔からの、異様に厳しく時代にそぐわない学校の校則の見直しの話は、最近聞かれるようになっていたが、ここでは栃木県の県立高校の例をとって「まず対話 失敗で学んだ」と大きく取り上げた方で言っているように、熱心な生徒が頑張って制服の改正案をねったが、先生に反対されて、諦めずに失敗から学び、まず反対した理由を教員一人一人に聞いて、説明や対話を重視、委員会メンバーだけでなく、他の生徒や教員、保護者を交えての話し合いもして、さまざまな意見をくんで否定的な意見も併記して、進めているという。結論はこれからのようだが、政府の非民主的なやり方を許してきた大人が読むと恥ずかしくなる。
政府の人たちや、政府を結果的に応援したまま任せている私たちがしっかり読んで、この高校生達から学ばないといけない。
この7回シリーズは素晴らしかった。ぜひ、興味を持った方は、図書館で読んで見て下さい。
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