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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2015年2月の惑星

2015-02-01 07:43:03 | 惑星・天体ニュース

  1か月が経つのがなんと速いこと。2月はこれで28日ですから、あっという間に過ぎてしまいそうですね。
  それにしても、今年の1月は快晴で空気が澄んでいて水星を存分に楽しむことができてラッキーでした。
 
  お陰様で曜日を構成する日(太陽)・月・火星・・・土星までを半日の間に肉眼で見るという快挙も成し遂げ、日の出前の極細の月齢27.8の月も写真に撮ることができました。

  さあて、今月はどうでしょうか。
  いつものように、太陽に近い順から見て行きましょう。

  水星:夜明け前の東空へと移動してしまい、早起きの不得意な私には見られません。特に2月下旬から3月上旬はやや高めのところにいるので、早起きの方は見つけてみて下さい。

  金星:夕陽を見送った西空で「1番星!」と皆が思うのは、金星です。明るく目立ち、向こうから目に飛び込んできます。これから5月までどんどん夕空の高い位置に見えるようになりさらに目立ってきます。

  火星:夕方の西空、金星より高い位置(左上)にいますが、金星がぐんぐん高い位置に動いて火星との距離を縮めてきます。2月20日には、火星の左(南より)に金星が近づき、そこに細い三日月も加わり素敵な光景を楽しめるようにないります。下図は20日の様子ですが、21日には月が金星と火星の上に、22日には更に上になります。火星はあまり明るくないので、しっかり日が沈み暗くなるのを待ってみて下さいね。その頃の日の入りは5時半位なので、6時すぎ頃がよさそうですね。

  
   @国立天文台「今日のほしぞら」2月20日18時、千葉

  木星: 上の図でもわかりますが、金星が西空でだんだん沈もうとしている時、木星は逆に東空から上ってきます。金星と同じ位明るく見えます。恒星で1番明るいシリウスがそばにいますが、シリウスより明るいです。冬の大三角の星・シリウスと間違わないようにしながら、しっかり見つけてくださいね。2月3日・4日は、丸い月がその木星のそばにきて、「これが木星ですよ~」と分からない方には教えてくれるので、お月様に案内を頼みましょう!

  土星: 夏の星座の蠍座のそばにいるので、夜中に東から上ってきます。2月13日には、ちょうど土星のそばに下弦の月を過ぎた半分よりやや欠けた月がやってきて「僕の下にいるのが土星だよ~、その下に蠍座があるけどわかるかなぁ~」と早起きのあなたには案内してくれるはずです。

  という訳で、水星と土星は早起きの方に任せて、夕方から夜の肉眼惑星観察者の私としては、金星が日々高みを目指して移動し、火星と肩をならべてしまう様や、木星もどんどん早く上るようになって、夕方の西と東空で明るさを競うのを楽しむことにします。
  そして、そこに三日月が加わる2月下旬の美しい光景を見逃さないこと!ここが、今月のポイントですよ~~~~!

 
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