最初はいつもの通りオスカー・ピーターソンのジャズハノンから。
今日は、「EXERCISE No.6」。
短い曲だけれど、ちょっとカッコいい曲です。
「まとまった感じの曲になってきましたネ。でも、今度のは短い曲でしたね」と先生。
音どりで間違ったところもないようで、No.6はOKに。
次は、先生の先生の音楽を付けたDVD「
桜ハイビジョン」から「夜桜」。
夜桜は、楽譜をみると(あっけにとられるほど簡単な楽譜だった)と前回感想を書いたけれど、弾いてみるとまさにDVDの音が再現できて魔法にかけられた気分。でも、真剣にやると、楽譜以上の部分をDVDのように再現するのは至難で、今回は初心者なのでコア部分のみを弾いて、とりあえず今回は踏み込まず軽いOKを頂きました。
そして、この譜面には左手も珍しく「ドソーソーソ、ドラーラーラ、ドシーシーシ、ドラーラーラ」と繰り返す音が譜にしっかり入っていて、逆にコード名が書いてなかったので・・・これは C.F/C.C7.F/Cのコードですか?」とお尋ねすると「C7.F/C.C7.F/C」かな。
「ただ、C7基調で、Cがキー音とするには、全体が物悲しい気がしたのですが・・・」とさらに聞くと、「悲しい感じ?そうかな?」との意外なお返事。どうやら。C7基調という先生のB♭の音がGmの印象でマイナーな気分を漂わせているようでした。音って面白い。
さて、「夜桜」に対して、同じDVDに収録されている「京都」は、時間切れで先生のお手本演奏をして貰えなかった曲。コード譜でDVDの音しか手掛かりなく譜起こしするのは、果たして初めての体験化?
でも、予想外に大変ではなく、譜が結構簡単に完成。できた譜面で練習している内に、アドリブも真似して弾きたくなり、アドリブ箇所の譜面化にチャレンジ。アドリブが付いたのはレッスン1週間前だったので、やや練習不足ながら、まずはメインのところを弾いてみました。
音どり間違えもなく、まずまず順調。
続いて、アドリブもトチリながらも披露。
「全体の印象はしっかりとらえられているし、いいんじゃないですかぁ」との感想を頂きました。
さて、これもすんなり合格を頂いてしまったので、実は前にもう弾いた"SemiーFrgotten Dream"("Beyond the stars"のCDから)を夜桜と同じへ長調だったので、練習してきていたのでお披露目。
前に弾いたときよりはスムーズに弾けたので、前回は付けられなかったアドリブもCDから工夫して付けて練習したのだが、アドリブに流れるところがやや難しく、弾きながらそのアドリブへの移行部分で中断。
「ここで、CDはアドリブに入るんですけれど、[C]の最後まで弾かずに、先生のアドリブは2段目の最後でアドリブに流れていくので、心の準備ができずにうまく入れない。だから、最後まで弾いてからアドリブ行きます」と説明の後、最後まで弾きました。
すると、私が弾き終えてから、「[C]の2段目と途中でアドリブに移行していったのは実は意図的で、中途半端感をわざと感じさせている」との意外なお話が先生からありました。(やっぱり、随所にトリックとか遊びとかを入れるから変化が楽しい曲になるのかも~)と感心しながらも、「でも、ぎこちない感じになって、アドリブに流れていかないんですけれど~」と嘆くと。
「Ⅴ-Ⅰでドミナントにすれば流れますよ」と先生。アドリブの前に、Ⅴに当たるC7の音、特にB♭音をいれたら、確かにスッキリ。
「これをさらにⅡ-Ⅴ-Ⅰにすれば、ツーファイブでもっとクッキリするけれど、あまりアカラサマなのもねぇ」とおっしゃるので、
「アカラサマ」言われるGm7-C7-Fで流してみたら、あら不思議~(アカラサマにピッタリ)決まっちゃいました。
面白い!!! 素人が自分で弾くには、アカラサマがよろしいようで(笑)
さて、「音も問題ないし、いいんじゃないですか」とこれもOKを頂いてしまい、今日は2曲とも初めて弾いたものだったけれど、順調に新譜を頂けることに。
「どうしますかねぇ」と先生。「桜シリーズがまだ曲調が違うのが2曲は必ずあるはずです」とお頼みしたら、どうにか探り出してくださったのが、「播磨・備前」。後半は、ちょうど今日弾いた「京都」と同じ感じで半音ずれての旋律になりますが、前半はちょっとメロドラマ始まるような甘くやさしい曲です。 模範演奏、素敵でしたぁ~~~。模範演奏の時間が本当に癒しですぅ。
そして、時間がやや押してしまっていましたが、「京都」の方の模範演奏が前回して頂いてないので、確認のために模範演奏をお願いしました。
模範演奏をするのに、私の譜起こししたのでは先生には読みづらいだろうということになり、オリジナルのコード譜で弾いて頂くことになったら・・・
先生が「さっきは気づかないで、OKって言っちゃいましたけど、これ跳ねたように弾くってここに指示が書いてあるの忘れてましたね」
と譜の一番左上の指示をみつけて・・・「跳ねる。♫が、前の音が長い感じに跳ぶ。違ってましたね」
「気づかなかったですねぇ」「感じなかったのは、ちょっと困りますねぇ」
と、想定外の展開で、こちらは次回跳ねた感じに弾き直してくることに。
やっぱり、模範演奏をお頼みしてよかったです。
という訳で、新曲は「播磨・備前」ということで、レッスン終了。
さて、跳ねる弾き方へのチェンジがうまくできるでしょうか。
一体、私がどんな曲を弾いていたのか、興味のある方は、amazonの
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