日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



雪倉、朝日縦走最終日。
朝日岳山頂で朝食のおにぎりを食べた私は、蓮華温泉に向け下山を始めました。
ほかの登山者より一歩遅れ、小屋で朝食を食べてから登ってくる登山者はまだ山頂には着きません。
誰もいない山頂に別れを告げ、木道を歩き始めました・・・。

ガスっているけれど、登山道の両脇にはお花畑。



クサイチゴ?


ベニバナイチゴ?

ハクサンフウロも瑞々しい。


急で木の根や石で滑りやすい登山道に
「こんな道の登りはイヤよね~」などと独り言を言いながらぐんぐん下ります・・・。

かといえば、またお花畑のなだらかな道になったり・・・。




まだ下ります。

山頂を発って一時間。
時間的にもそろそろ「白高地」に着いてもいい頃。
と思っていると突然、別れ道に出会いました。

「白馬岳」?
「朝日小屋」?
この道標の意味が分かりません。
私、白馬へ行くのでも小屋へ戻るわけでもないんですけど・・・。

そんな私を慰めるようにきれいなキヌガサソウ発見!


どちらに行くのか分からなくなって、取りあえず白馬岳に行くのではないからと朝日小屋の方面に歩き出しました。
2~3分歩くと、向かい側から二人の女性登山者が来ました。

「どちらから来たんですか?」
と聞きましたら
『朝日小屋からですよ』と答えます。
「えっ、何で?私も朝日小屋から朝日岳に登ってここに来たんですよ!」
『どちらへ行かれるのですか?』
「蓮華温泉に下るんです。」

『こちらは蓮華温泉に行く道ではないですよ。
あなた!蓮華温泉と反対側の道を降りてきちゃったんですよ!

「えぇ~~~っ!」

その方たちは親切に地図を出して私に説明してくれました。

昨日の、雪倉を越え朝日岳との分岐、水平道の入り口に下ってしまったのです。



ショックで頭が真っ白になっている私・・・。
どうしたらいいのか・・・。

『朝日小屋に行っても2時間かかるし、朝日小屋にもう一泊するか。でも山頂に登り返して今日は蓮華温泉に泊った方がいいわよ。温泉もあるし。』
と言ってくださる。

「コースタイム1時間40分だから私なら2時間かかっちゃうな~」
途方にくれながらも、とにかく歩きださなきゃならない。

「じゃあ、頑張ってまた朝日岳に登ってから蓮華温泉に下ります。」
とお二人にお礼を言って、再び朝日岳に登り始めました。

まったく何てことだろう!
本当に泣きたくなってしまいました。
登りの苦手な私は早くは登れません。
急ぐと怪我も心配。
こんな時は落ち着かなくては!と自分に言い聞かせます。

小屋の朝食も食べず早発ちして、時間に余裕をもって蓮華温泉に下り、ゆっくり温泉に入ってから帰ろうと思っていたのに・・・。

それでもコースタイム1時間40分の登りを1時間15分で登り返しました。
山頂には当然ですがもう誰~もいません。
小屋食組もとっくに下山しています。

こんな時こそ落ち着かなくては!
何とか夕方までには蓮華温泉には着けるだろう・・・。
少し休憩して前日買っておいたオレンジジュースを飲み、気持ちを立て直して下り始めました。

何で間違ってしまったのだろう?
これは後で撮った写真ですが、標識もありました。

こちらにも。



改めて山頂方向から見て、
木道が続いている道を足元だけを見て真っ直ぐに歩いて行ってしまったのだと分かりました。
ここで左に折れていかなければならなかったのに、道標には全く気が付きませんでした。
足元だけ見て道を間違えるのって、これまでも私はよくありました。
だから気をつけようといつも思っていたのですが。
ほかに誰かがいれば、そっちじゃないよ!と教えてもらえたのでしょうが、一人だと気が付かないまま。
単独行の危うさ!


山頂に登り返しながら、
誰かが間違って下ってきたら、こっちは違いますよって教えてあげようと思ったけれど
ほかには誰も間違えた人はいなかった・・・。

そしてあのお二人の女性に出会わなかったら!
私はあのまま、また朝日小屋に向けてあのアップダウンの水平道を歩いて行ったでしょう。
多分、さすがに覚えのある道と気がついていたとは思いますが。


幸い、思っていたより早く下ることができて、温泉で汗を流すぐらいの時間があり
予定のバスに乗って帰ることが出来ました。

でもせっかくお花畑満喫の素晴らしいコースを歩いてきたのに
最後にこんなヘマをやってしまって、かなりショックで
それまでの登山の余韻も消え、しばらく落ち込んでしまいました。

4時15分に小屋を出て、蓮華温泉に着いたのは15時20分。
休憩含めて11時間歩きました。
自分でもこんなに歩けたことにびっくり。
それより、何ヶ所か崖沿いのトラバースがあったり滑ってしまったり木の根につまずいたり、疲れた足で場所が悪ければ遭難騒ぎになっていたかも・・・。
何事もなく帰れたけれど、今回のミスに大いに反省いたしました。




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白馬山荘から朝日小屋までのコースタイムは8時間。
写真撮影、休憩時間、のろのろ歩行等考えれば、10時間はみておかなくてはならない。
というより、果して歩き通せるのか?という不安の方が大きかった。
小屋到着が遅くならないように逆算して、早朝4時出発することにしました。
結局、軽く食事をして行ったので4時15分出発になりましたが、
山頂からのご来光を眺めようとたくさんの登山者が登り始めていました。



今日もお天気の予感!
雲海の上に剱岳も顔を出しています。


しかしご来光は残念ながら雲に邪魔され・・・。


白馬岳を越え、三国境(新潟、富山、長野の県境)まで戻り、
いよいよ雪倉、朝日岳を目指します。


ザレた斜面にコマクサ発見!
良く見ると斜面のあちこちにたくさん咲いていました。
でも登山道からは離れているので写真がうまく撮れません。


秋の花、トウヤクリンドウ、タカネマツムシソウがもう咲いていました!

タカネマツムシソウはたくさん咲いていました。


ミヤマコゴメグサ
道中たくさん咲いていました。。


前方、鉢ガ岳山腹に登山道がつけられ、斜面は一面のお花畑!


チングルマとアオノツガザクラのお花畑。





ミヤマキンポウゲやミヤマキンバイ、ハクサンコザクラも!
ガスが出てきてしまいました。
それにしても写真下手くそ~!






ガスっている上にボケボケでごめんなさい。
とにかくお花畑がすごい!
山の斜面いっぱいに広がります。


タカネイブキボウフウ

いよいよ雪倉岳の登りです。




シロウマアサツキ


タカネバラ

来た道を振り返る。
残念ながら白馬岳には雲がかかってしまいました。三角の山は旭岳。


雪倉岳山頂に到着です。
あっという間にガスに包まれ、何も見えなくなってしまいました。残念!


雪倉岳の下りは長い!大きな山だな~と実感。
ザレた道をジグザグと下ります。
ぐんぐん下ります。
そちこちの岩や石の間にお花が咲いています。



クモマミミナグサ?


ハクサンシャジンやカライトソウ


シモツケソウ


タカネナデシコ


ニッコウキスゲもまだ咲いていました。


タテヤマウツボグサ


クルマユリ


ミヤマダイモンジソウ


ミヤマムラサキ?


ウメバチソウ

ようやく雪倉岳の下りが終わり、水場に到着しました。
またゆるゆると登ります。


赤男山の斜面。ツバメ岩?

ガラガラの岩屑の斜面で崩れてきそうです。

ようやく小桜ヶ原に到着しました~。
木道の道。ホッとします。

チングルマ

そしてハクサンコザクラ!
いっぱい!
そして元気です!









ミヤマツボスミレもたくさん咲いていました。


モミジカラマツ


何と!水芭蕉も咲き残っていました。


そして、ここが朝日岳と朝日小屋に直接行く水平道との分岐・・・。
明日、蓮華温泉に下山の時、朝日岳に登るので、水平道を行きます。
水平道といってもかなりのアップダウン・・・。
朝日小屋まで2時間のコース。

クラブ何とかさんらしい団体さんも・・・。
途中雪渓も少し残っていますが問題なし。

ようやく朝日小屋が見えてきました~!



この日の小屋は満員でした!
予約なしのお客は別棟の小屋に案内されました。
このコースはそれほど登山者がいないと思っていたのだけれど、
やはりお花の季節はみんな歩くのですね~!びっくり。
お花のない時期は歩くのもちょっと厳しいかも・・・。

そして朝日小屋の女ご主人は、飾り気のない率直な人という印象。
お世辞やお愛想はないけれど、美味しい食事や気持ちの良い布団でもてなそうという心が伝わります。
夕食は本当に美味しかった!

さて、最終日も早立ちして余裕をもって下山し
蓮華温泉でゆっくり温泉につかって帰るつもりでしたが・・・。

今日のコースも長いので朝食は食べずにお弁当をお願いして4時過ぎに出発です。
歩いているうちに明るくなってきます。
昨夜の予報では雨が残るらしかったが、ガスっているけれど雨は降っていませんでした。
一瞬だけ白馬岳が見えました。


山頂でお弁当のおにぎりを一つ食べました。
けっこう大きいおにぎりで、これがお腹にたまりすごく頑張れました。


山頂を後に下山です。

ガスっています。
早立ち組の最後になってしまいました・・・。



ジグザグとつけられた下りの斜面にお花が散りばめられています。
本当にお花が多い!


白高地。雪が残りハクサンコザクラがたくさん咲いていました。

湿地帯はぬかるんでとても滑りやすいです。
一回は見事に尻もちをついてしまいました~。
他にも木の根、濡れた岩や石、木道・・・。
何回か滑りました。


ムシトリスミレ


オヤマリンドウ

花園三角点が見えてきました。


花園三角点。

気持ちの良い場所です。

この後、樹林帯に入ってから少しパラついてきたのでカメラは仕舞ってしまいました。
かなり悪路もあり、川や橋などちょっとわかり難い場所もありましたが無事下山。
温泉に入って帰ってきました。





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去年、もう最後の機会かもと挑戦したロングコース。
残念ながら台風で途中敗退。
今年はそのリベンジで念願だった雪倉、朝日岳を縦走してきました。
お花三昧の素晴らしい山旅でした。

コース
一日目 栂池~白馬乗鞍岳~白馬大池山荘(泊)
二日目 白馬大池~小蓮華山~白馬山荘(泊)
三日目 白馬山荘~三国境~雪倉岳~水平道~朝日小屋(泊)
四日目 朝日小屋~朝日岳~五輪尾根~蓮華温泉

健脚の方なら一日目二日目をまとめて歩けるのだけれど、軟弱な私にはちょっと無理。
三日目四日目がロングになるので体力温存、写真を撮りながらゆっくり登ることにしました。

今回もムーンライト信州号で栂池入り。
ゴンドラそばの登山相談所に登山届を出します。
相談所のおじさんの言うには、『ちょっと湿った風が吹いているから今日あたり危ないよ』ということでした。
お天気もだんだん安定してくるということでしたが、少しずつずれてきていて、
この日はガスで前のゴンドラさえ見えない状態。
出来れば昼過ぎごろまでには小屋に着きたいので、今回は自然園は見ないですぐに登りにかかります。

白馬乗鞍岳への登りは大きな岩や石で相変わらず歩き難い。
天狗原に着くころには時折晴れ間も覗いたりしましたが、大体がガスの中でした。


そういう時はお花が慰めてくれます。


ミヤマツボスミレ       タテヤマリンドウ


ツマトリソウ


オトギリソウ


イワカガミ     オオヒョウタンボク


ジムカデ

白馬乗鞍岳到着。
周りはほとんど見えず残念。



ソバナ

白馬大池山荘が見えてきました。


池のそばの斜面にはまだチングルマがきれいに咲いていました。



大きな花はあまり目が向かないのですが、よく見ると細かい花がたくさんついてとても可愛いです。

予定通りお昼ちょっと過ぎ、大池山荘に到着。
やはりお花の時期は混む!
一部屋6人で、と言われましたが、結局4人グループの人たちと私とで5人でした。
この方たちとは行程が同じでした。

夕食はカツカレー。去年と一緒でした。


二日目。
今日は確か晴れの予報。
去年は小雨がパラついてほとんど写真を撮っていなかったので楽しみでした。

朝露がびっちりです。

チングルマ


ハクサンコザクラもまだ咲いていました。
でもちょっと遅かったみたい。


ピーカンです。
明日行く山が見えます。


リンネソウ

コマクサがまだ咲いていました!


素晴らしいお天気です。


山の中腹に雲がかかっています。

鹿島槍、五竜、唐松岳。

左に八ヶ岳、中に南アルプス。


編笠山の向こうに富士山も!


栂池自然園も見えました。


お花がいっぱい咲いています。

ホソバツメクサ


チシマギキョウ


ミヤマアズマギク

大雪渓が見えてきました。
槍ヶ岳も剱岳もちょっこし顔を出しています。



ウサギギク



白馬岳が見えてきましたが、これから小蓮華山を越えねばなりません。



ヒメクワガタ


ミヤマクワガタ

何と!ウルップソウがまだ咲き残っていました。
花の終わってしまった株がたくさんありました。



タカネツメクサ


イブキジャコウソウとシコタンソウ


シコタンソウ
初めて見ました!


ハクサンフウロ


タカネシオガマ


ヨツバシオガマ(クチバシシオガマ?)


イワギキョウ


ミヤマリンドウ

白馬山荘に到着し、宿泊手続きをしてから去年食べなかったケーキセットを食べ、
また下にお散歩に行きました。
きっとハクサンコザクラが咲いているはず・・・。

わりときれいなコマクサが咲いていました。



タカネヤハズハハコ

ハクサンコザクラ咲いていました~。
大池より元気がいい。
去年よりいっぱい。



ツガザクラ


ハクサンイチゲがまだきれいでした。


コバイケイソウ
今年は数は多くない感じ。


杓子岳、白馬鑓ヶ岳
昼前ごろからガスってきてしまいましたが夕方になって晴れてきました。

白馬山荘は単独女性ばかり5人で一部屋でした。
このうち私を含め三人が同じ朝日岳コース。
このコースを行く人はあまりいないと思っていたけれど、かなりいるみたい~。

白馬山荘はたくさんの人でした。
夕食はカツ!
続けてカツというのも・・・。
でも美味しかったですが。

お花の報告ばかりになってしまいましたが、後半のコースはまた後ほど・・・。
(つづく)



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連休明け20日、21日と、会津駒ケ岳に行ってきました。

平日登山の困るところは、交通機関が本当に不便なことです。
夜行のバスも電車もありません。
浅草発朝一番の会津高原尾瀬口方面の直通電車に乗るためには、
最寄りの私鉄の始発では間に合わず、早朝タクシーを予約し少し離れたJR駅の始発に乗ることにしました。

会津高原尾瀬口で降りると、登山客が10数名います。
連休を避けて行こうという人はやはりいるものですね~。
しかし、会津駒ケ岳登山口でバスを降りたのは、二人。
ほとんどの人は尾瀬(燧ケ岳)に向かうようです。

コース
会津駒ケ岳滝沢登山口~水場分岐~駒の小屋(泊)
~会津駒ケ岳~中門岳~駒の小屋~大津岐峠~キリンテ

バス停から登山口まで林道歩き40分。
途中道標に従って「近道」の山道に入り、再び林道に合流。
30分で着くことができました。
程よいウォーミングアップになりました。


車があればここまで来ることができます。
駐車場には自動車が20数台停まっておりました~。

いきなりの急登です。
木の根が張り出したり、大きな石や岩。
おまけに11時歩き出しは直射日光が暑く汗びっしょり。

ブナの林の緑がきれいです!

トンボがいっぱい飛んでいました。


お馴染みのお花ですが、やはりカメラを向けてしまいます。

マイズルソウ


イワカガミ


ミツバオウレン


アカモノ


ゴゼンタチバナ


チングルマ

水場分岐からしばらくすると稜線が見えるようになってきました。
苦しい登りも景色が開けてくるとまた力が湧いてきます。
それにしても暑い!

ようやく稜線上に小屋が見えてきました~!


しかし、近いようで遠い。
なかなか着きません。


もう少し!


ようやく駒大池に到着しました~。
駒の小屋はこのすぐ上にあります。
もうバテバテです。
そういえば、前回の山から何時の間にか1ヶ月近く経っていました~。

駒大池と会津駒ケ岳。
お目当てのハクサンコザクラ!
雪解けが遅く、駒大池でようやく開花とか。


しかし、ここのハクサンコザクラは色が濃い!





駒の小屋に宿泊手続きをします。
駒の小屋は完全予約制で30人の定員以上は泊めません。
この日の宿泊客は12~3名?
そして寝具はあるけれど素泊まり。
食事は自炊です。
私はいつも小屋泊りですが、自炊をしたことがありませんでした。
今回は1日ぐらい粗食でも我慢しようと、大した食料は持っていきませんでした。
他のパーティーが豪華に宴会でも開いていたらちょっとミジメかな~、と心配しましたが
この日は団体さんも無く、それぞれが気ままに静かに食事をしています。
ちょっと風はあったけれど、ベンチに出て火を焚き、
景色を見ながら食べる夕食はすごく新鮮でした。

夕方はガスが出て残念ながら星は見えず。
翌朝のご来光はどうかな?と心配しましたが、
素晴らしいお天気に恵まれ日の出を見ることができました。

東側、那須連峰の方面から日が昇ります。


標高が低い(2055m)せいか、いつも山小屋に泊ると起こる頭痛がなく
わりとよく寝られました。

軽く食事をして会津駒ケ岳山頂と更にその先の中門岳を目指します。


会津駒ケ岳山頂。
燧ケ岳がよく見えます。

中門岳に向かいます。
北側に下ると中門岳への気持ちのよさそうな道が続いています。


周りの山々が海の上に浮かぶ小島のようです。


どこを撮っても絵になる景色。


山頂からもうこんなに歩いてきました。
案外距離があります。


池塘の周りにはハクサンコザクラ、ワタスゲ、イワイチョウ。



イワイチョウ
葉っぱがたくさんありましたが、全部花が咲くわけではないそうです。


ハクサンコザクラはもっとわんわん咲いているのかと思っていましたが、
今年が不作なのでしょうか。
小群落があっちこっちにあるという感じ。

小一時間で中門岳に着きました。




もう少し先まで木道が続いています。
15分ほどでぐるりと一周できます。
ここまで来ると会津の山々もよく見えます。


燧ケ岳と至仏山の間に尾瀬ヶ原(白くなっているところ)も見えました。

中央の山は武尊山。

いつまでもここでまったりしていたい気分ですが、そうもいきません。
初めの予定では御池に下りるつもりでした。
駒の小屋から5時間のコース。
車で来る人が多いせいか、ピストンでまた滝沢登山口に下る人がほとんどです。
でもせっかくだから稜線歩きをして下ろうと思い、それにはあまりのんびりもできません。

駒の小屋に戻り、もう一度腹ごしらえをして出発しました。

男体山            日光白根山


燧ケ岳         至仏山



タテヤマリンドウ


ワタスゲの道。


会津駒ケ岳を振り返る。

大津岐峠に到着。


日光の山々や燧ケ岳を見ながら歩けるコースですが
小さなアップダウンがけっこう足に来ていました。
おまけに今日も暑い!
御池に下りるにはまだこれから4時間近く歩かなくてはならない。
ここからキリンテには2時間で下れる。
早朝こそ涼しくて快適でしたが、暑くてあつくて500mlのペットボトルを
もう半分以上飲んでしまいました。
これでは途中で水も無くなり絶対バテてしまうと思ってキリンテに下ることにしました。
もう十分山々の景色も堪能したし・・・。

キリンテからピストンした同宿の奥さんが
この道はとても歩きやすくていい道だと言っていました。
本当に、木の根の張り出しや大きな石、岩のほとんどない、いい道でした。
そして会う人もほとんどいません。
稜線で一人とすれ違い、下の方でランニングの人に追い越されました。
急なところもほとんどなく、なだらかで落ち葉の足にも優しい道でしたが、一ヶ所倒木でカープの道がふさがれたところがあり、手前に踏み跡がついています。
その代りに道のりは少し長くなりますが、
それでも大津岐峠から下山2時間かからず登山口に着きました。

沢に合流。
冷たい沢の水で顔と手を洗いのどを潤し、生き返りました。

小さな橋を渡ると5分ほどで国道に出ました。

キリンテのバス停はここから左(下り方面)へ少し歩きます。

会津高原尾瀬口駅から4~5分の場所に立ち寄り湯があるのを見っけ~。
二日間の汗をさっぱり流して帰ってきました。




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今の時期、雪解けを待って山は次々と色々な花を咲かせます。
でもこの梅雨の時期は、天気が悪かったり晴れても都合が悪かったりで、
中々山へ行くチャンスがありません。
たまに晴れ間があっても、すぐに出掛けられないのが主婦の悲しい所。
じりじりと焦るばかり。

ようやく梅雨の晴れ間の金曜日、日光白根山に行ってきました。
日光白根山はアプローチに時間がかかり、これまで中々行く機会がなかったのです。
本当は前日に丸沼高原に泊るなりすればよいのですが、
時間節約と急遽決めた山行なので日帰りで行ってきました。
が、時間にゆとりが無くきつい山行となりました。

上越新幹線で上毛高原まで行きます。
そこからバスに乗り鎌田まで。
鎌田からタクシーで丸沼高原まで行きました。(4740円)
ゴンドラに乗り山頂駅に着いたのは10時半。
帰りのゴンドラは4時半が最終なので、6時間でぐるりと周ってきます。

コース
ゴンドラ山頂駅~避難小屋~日光白根山~五色沼~弥陀が池~避難小屋~山頂駅



ゴンドラで山頂駅まで15分かかります。
眼下に丸沼、大尻沼。
お天気もまずまず。
もうちょっと良いかと思ったのだけれど・・・。


レストハウスの前はロックガーデンになっていて、シラネアオイが咲いていました。
何とかシラネアオイに間に合ったのですが、日差しが強くお花が可哀そうでした。
7月にはコマクサでいっぱいになるようです。

レストハウスの裏手に二荒山神社のお社があり、
その林の中にシラネアオイがたくさん咲いていました。



直射日光がささないので、こちらの方はまだ元気でした。

林の中のなだらかな道を行くと前方に白根山の山頂が見えてきます。


避難小屋の先の七色平。

快調に歩けてる?
地図上では1時間のコースタイムだったけど35分で来ました。
このコースタイムは本などによっても少し違っています。
でも案外早く着いたので、地図の時間より短めに歩けるのかしら~と思ったのが間違いの元。
あとで悲惨な状況に・・・。

林床に咲く花。

コミヤマカタバミ


ヒメイチゲ

日当たりの土手には

イワカガミ




ミツバオウレン

マイヅルソウは蕾が可愛らしく、おもわずパチリ。


森林限界を越え、山頂が見えてきました。


日当たりのよい草の斜面には



キバナノコマノツメ

山頂への登りは、砂礫で滑りやすく歩き難いです。

ゴンドラ山頂駅が見えました。
至仏山と越後の山々。



コメバツガザクラ




ようやく山頂に到着しました。
360度の眺望です。

真ん中に燧ケ岳。右手は会津駒ケ岳。
左は平ヶ岳と越後の山々。


中禅寺湖と男体山。
だんだん雲が空を覆ってきてスッキリとは見えません。
やっぱり山は朝のうち・・・。


眼下に見える五色沼を周って下ります。



ミヤマキンバイ


ツガザクラ


サクラがまだ咲いていました。何ザクラ?


ダケカンバの林。
コバイケイソウの葉がいっぱい。




日光白根山のシラネアオイは、鹿に食べられ数が少なくなってしまって
群生地は鹿避けの柵で保護されているそうです。
そしたら、山頂から下りきった避難小屋の傍の草地で鹿を見つけました。

一度は私の鳴らす鈴に驚いてパッと逃げましたが、
人間だとわかって?私がそばを通ってもむしゃむしゃ食べています。
これでは花も堪りません。

五色沼に到着。
五色沼にも2頭の鹿がいました。

最初の避難小屋まで早く着いたので、五色沼まではどのぐらいで行かれるか?と思っていたら
滑りやすい急な下りで慎重になったためか、思いのほか時間がかかってしまいました。
林の中には残雪も残っていました。




五色沼から五色山に向かって登り途中の分岐から弥陀が池に行こうと思って登り始めたら
すごく急で途中で道が分からなくなったりして元に戻ろうとしたり・・・。
急な登りに足がだんだん動かなくなってくるし、
早くしないと時間が無くなってくるし。
登る時間にしてみればほんの15分ほどなんだけど、心身疲れて何十分も経ってしまった気分。
こちらからシラネアオイが保護されている場所が見えるというのでこちらを周ったけれど、
結局遠くて何も見えず、ただ時間を無駄にしただけ。
直接弥陀ヶ池に行けば良かった・・・。

ようやく弥陀ヶ池に着きました~。

ここで残り時間ちょうど一時間。
果してゴンドラに間に合うのか?
案内板を見れば最初の避難小屋まで40分と書いてある!
しかし、地図には5分+20+10分と書いてある。
合計すれば35分で5分しか変わらないのだけれど、
私の中ではえらい違いに思えて、これでは間に合わない!と思ったら頭がパニック状態に。

弥陀ヶ池のそばにもシラネアオイの保護されている場所があるということだったが、
それどころではなくなってしまいました。
とにかく急がなければならない。
登りは辛く、下りは小走り。

もし間に合わなかったら・・・
無理を言ったらゴンドラ動いてくれるかしら・・・
ダメだったらレストハウスの中で一晩過ごさせてもらおう・・・
じゃなきゃ下まで1時間20分かけて下りてタクシー呼ぼうか・・・
残雪の道もあり、誰もいない林の中色々考えながら後悔ばかり。

いつまで続くかと思った下り坂が平坦になり、「七色平へ」という案内板を見つけ少し行くと
そこは往きに来た避難小屋のあった場所。
30分で来れました~。
あとは往きの道を帰るだけ。
登りで35分だったから下りなら間に合うだろうとほっと一息。
5分前に到着し無事ゴンドラに乗って帰ることができました~。


レストハウスそばに植えられているクロユリ。


山頂駅展望台には足湯もあり、早く着いたら足湯に浸かろうなんて考えていたけどとんでもない!
時間的に無理ならば日光湯元に下りることも考えたけれど、
何とか歩けそうとゴンドラ駅周回コースにしたのですが
やっぱりもっと時間に余裕のある計画を立てて山に登らなければ!
ただでさえ他人より歩くのが遅いうえ、カメラに時間をとられるし。
焦りが遭難を招くこともある。
コースタイムぎりぎりではなくもっとのんびり歩けるように計画しなければと
大いに反省しました。





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シロヤシオが見たくて5年ぶりに檜洞丸に行ってきました。
時期的にはちょっと遅いかなと思ったのですが、
山頂付近と犬越路までの稜線は満開でまだまだ大丈夫でした。

小田急線新松田駅から出る西丹沢行きのバスは増発便も出てました。
西丹沢自然教室に到着すると路肩にはずら~っと駐車の車がすごい数です。
大勢の人がシロヤシオ目当てに檜洞丸に登ります。

コース
西丹沢自然教室~ゴーラ沢~檜洞丸~犬越路~用木沢出合~自然教室

道標に従い薄暗い沢道に入ります。
すぐにジグザグと急な登りとなるが、まもなく山腹の巻き道を緩やかにアップダウンし
4~50分でゴーラ沢出合に到着。

以前は沢に橋(板?)が掛かっていたが何も無く、濡れないように石伝いに沢を渡ります。

明るいゴーラ沢で一息入れ、ツツジ尾根の急な登りに取りかかります。
昨日は気温も高く、暑くてしんどかった・・・。

展望園地に到着~。
晴れとはいっても空は白っぽく霞み、残念ながら富士山は見えませんでした。


以前来た時は、展望園地から30分ほどのところからシロヤシオが現れたのに
今回は咲いた形跡もありません。
山頂はまだ大丈夫らしいと聞いていたけど、どの程度の花の付きなのだろう?
とちょっと心配になりました。

ツツジのないツツジ尾根の急登ですが、時折爽やかに吹く風が涼しくて気持ちいいです。
コース中ほとんどブナなどの自然林で、きれいな緑に包まれ素晴らしいです。

そろそろ上から戻ってくる人たちもいます。
「山頂付近できれいですよ!」と教えてくれました。


クワガタソウがあちこちに咲いていました。

ミツバツツジもチラホラ咲いています。
1時間ほど登った頃、ようやくシロヤシオが見え始めました~。



びっちり花が付いている木も何本かあって見事でした。






シロヤシオの白い花は本当に上品で素晴らしいです。

山頂付近の新緑は緑も明るい。


山頂は相変わらずたくさんの人で賑わっていました。

犬越路への稜線はまだツツジは咲いているだろうか?
けっこう悪路だった覚えがあるけれど・・・。
山頂直下は以前はザレザレで滑りやすくてちょっと怖かったけれど、
整備されていて階段になっていました。
新しい階段が作られている場所もありましたが鎖場3ヶ所、
木の根や石に乗っかると滑りそうで慎重に下りました。



稜線はすでに終わりかけもありましたが、まだまだきれいでした。

びっちり付いています。


花も元気です。

こちらの尾根はトウゴクミツバツツジがたくさん咲いています。
とっても鮮やかなピンクです。






少し標高が下がるとヤマツツジ。
まだ蕾がたくさんです。


マイヅルソウがチラホラ咲いていました。


犬越路避難小屋が見えました。
ようやく悪路から解放されました~!



しかし、犬越路からの下山も急です。
いい加減足が疲れてきました。
5年前に比べ、やはり体力的に少しきつくなったかな~と感じました。

以前はもう少し早い時期に来て、ツツジ尾根の中腹辺りが満開で
山頂や犬越路への稜線は蕾が多かったけれど
今回は少し遅くて心配だったが、
山頂付近のまだまだたくさんのきれいな花を見られて本当によかったです。


帰りも臨時のバスが出て、定刻より少し早めに出発してくれました。




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ようやく新緑の山歩きに行くことができました。
平日ということで、あまり人の入りそうでないところは怖いので、
御岳から大岳山に行ってきました。
この前行ってから一月のうちに、当たり前ですけど山はガラリと変わりました。
本当に木々や草花の生命力はすごい。
山が力強く生きているということを感じます。
そういえばこの2年ほど、新緑の山を訪れることができなかった・・・。

通勤客の迷惑になりながら小さくなって乗っていた電車を、
青梅線に乗り換えた途端どこからともなく集まる登山客。
やっぱり平日でも高尾や奥多摩は人が絶えることはない。

コース  
御岳平~ロックガーデン~大岳山~鍋割山~奥の院~御岳平

ケーブルカーはほどほどの乗客。
富士見園地の土手にチゴユリが咲いていると聞き、右手からぐるりと周って行くことにする。
たくさん咲いていました~。




ツボスミレ?



大塚山まで足を伸ばそうかなと思ったけど、
ヤマツツジ?ぐらいで他にお花が咲いているようにも思えなかったので目的地を目指します。

宿坊の集まるところの土手にも春の花が咲いています。

セリバヒエンソウ


クワガタソウ


カキドオシ


ミミナグサ?


ツボスミレとヒメレンゲ

ヒメレンゲはロックガーデンにもいっぱい、チゴユリもあちこちに咲いていました。

奥の院のシロヤシオツツジも見頃と聞き、どのようなコースで歩こうかと思ったけれど
ロックガーデンをゆるゆると行くことにしました。
途中で賑やかな子供たちの声。
地元の小学生の遠足だったようで、七代の滝の方から登ってきました。

ロックガーデンは緑も濃くなってきています。



ラショウモンカズラ


ヒメウツギ?


ヒメレンゲ


クワガタソウ

正に緑のシャワーを浴びているようです。


綾広の滝



オトコヨウゾメ?


ガマズミ?


トウゴクミツバツツジもちらほら。

数年ぶりの大岳山。
山頂への登りが急だったけど、あとはほとんど印象に残っていません。
滑りやすい露岩の道だからか鎖も取り付けられていて
前に来た時もこんなだったかしら~とびっくり。
大岳山荘も現在は無人になって、展望台は閉鎖、トイレが建てられていました。(トイレは前からこの場所にあったかな~?)

山頂に到着。
それにしても暑い!
日陰を見つけて休みます。



山頂直下にシロヤシオツツジが一本咲いていました!
木のそばまで行かれなかったのですが満開で、
これを見たら奥の院のシロヤシオは見なくてもいいから
鋸尾根を奥多摩駅に下ろうかと思いました。


そしたら今度は足元に斑入りフモトスミレ!


どちらに下ろうか?
まだ迷っていました。
でも、この斑入りフモトスミレを見つけて満足し、
鋸尾根でなく奥の院のシロヤシオを見に行ってみようと元来た道を戻ることにしました。

芥場峠から鍋割山~奥の院へ。
左手は雑木の林だが右手は植林帯。あまり展望のない尾根道です。
花もほとんどありません。

と思ったら、足元にフモトスミレ!
斑入りも斑入りでないものもありました。


スギゴケ?と仲良く共生。

奥の院のシロヤシオは残念ながらもう終盤で、ずいぶん花が散っておりました。
がっくり~。
フモトスミレがたくさん見られたから良かったけれど・・・。



御岳平の鮮やかなツツジ。

展望台のベンチの藤の花が見事でした。写真は失敗・・・。
昨日は暑さで疲れてしまい、藤棚の下で少し涼んでから帰りました。




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ゴールデンウィークの混雑も何のその!
みんなが出掛ける時には自分だって行かなきゃ損、とばかりに頑張って行ってきました~。

今回は、りんごのほっぺさんの先日の八方の記事に刺激された?訳でもないのですが、
八方尾根から唐松岳に登ってきました。

八方尾根は急峻な場所はほとんど無く、
残雪期の心配といえばあのなだらかな尾根でホワイトアウトになった時、
間違った方向に行ってしまうというケース。
尾根で突風に煽られて滑落。
そして気温が緩んだ時には雪崩の心配。
・・・これは冬季はトラバースしないで尾根に沿って登るのでほぼ大丈夫だろうと。
行くについては、ホワイトアウトや突風で危険を感じたら引き返すと決めて出掛けました。

夜行ムーンライト信州号は2日の出発まで。
当日の指定席購入でしたが、運よく隣が空きの座席が一つ残っていました~。
グループでない人はみんな一人ずつ座りたいので、窓側から埋まっていくのです。
2年ぐらい前から信州号はレディスカーが無くなってしまい、
知らないおじさんと隣り合わせになったらイヤだな~と思っていたので、良かったです。
でも久しぶりの夜行だったせいか、ほとんど寝られませんでした。
時間とお金の節約山行はもういい加減にしたいと思うのですけれどね・・・。

さて、
早朝5時40分、駅に着いたはいいけれど、八方のゴンドラは8時からというので、
早く到着しても寒い中外で待つのも嫌なので、駅の待合室で臨時のバスを一つ見送る。
更にバスターミナルで朝食を食べ、
そろそろ行ってみようかということで7時ごろゴンドラ乗り場到着。
びっくり~!
スキーヤーやボーダーがすでに長蛇の列!
夏とはずいぶん勝手が違っていました。
ゴンドラも7時半にお客を乗せて動き出し、15分ぐらいの待ちで乗ることができました。

ゴンドラを降りると右に白馬三山、左には五竜、鹿島槍がくっきり!
胸が高鳴ります。



少し薄い雲が気になります。
早く早くと気が急きます。

リフトを降り、八方池山荘から歩きだします。


1時間ほどで八方池に到着。
池はまだ雪の下。
不帰峰。

土の出ている部分もあります。

白馬三山。
白馬鑓ヶ岳    杓子岳   白馬岳       小蓮華山     白馬乗鞍岳


そして、鹿島槍ヶ岳、五竜岳。


ダケカンバの木々がお行儀よく並んでいます。

いつの間にか山の方から薄い雲が取れてきて、紺碧の空となりました!

下の樺を過ぎると急斜面。

なだらかに登ってきましたが、下の樺、上の樺それぞれ過ぎた所と丸山への登りで
急な斜面を登ります。
下山の時は5分で下れる場所ですが、登りは直登であえぎあえぎ登ります。

丸山への登り。


丸山到着。
向かい側に頸城山塊。
焼山  火打山     妙高山      乙妻、高妻山     黒姫山      飯縄山


不帰ノ嶮も五竜も大きく迫ります。




唐松岳(右)も間近に。


遠見尾根が長く伸びています。


ようやく唐松山荘の上に到着しました~!
剱岳とご対面です。

冬季ルートは山荘の脇の巻き道は通らず、尾根を詰めて山荘の裏のピークに出ます。

山荘で早速宿泊手続き。
すっかり疲れてしまって、もう唐松岳頂上は登らなくてもいい、そんな気分でした。
が、少し休んだら、まだ時間はたっぷりあるし空身なら頑張れるかも・・・と頂上を目指しました。

ようやく山頂です。
風が強いです。
剱に少し雲がかかってきました。


五竜岳。


黒部五郎岳       立山  別山     剱岳


不帰ノキレットの向こうに      白馬鑓ヶ岳    小蓮華山    白馬乗鞍岳


そして頸城山塊。

何時まで見ていても見飽きませんが、とにかく風が強い。
20分ほどで山荘に引き返しました。



ずいぶん日が伸びました。
唐松岳の肩に日が沈みます。


そして7時過ぎ。
まだ暮れ切らない時間。西の空にひと際輝く大きな星。何?金星?

暗くなるにつれ星の数も増えてきましたが、
とにかく風が強くて寒く、星撮りは途中で断念しました。


前日の満天の星は何?
翌日は朝からガスガスガス!
少し待ってみましたが回復の様子も無く、8時に山荘を出発。
トレースがはっきり残っていましたので、ホワイトアウトの心配なく下れました。




少しずつガスが薄くなってきていましたが、すっきりとは見えませんでした。
昨日あれだけのお天気だったから良しとしましょう。


下に下りれば八方は桜が満開。
山の上が寒かったのがウソのよう。





八方で立ち寄り湯に入りおそばを食べて帰りました。
帰りの特急は指定席は満席。
1時間も前から並んで何とか自由席の座席確保。

山梨の中央線沿いの木々の緑がまぶしく、とっても新鮮に感じました。
今度は緑のシャワーを浴びに行きたい・・・。





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「テレビでカタクリが咲いてるって。山に行こうと思って坂道をお花見しながら歩いたの。」
と実家の母が言う。
それじゃ母でも歩けそうな御岳山のカタクリを見せてあげようと思い連れて行きました。
カタクリを見るにはもう少し早い時期に行けばよかったのですが。

いちおう コース
御岳平~(リフト)~富士峰園地~大塚山手前~ビジターセンター~長尾平~御岳平

ちょうどお昼頃到着するように家を出ました。
年寄りを連れて歩くときは乗り物の座席確保に気を使いますが、
ほとんど座ることができたのでラッキーでした。

ケーブルカーに沿ってミツバツツジがたくさん咲いて鮮やかです。
あれは植えたのでしょうかね~。
晴れの予報でしたが、少し曇りがち。
富士峰園地まで歩いても大したことはないのですが、リフトで行きました。
私は初めて乗りました。
リフトはお客さんが来ると動きます。

早速カタクリ群生地へ。
咲いてはいますが思った通り、もうきれいに咲いている花はほとんどありません。
何とかまともに咲いている花を見つけて写真を撮りました。
母もちょっとガッカリ。
そのつもりがあったのなら、もっと早くに連れて行ってあげたのに・・・。



大塚山までなら行かれるだろうとお花を探しながら歩きます。
ミツバツツジが満開です。




ヤマザクラも咲いています。


土手にはスミレが。

エイザンスミレ

この前来た時には見られなかったアケボノスミレも咲いていました。




そしてとっても小さなフモトスミレ。
よく見ないと見逃してしまいます。


大塚山の手前の上り坂でリタイア。
引き返して今度は長尾平に行ってみることにしました。

こちら側にはマルバスミレ。
ほかにナガバノスミレサイシン、タチツボスミレ、カキドオシ、ニリンソウもまだ咲いていました。


長尾平の周辺もサクラが満開です。


展望台からの眺め。左手に日の出山。

もうちょっと晴れてくれるとよかったけれど・・・。
展望台の東屋で休憩後、ケーブル駅まで戻ります。
御岳神社は階段が多くてパス。

御岳山、御師集落を振り返ります。
「あの向こうから来たんだね~。」とちょっとびっくり。
坂はゆっくり歩きました。


御岳平から。
来た時より晴れてよい眺めでした。


ゆっくり歩いて3時間ほど。
このぐらいがちょうど良かったみたい。
母も久しぶりに”山登り”ができたと大喜び。
また連れて行ってと言われたけど、年々歩ける範囲が狭くなってきて悩ましいところです。



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当初雨の予報だった昨日。
前日になり「明日は晴れ」と言う。
これは! 
以前から桜の季節に是非行ってみたかった生籐山に行ってきました。

コース
石楯尾神社~佐野川峠~生籐山~醍醐丸~陣馬山~陣馬高原下

上野原から出るバスの時刻に合わせ家を出発。
平日なので八王子の乗り換えはごった返していたが、高尾からは空いていた。
平日でも中高年の登山者がちらほら。
上野原に下りたらやはり坪山へ行く人が多く、けっこうな人が並んでいました。
生籐山へは「井戸」行きのバスに乗ります。
座席が半分ぐらい埋まる程度の乗客でした。

石楯尾神社で下車。
神社の隅に簡易トイレがありました。
春色の山里。


杉林をジグザグと登ります。
所々間伐されているので割と明るい植林帯です。
土手にはスミレが!
スミレも散々撮っているのですが、やはりカメラを向けてしまいます。


    マルバスミレ                 エイザンスミレ


ナガバノスミレサイシン


タチツボスミレも団体さんでこられるとつい・・・


イカリソウも咲いていました。

佐野川峠から尾根道を30分ほどで甘草水分岐に到着。
桜が見頃でした!
東西に開けているけれど残念ながら富士山は見えず。




日本武尊にまつわる甘草水まで100mというけれど、行ってみようかどうしようか?
迷って結局行かずに先へ進みます。
先は長いし・・・。

かなり急な露岩の道を登ると生籐山山頂でした。
周りは雑木が邪魔をして見晴らしはあまりよくありません。
三国山の方が見晴らしは良いらしいけれど、地図で見たらすごく遠回りになりそうだったので
直接生籐山に登ったのです。
三国山にも行ってみればよかった。



生籐山からの下りもかなり急ですが、それが終わればとても気持ちのよい尾根歩きです。
が、ほとんどお花の姿は見られませんでした。


平坦な道が続いたかと思うと急な登り下りがあり
茅丸、連行山、醍醐丸とそのほかにも小さなピークがあり
陣馬山まで何度アップダウンがあったことか!
そんなに長い距離ではないけれどいいトレーニングになりました。

連行山への登り。


連行山。


連行山からぐ~んと下ります。
こんなに下ってまた登り返しが怖ろしい・・・。

やっぱり標高の関係でしょうか?
ようやく陽だまりでスミレを見つけました。

花も葉も丸いんですけど・・・。
マルバスミレ?
私の本にはマルバスミレは白いとあるのですが、交雑種かしら。
おにぎり型の葉もあります。


タチツボスミレ。あちら向いて整列してます。


イロハモミジ。紅葉みたいです。

醍醐丸に到着。

ここで少し遅めのお昼。
北側は開けているのですが、背中側に杉林で
連行山の方が明るくてよかった・・・。

尾根歩きの間中、ずっと御前山から大岳山が見えていましたが
雑木が邪魔をしていたのがようやくきれいに見えました。


生籐山から陣馬山に行くという人は数人いましたが、
陣馬山から来る人には一人だけ?他には会いませんでした。

醍醐丸からもぐんと下り、ようやく和田峠に到着です。
立派な桜の木があり、満開でした。


和田峠から林道を下山の道もあるのですが、陣馬山の桜も見たくて頑張って登りました。
階段の登りが足に堪えます。

陣馬山の桜もすでに散り始めており、あまり上手に撮れませんでした。




奥に御前山~大岳山。
手前の尾根は歩いてきた生籐山からの道。
小さなピークをいくつ越えてきたのだろー。


大山~丹沢の山々。

下山は陣馬高原下に下ります。
下り始めてすぐ、陽だまりの土手に鮮やかな紫のスミレを発見!
これは、ニオイタチツボスミレに違いない。
匂いをかげば何となくカホリがするようなしないような・・・?




中腹辺りから新緑がだいぶ進んできれいです。


下りながら見上げれば、ほんのり薄色の山肌と桜と新緑。


昨日は初夏のような陽気で汗びっしょりになりながら
アップダウンの激しい縦走でした。



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